SIGGRAPH98取材でLas Vegas出張。
成田だと例の通関の混雑で面倒臭い、そこを箱崎経由だとここの空いてる窓口で通関済んじゃうから、やっぱ通はココっすよ、と乗りこんだが、案の定通関手続きを忘れてバスに乗ってしまい、結局成田で通関したという、なんじゃそりゃ。
相棒のねえさん。
成田に「行く」ぶんには、リムジンバスも案外時間通りに着くもんだ。
搭乗ゲートまで直通だし。
ってのは嘘で、運悪くバス経由で搭乗の NW 機であった。
あっという間にトランジット先へ。
たしかサン・フランシスコだったとおもうんだけど、忘れた。
待ちのあいだ、空港通路にあった「日本のデザイン展」みたいなのを観る。けっこうよかった。
ヤマハのシンセドラムとか、ハンディ・カラオケもある。
もちろん私の愛機 Libretto20 もある。
ってなわけでラス・ベガス到着。
ヒコーキから降りたら、即スロットマシンである。
降りたもなにも、座っていた座席から数十歩あるいただけなんであるが。
ホテルはルクソール。
原寸大のピラミッドがバカですばらしい。
夜はピラミッド頂上から超強力サーチライトが意味なく真上を照らす、のがロスからも見える。この中空のピラミッドのなかにはホテルの居住区、というか宇宙ステーションというか、ひとつの街がおさまっていてジャンボジェットが7台入るそうな。
中庭
廊下のひとつ
の、手前にあるエステティック・サロン
なんでもエジプト趣味。
私の部屋からは、隣のエクスカリバー(・ホテル)が目の前。
隣とはいっても、中央線快速の東京駅ホームから京葉線の東京駅ホームぐらいはあるので注意。2つ隣の建物へは、もう歩いては行けない。
一日中、へんに明るい妙な音楽が流れこんできて、 絶妙に神経に障る。ちょっと精神的におかしくなってしまった。水が合わなかったのか何なのか、全身にぽつぽつができて、強烈なかゆみで2秒以上じっとしていられず、原稿1行タイプしては寝て、タイプしては身悶え、の連続であった。これが数日。
例によって食い物は大味であるし、なにしろ観光地だから「ちょっと気の効いた地元のメアリーおばさんの晩飯屋」的なものもない。あるかもしれないけどクルマがないと何もできない。とにかくカジノ、カジノ、スロット、スロットである。もちろんここはそういうところなので、秋葉原ってパソコンだらけじゃんとか冬の苗場は雪ばっかとか文句たれてるようなもの。でも興味のない人間にはつらい。 それでも開き直って遊びまくればなんか開ける(ひらける)んだろうけど、仕事の取材で来てるんで、そうもいかない。ここに来るのは一回でいいなぁ…
もちろん競馬競輪カラオケとかゴーゴー、な方にはお勧め。 (べつにばかにしてるんじゃなくって、好みはみんなちがう、ってこと)
帰りはロスで一泊、車をゲットしてたのしく遊んだ。
しかし、ねえさん(美人)と二人で出張だと、どこの宿もことごとく予約と違う部屋割りで勝手にアサインされてしまうので、説明が難儀である。レンタカーも、金輪際赤いオープンのムスタングしか貸してくれようとしない。