五反田TOC

いい加減息子と娘の勉強机を見繕わないと。ということで、ディノスの直売展示会の券を知り合いからもらって五反田TOCにいく。

五反田TOCは、子供のころ親に連れていってもらったとき以来。Tokyo Oroshiuri Centerというぐらいで、親の仕事につきあわされて布地問屋や洋服問屋の店先でじっと一日中我慢していたという厳しい記憶しかなかったが、大人になって行ってみると、非常に昭和くさいというか、大阪とか名古屋テイストがあっておもしろい。ユニクロとか普通の飲食街もあって、一般人がフリでいっても若干たのしめそうだ。

こども用勉強机の展示をみる。いまはどれも木目ベースの品物ばかりで感心する。

僕が子供だったころの子供用勉強机というと、どれも真っ白だの真っ赤だの真っ青だののプラスチック製品で、全製品とも全面に「秘密のアッコちゃん」だの「仮面ライダー」だの「ウルトラマン」だのがでかでかとプリントしてあり、当時からそういう民放テレビだの子供向けドラマだのキャラクター商品が大嫌いだった僕にはゲロというしかなかった。
30年前の日本は、ほんとうに「日本製=悪趣味低品質」、「外国製=ハイセンスでハイクォリティ」だったのですよ。
とか思い出しつついろいろ見るが、それでも息子の選んだものと、おれと奥さんと娘の選んだものが食い違っていて、折り合いがつかない。来週まで持ち越し。

GRV1778

気分転換に、別のいわゆる家具の展示もいろいろ見る。
北欧系の家具とかいろいろみていると、やっぱ邸宅とか年収2,000万とかな生活ならこういうのをどんどん生活に取り入れられていいなぁとか思う。

展示の一郭で、なんかゲームっぽくオモチャっぽいBGVがかかっていて、走るクルマをむかしのテレビゲーム風に俯瞰でひたすら映しているもの。
なんともクセになる雰囲気があってついつい眺めていた。

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僕にはこのクルマがシトロエンBXにみえて、いやこれは、絵の具のシミがどれも裸の女性に見える人と同じ症状だろうと自己診断していたが、

ふと脇にあったDVDのジャケットをみたら、ほんとに、シトロエンBXを主人公にした伝説のBGV「GRV1778」だった。見るのはじめて。というか、前から興味はあったのだが、ぼんやりしていたら生産完了していて入手不能の幻の作品になってしまっていた。

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(2005/3/10付記:入手した。)