エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス

攻めてて良かった!
途中少しダレたけど、狂気と愛と色彩とスピード。筒井康隆・今敏のパプリカの対偶。

いわゆるマルチバースは米国映画産業のしょうもないコンテンツ量産機構としか思ってないが、この映画でのそれは、まぁそういうことでいいじゃん、マルチバースいっとけばDQNアメリカ人も観にくるし。というB級SFのお約束大道具に過ぎない雑さで、ここはそうね、そんなもんでいいですよ。なんなら我々アジア系文化には輪廻転生って概念がある。黒いベーグルのかなたにも輪廻転生、いや虚無やリンボを感じる。力作。