こどもの国

こどもの国

開園9時半。家を朝8時過ぎに出て、多摩センター経由で10時についたがもう駐車場は満車、けっこう離れた第3駐車場というところへ。

正門を入っていろいろ思い出す。自分はここには30年以上まえ、幼児のころにきたのだが、覚えているものだ。そのときは父が運転する、トヨタの新型車「カローラ」できたのだ。子供はコマーシャルから結構言葉を覚えるもので、ボンネットにのったおれが「隣のクルマが小さくみえまーす」をやっている写真がのこっている。

ここは、いい!とにかく広い。全体的に森と緑がおおく、空気がよく、敷地を広くつかっていて、実にマターリしている。遊園地というよりは公園だ。こどもたちがアスレチックに夢中になっているあいだ、親は緑と空気を吸ってのんびりしていればよい。うるさいバカ音楽も、キャラクターも広告も何もない。

みてみると微妙に乗物には宝くじ号とか、貸出し自転車の車庫は競輪の収益金からモゲとか、牧場は雪印の冠とかあるのだが、非常に控えめ (雪印の露出が控え目なのはまた別に理由もあるのかもしれないが)

安い。駐車場タダ。貸し出し自転車でサイクリングコース 1.6km 一周大人 150 円。ラーメン 200 円。入場料はそれでも大人 600円。

きょうは天気もよく、こどもたちと一緒に水遊びなど、非常にたのしい。

入口の説明をみてみると、ここは皇太子 (つまり今上天皇?)ご成婚記念につくられた遊園のようで、恩賜ぎみな感じ。で、中の遊歩道に設けられたトンネルの位置とか感じとか、山にうがたれた頑丈そうな鉄の倉庫扉などから想像していたとおり、ここももともと弾薬貯蔵庫だったようだ。

運営しているのは非営利組織のようだ。だてに .org ではなかった。いつまでもこのマターリ感を保っていてほしい。