要は、NAVI 編集長をやめて一年休んでいた鈴木さんが起こしたYet another NAVI. 副編集長だった今尾さんもひっこぬいたようだ。
なんか、ざっと読むと、エディトリアルしかり、NAVI まんまである。
「日本版 Wired!」が「サイゾー」になってもまんまじゃん、なのと似た感触をもった。
もっとも、「サイゾー」が「日本版 Wired!」と違ってもう全然コンピュータとかネットワークの雑誌じゃないじゃん、ってのとは違って、自動車雑誌のジャンルにはいちおう入っている。
でも、NAVI のプチブル性、しかも下手に左翼系の理論武装をしてるだけにタチの悪いソレが いっそう強化、なんだけど、もはや「ジドーシャ雑誌」のくびきから外れたポジションでやれてる、「臭かるべし」な雰囲気でやれてるので、前ほど見ていて「イタイ」感じはしない。
とはいえ、創刊号はご祝儀のつもりで買ったけど、もう、買わないなぁ。
ファッションショウとかブルガリの百万円の時計とか見るのも悪くはないが、そんなら「太陽」とか読んだほうが おもしろい。
DVD
がオマケについてるのがお奨めポイントかな。ただ、これほんと「オマケ」で、内外20社ぐらいのクルマの映像が入っているんだけど、プロモビデオの端っことか、撮影余りフィルムつーか、出したいけど著作権的に出せないとか、音声だけカットせざるを得ない、とかの事情はあるかもしれないけれど、あまりにも、家に帰って開けて後悔したデパートの福袋のようなしろもの
そのなかで Audi の A4, A6, TT のコマーシャルは出色。というか、すんばらしい。それぞれユーモアとペーソス、マジメヘン、そして感動路線だ。とくに TT の CF は、あの Macintosh の `1984' の 1/10 ぐらい感動できる逸品だ。これは大変な誉め言葉のつもりだ。
エグザンティアのプロモビデオ? もかなりよかった。とかいっていると、まるで ぼくの奥さんはとっても可愛いです、つってるみたいで ばかみたいだが、実際そうなのだからしょうがない、というのはさておき、あまりにも 他に入ってる映像が雑 & 汚かったのだ。
NAVI のプチブル性
そう、おれは昔 NAVI が大好きだった。心酔といいますかね。
しかし、ある日から「ふっ」と 憑き物が落ちたように 抜けた。
きっと、母校 (小〜中〜高校) の精神的呪縛から抜け出せたのと同じ頃で、心のベクトル的にも おなじことなんだろう。
一貫した教育というものは、確かにとてもいいものだとは思うけど、気をつけていないと、やはり、ある種 ゆがんでしまう危険性があるねー
このへん いろいろ 書きたいトピックはあるけど一歩まちがうと レイシスト的なはなしになってしまって あぶないので、いずれ。