地下趣味、ミリタリー、鉄、昭和初期、廃虚趣味、電波妄想、都市伝説、全部入り。ストライクゾーンを直球で狙われたような本。早川徳次といわれただけでキターというかんじ
書いてあることが本当かどうかはともかく、子供のときから地下鉄は大好きで、地下鉄のあの石灰質な香りと、地底のどこまでいくんだろうという、ながめているだけで下腹部がむらむら、どーんとくるところがあって、いくら旅行などで地方や海や山の自然に触れてきても、最後にやっぱり心が温泉につかったように安らぐのは、地下鉄だったり首都高環状線だったり、まぁ東京はおれのふるさとでもあるのでしょうがない。
「電波妄想」といっちゃあ作者に悪いかも。至極真面目にかかれていて、ただ文章と構成が悪くて読みとおすと疲れる。
帝都東京・隠された地下網の秘密〈2〉地下の誕生から「1‐8計画」まで (新潮文庫)
- 作者: 秋庭俊
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2006/05
- メディア: 文庫
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