さいきんテレビで流れている、スターバックスの缶コーヒーのコマーシャル。ディープ・パープルの Smoke on the Water を、ラテン風に演奏した曲が流れている。
「おっ」と思ったかたも多いとおもうが、誰が演奏してるのかとか出てないのでご紹介。
チリの「セニョール・ココナッツ」というラテン音楽バンドです。フィエスタ・ソングス (Fiesta Songs) っていうアルバムに入ってます。
ほかにも、マイケル・ジャクソンのBeat It!とか、シャーデーのSmooth Operatorとか、いろんな曲のカバーが入ってます。ちょっと面白い一枚。ぜひ聴いてみてください。
と、ベタなアフィリエート小銭稼ぎブログっぽいことをわざと書いてみたけど、Senor Coconuts はフツーの「ラテン音楽バンド」ではない。チリのバンドでもない。Atom Heartことウーヴェ・シュミット (Uve Schmidt) というドイツ人が一人でサンプラー駆使してやってる、バンドのシミュレーションみたいなものだ。
(でもライブではほんとにフルバンドでやってるので、シミュレーションのまたシミュレーションみたいなことになっている)
Fiesta Songsにはほかに、なんとジャン・ミッシェル・ジャールのOxygene IIのラテン風カバーという飛んでもないものも入ってます。でもこれ、原曲がすでに、前衛(当時)シンセ音楽のくせにマンボっぽいので、先祖帰りかもしれない。
ほかにも、クラフトワークのカバーアルバムとかYMOのカバーアルバムとかも出してるので、好事家ならぜひどうぞ。で、良ければ、さらに名盤中の名盤Pop Artificielleに進んでください。最近再発されたみたいです。
おっと、ニューアルバムが出てた。ボッサの名曲Corcovadoはさておき、EurythmicsのSweet Dreams, TELEXのMoscow Discow, PrinceのKissなんかもやってるんだね。