ある日どこかで (Somewhere in Time)

スーパーマン映画で有名な、いまは亡きクリストファー・リーヴによるラブ・ロマンス。二十数年前の公開当時はぱっとしなかったものの、今やカルト的人気があるらしい。
原題 Somewhere in Time のほうがいい雰囲気をもってます。

ネタバレというほどでもないので説明してしまうと、タイム・スリップな恋愛映画。冒頭、大学卒業を迎えた主人公は、謎の老婦人に「また私のところに帰ってきてね」と声をかけられる。のち社会的に成功したものの、ちょっとした挫折で旅に出た主人公。いきあたりばったりに訪れたホテルで、美しい女性の肖像写真のとりこになってしまう。でもそれは、去ること七十年前にこのホテルで撮られた、ある若き女優の姿だった。

なんでそんなもんでタイム・スリップできるんだとつっこめばキリはないが、どう理屈をこしらえても、時間旅行自体が荒唐無稽なものであるから気にしてもしょうがないだろう。
とはいえ、筋があまりにもシンプルで直球すぎて、ちょっとこれではケータイ小説とか「恋空」を笑うことはできない。韓国あたりでリメイクすればいい感じにまとまるのかも。俺は見ないけど。