子どもたちと奥さんはサンタさんへの注文を壁に張り出しているのだが、おれは張り出してない。
玄に「おとうさんはなんでサンタさんへの手紙を書いてないの?」と聞かれたので
おとうさんはもう大きな大人だし、だいたいいまからサンタに手紙を書いてももう間に合いやしないよ。
だめだよおとうさん、手紙かいてみたらきいてくれるかもしれないよ。だめだっておもわないでなんでもやってみなきゃ。
なかなかいいことを言うので、ちょうどおれには寝る時の枕がなかったので、枕をください、そばがらのがいいな、と書いておいたところ、先日お母さんと池袋に買物にいってきた折(娘は風邪で寝ていたのでおれと留守番)、枕を買ってきてくれた。
玄がいうには、もうサンタさんには間に合わないから、ぼくとお母さんがサンタさんの代わりに買ってきてあげたので、このことは黙っていようかと思っていたけどおとうさんは早く枕をほしいとおもうからクリスマスはまだだけどあげるからどうぞ。という、これでは親父の出番がない。