大津PAにて。琵琶湖をのぞむ。なかなか良い景色だ。だが、なんとなく銭湯のペンキ絵のような趣もある。
ふなずしに挑戦してみようと、元祖阪本屋というのを探して訪ねてみたのだが、定休日だった
近くのJR大津駅にあるみやげものコーナーでは営業していますというので、車はそのまま停めたまま、あるいていくことにする。ほかの同業店、というか町自体がお休みといった感じだ。日曜日だからだろうか。
商店街、どんよりとした暑さなのに、静かに風がふきぬけ、妙にしずかだ。人もあまりいない。ときおり、アーケードのむこうに見える交差点を、信号のある道路のうえを、もろに普通の電車が路面をはしりぬけていく。日本のいなかでありながら、でもいろいろな奇妙なお店やデザイン。老人たちばかりがゆっくりゆっくりとあるいていく。なんか白日夢のようだ。非常にシュールだ。かなりつげ義春っぽい気持。
ほかにも丸長で千枚漬けなど買って、ふたたび高速へ。
広島から京都あたりまでは av. 130km/h ぐらいで快速にきたのだが、うっかり大津市街をうろついているうちに、巻き込まれんでもいい地元の渋滞におつきあいすることになり、非常にかったるい。野生の勘で田園をはしり、バイパスで京都まで戻って抜けてインターにあがる。