ヴァギナ 女性器の文化史 / キャサリン・ブラックリッジ

book

なんか最近女性器がらみのことばかりだな。

以前どこかで書評をみかけて、これはいつか読んでみたいと思っていた一冊。

これまで宗教的・習慣的に、あまり触れない、タブー視される、ともすれば けがれたものと扱われてきた女性器について、特に「受け身の存在」と医学的にも捉えられていた側面についても、いろいろな調査や論考であたらしい視点を与えてくれる、とても興味深い本。

歴史・人文学・比較分類学的な考察から、いろんな動物に備えられた医学的な機能 (たとえば精子を複雑なメカニズムで、ともすれば数ヶ月から一年単位まで貯蓄する仕組みや、選択的に各種オスの精子を拒絶し排出するシステム)、さまざまな動物の驚くべき女性器のしくみ、あるいは女性器切除 (FGM) の蛮習について、などなど。

クリトリス切除はマスターベーションを防ぐ方法の一つだと考えられていたが、アメリカではコーンフレーク王のJ.H.ケロッグがまた別の治療法を考えだした。女の子が自分で楽しむのをやめようとしなければ、「純粋な石炭酸」をクリトリスに塗ればいいと提唱したのである。

ほんと、歴史面でも医学面でも、知らないことばかりで大変おもしろい。

僕は日本という国に生まれ、日本国籍を持ち日本に住んでいるわけだが、ご存知のように日本書紀は、アメノウズメノミコトが女性器をさらして楽しく踊ったら天岩戸から天照大神が出てきて世界が暗黒から取り戻されたという、物語の起源が女性器に祝福されている神話である。そんなテクストをもつこの国は、カトリックのように、女性器・経血を穢れた忌まわしいものと捉える価値観もない。本来ぼくたちは男女半数、互いの文化やからだや性器をも、もっとたのしく理解しあっていけるはずだ。

そんなあたりのディスカバリー・チャンネル的な知識欲を満たしてくれる一冊。おすすめ。 

ヴァギナ 女性器の文化史 (河出文庫)

ヴァギナ 女性器の文化史 (河出文庫)

  • 作者: キャサリン・ブラックリッジ,藤田真利子
  • 出版社/メーカー: 河出書房新社
  • 発売日: 2011/02/04
  • メディア: 文庫
  • 購入: 3人 クリック: 638回
 
ヴァギナ 女性器の文化史

ヴァギナ 女性器の文化史

  • 作者: キャサリン・ブラックリッジ,藤田真利子
  • 出版社/メーカー: 河出書房新社
  • 発売日: 2005/12/16
  • メディア: 単行本
  • 購入: 4人 クリック: 1,480回
 

Sound Leaves 10

music

吉田嘉名個展 紡初 〜つむぎぞめ〜 でも書いた通り、10回目となる Sound Leaves 10 にご来場ありがとうございました。

http://exsead.com/sl10/

今回は吉田 嘉名さんによるライブペインティングと同時にやるという試みです。吉田さんがライブハウスの壁面にゼロから壁画を制作しつつ、ミニマルや即興演奏ユニットが自由な音を出し、ビデオプロジェクションも映しだされます。もちろん、ビデオアート・プロジェクション・VJは、4ユニット、いつもどおり全部わたしが準備・プログラミング・制作・実演しています。

アートの素材としての植物や花はもともと以前から結構好きですが、今回は、吉田嘉名さんが女性器をモチーフにした画家であるので、なおのこと花を意識しました (すくなくともtrailer movieでは)。お花って性器そのものですからね。

211 apartはちょうど一年ぶりの出演。こんどレコーディングしようって話になってます。

mi-onさんは、もう一緒にやるのもなんどめだろうって感じで安定してきて、昨日はいきなりの新曲もあって、ぶっつけでビデオアートを合わせるチャレンジをしましたが、勘でなんとかなるもんです。彼女の作曲編曲の流れを自然に飲み込んできたということかな。

わたなべ ひかるさんは、20分間ひたすら即興するよ、ってことで、プロトタイプは渡してもらっていたけど、基本的には何がでてきても驚かない心構えで。

彼の出番あたりから、吉田さんの壁画もだんだん完成形が見えてくるのだろうな、と思っていて、だからVJの全体の流れは、イベント後半に向けて徐々に抽象的になるようにもっていき、観客の興味が次第に吉田さんの壁画のほうに向くようにしていきたい。加えて、ひかるのギターシンセのソロにあまり具象的なプロジェクション・イメージを当てても、イマジネーションをむしろ縛ってしまうので詰まらなくなります。

なので、ホワイトノイズ・ジェネレータっぽい画面、ロシア構成主義っぽく赤い四角が動くアニメーション・モジュールや、その四角が任意のレイヤに対してマットになるように、あと分子運動の微速度撮影とか、アブストラクトな素材だけ用意して、あとはホントにQuartz Composerで、その場で演奏の先を読みながら、IteratorとLFOとか変化速度補完アルゴリズムとか、考えてプログラミングしてました。

メモリや処理速度も有限なので、これらの効率やコマ落ちの可能性も考えつつやらないといけないし、かたやビデオアートで次どうするか、1分あと、3分あとに何がくるか、観客の興味持続カーブと手持ちの材料のストックなど、感性と論理的思考、右脳と左脳を全力疾走させるので、だからこういうのは本当に面白いです。普通のプログラムコードのハックなんて、このうち片方の論理思考しかありませんから。しかも「納期は来週」とかじゃなくて、「次のブレイク」「おそらく4小節先」が納期というハックです。しびれます! たまりませんよ。

最後のSFHのほうになると、画も完成にちかづいています。吉田さんのほうも、わたなべ即興のあたりから絵筆を細いものに持ち替えてディティールの描き込みに移ったそうで、やはりその流れもSFH側も計算していたらしい。おもしろい!

実は、会場のloop-lineは今年の3月末で店じまいしてしまうのです。最後になりそうなのでここでやりたかった。というのもあるのですが、そんなわけで2011/3/13 ? にもまたやるっぽいです。Sound Leaves 11になるのかな。

というわけで、個々にお名前をあげるのは失礼になるので控えますが、いつもお越しいただけるみなさま、どうもありがとうございました!

あと、息子の玄さん、超特急で、自宅からMacBookのビデオアダプタを届けてくれてどうもありがとう! 一生あなたに頭があがりませんw

(2013.5.11追記: 撮影したビデオ: mi-on videos on Sound Leaves 10, January 22, 2011)

持続的自動気道陽圧ユニット

diary

去年の暮れに睡眠時無呼吸症候群の診断をうけて、年明けにその装置が届くということで、正月休みをごろごろしたり、会社に出社して、終電が遅れて接続が無くなってタクシーで2時ごろ帰宅してみたりしてみると、ついにブツが届いていた。

睡眠時無呼吸症候群

持続的自動気道陽圧ユニット。だそうである。なんか名前がエヴァンゲリオン風である。要するに、寝ている俺の呼吸が止まったら、強制的に空気を吹き込む、クルマのスーパーチャージャー的なデバイスである。

患者さんとご家族へ | レスメド

けっこう、でかい…

前回、ザクっぽい感じの装備で寝ることになるだろうと家族にも話していて、なんか息子も娘も大喜び。俺までつい上機嫌になって、ひょっとして赤いものが届いたら通常の3倍の速度で呼吸させられるのではないかとわくわくしていたが、実際にはダーク・ブルーをアクセントカラーとしたものだった。いうなれば、グフである。ザクとは違うということか。

さっそく装着してみると、送られてくる空気が、なんというか、ゴム臭い。新車の匂いに近い。それもフォードあたりのアメ車の。ちょっと懐かしい気分に。

装着した写真を撮ってみたが、深夜になにをやっているんだ。

こういう自分撮りはすごく撮りにくい。じっと構えたまま、鏡を調整して、シャッターボタンを探り、と、息をとめたままあれこれしていたら、すっかり息苦しくなった。こんなことしているほうがよっぽど無呼吸症候群患者にとって体に悪かった。

2011

diary

2011年になりました。2011は素数らしいです。今年もよろしくおねがいします。

とりいそぎ、2011/1/22 sat
Sound Leaves 10
ご来場お待ちしております。お誘い合わせのうえご来場ください。

今回は吉田嘉名さんのエロティックなライブペインティングに、4ユニットがからみます。僕は4ユニットともVJ担当します。まだ何も準備してないけどな!

2010年よかったもの

diary

今年はなんだか、ずっと調整コストばかりだった。自分で何かを前に進められたという気に欠ける、残念な一年。

music

live

food

book

  • 特になし

event

  • 特になし

movie

メロトロン・レジェンド 〜 チェンバリンとメロトロンの数奇な物語

music

メロトロンに関するドキュメンタリー映画。まんまです。好事家にはぜひ。

こちらは、むかしのメロトロンの紹介フィルム。なんでもメロトロンは当初家庭向け楽器として売り込もうと思われていたらしい。このフィルムはそういう文脈で撮影されている。

睡眠時無呼吸症候群

diary

自分のいびきというものは自分ではわからないもので、でも結構いびきをかくほうらしい、とは、その筋の各方面のかたがたから伺っていた。

それに加えて、私のいびきを聞いていたら、急にそれが止まってしばらく無音状態になることがあり、このまま死んじゃうんじゃないかと、かえって不安で気になってしょうがない。というご意見も、電通の調査ではときおりあがっていた。そういえば死んだ父もそういう感じだったらしい。

おまけに、いつからかはわからないが、朝に弱いのは昔からとは思っていたものの、この一年ぐらいどうも本気で毎朝しんどい。寝た気がしない。寝れてない。眠い。爽やかな朝ってなんですか? 午前中は飲んだ珈琲のカフェインが私のかわりに仕事をしているようなものだ。えっと話半分です。

そんなわけで、以前から睡眠時無呼吸症候群というものはちょっと気にはなっていたのだが、先日、自分で「自分のいびきが止まったまま酸素が無くなって、ぐがっとして覚醒する」という体験をし、これは「うっかり風呂で寝てしまって、溺れかけてびびって起きた」に近いものがあった。これはさすがに調べたほうがいいなと思い、平日の午前だけど病院をはしごしてみた。

睡眠時無呼吸症候群はSASという略称でも呼ばれているらしく、個人的にはSASというと英国の特殊部隊のことがまず思い浮かぶけれど、一時間に無呼吸が5回以上あるとSASと認められ、保険診療の対象になるらしい。まずはそれを測ってみないといけない。そのための専用機器があり、それはSASを扱っているクリニックに行くとあるそうだ。なので診療所を紹介していただき、探して訪問。

先生に説明いただき、機材を貸していただき、看護婦のおねえさんに装着方法を習い、とりあえずそこから出社。ここでだいたい3,000円ぐらい。ここではまだ保険は利いてない。

仕事からかえり、もはや深夜だが、さっそく装着してみる。

携帯用睡眠時無呼吸検査装置 SAS-2100

メーカーは日本光電だ。学生時代、下請け工場でバイトしていたので懐かしい。

指先にもプローブをつける。で、手首に装置の本体を装着する。プレデターの自爆装置のようである。オマエ、ナン、ナンダ…

で、もう一方の伸ばした管のさきっぽを、両方の鼻の穴と、くちびるにつっこんで、パイプを耳にかけ、専用テープで固定する。このままiPodにも接続して音楽を聴けるようになっていると好都合だが、そうはなっていない。もちろん、面白いので写真を撮る。

で、翌日、検査結果が記録されたSAS-2100をクリニックに返却し、後日検査結果を伺いにいく。

6時間の計測時間のうち、無呼吸が107回、一時間あたり17回。低呼吸が28回、一時間あたり5回。結局、一時間あたり22回「ヤバイ」とのことで、みごと睡眠時無呼吸症候群と診断される。

「無呼吸のうち、最も長い無呼吸時間は 315.9秒で、睡眠中酸素飽和度は81%まで低下しました」ということらしい。

つまり、最長5分強、息が止まっていたらしい。

これはなかなかすごい。5分あれば、僕が海女さんだったら、海底からコンブや真珠を充分採ってこれるであろう。5分あれば、僕が「2001年宇宙の旅」の隊員だとしても、狂ったコンピューターに酸素パイプを切られたり宇宙船に戻るハッチを閉められたりしても、ある程度若干なんとかなるだろう。

今後は、睡眠中に強制的に空気(酸素じゃなくて)を送り込む装置を手配してもらって、顔面にマスクとパイプを装着して寝る生活をやってみる流れになるようだ。

来年は、ちょっと戦闘機のパイロットとか、ガンダムのザクとか、ディグダグでやられる敵キャラみたいな気分のナイトライフを送ることになるだろう。装着したままステージでVJをやってもいいだろう。

不謹慎なのだが、どうもこういうのを面白がってしまう性分なので、しかたない。

つづき

持続的自動気道陽圧ユニット

Non-Stop / Andy Bell

music

Erasureのシンガー, Andy Bellのソロアルバム。

Non Stop

Non Stop

  • アーティスト:Bell, Andy
  • 発売日: 2010/06/15
  • メディア: CD
 

イレイジャーはVince Clarkeのベタベタにステップ打ち込みな音世界が既に25年のノレンなわけだが (もう25年経ったのか、うへー)、このソロは、もうちょっと微妙に体温っぽい。

同じエレポップでも、微妙にSoft Cellっぽい。かなりディスコで、汗っぽくて、ジャケットのデザインも相当ベタだ。だから (ディスコ文化のオリジンのひとつであるところの) ゲイ文化っぽい味がちゃんとする。

Soft Cellのマーク・アーモンドもそうだが、アンディもHIVポジティブの、ゲイ・カルチャーのイコンのひとりだから、かなりどまんなかだ。そういえばアルバムの音も、ヴィンスのイレイジャーはどちらかというとRolandっぽい硬質な音色なのに対して、本作は微妙にYAMAHAの4オペっぽいというか、CS-80的な、ソフト・セル源流のチープな艶かしさがある。先入観かもしれないけど。

というわけで、ここ十年ぐらいのイレイジャーは、さすがにアイディアが枯渇してきた気がしてスルーぎみなのだけれど、このアンディのソロは、ベタな楽曲でありながら、そこかしこに味があって、ひそかに割といい一枚なのだった。

All You Need Is Now / Duran Duran

music

Duran Duranの久々のニューアルバム。80年代どまんなかに自信満々で回帰した一枚。これは相当おすすめ。2ndのRioとか3rdのSeven and the Ragged Tigerあたりの編曲やテイストがよみがえる。

All You Need Is Now

All You Need Is Now

  • アーティスト:Duran Duran
  • 発売日: 2011/03/22
  • メディア: CD
 

それも、生活費ほしさに過去の栄光にすがりつくとかいう感じではなく、正々堂々と、むしろドヤ顔100%でやっている。聴いてみるとわかるが、たまんねえなこりゃ。

メンバーは、残念ながらAndy Taylorはまた抜けてしまったが、Nick Rhodes, Simon Le Bon, John Taylor, Roger Taylorと、ほぼ黄金期のオリジナルメンバーといっていい。

アルバムタイトル曲でシングルカットのAll You Need Is Nowを聴けばわかるが、コード展開も編曲も、サビのメロディもコーラスワークも、まごうことなきデュラン・デュランそのもの。Simon Le Bonのハイトーンなヴォーカルも、80年代初頭のあのころと何も変わっていない。本作はクリスマスちょっと前ぐらいにリリースされた。まだCDなど物理媒体としては発売されていない(来年2月)。まずはiTunes Storeからの発売のみ。

ぼくは発売当日にたまたまtwitterで知って、即購入した。時代は変わった。NickがFairlight CMIをライトペンで得意そうに触ったり、SimonがReflex!とかシャウトするとステージ上から洪水がぷっしゃーとか、そんなMTVやベストヒットUSAな「ミュージック・ビデオ」勃興期には、まだiTunes Storeもtwitterも、そもそもwebも何にもなかったぜ。

トロン・レガシー

movie

観てきた。

3D映画、しかも視覚体験を楽しむ方向の映画だろうから、絶好のウォッチポイントに座るべく多少気合いを入れて望んだけど、ベッドタウンのシネコンの夜中の回の観客は、全員集めて野球チームができるかどうか、という程度の人数だった。

結構観るひとを選ぶかも。 

新感覚アクションを観たいひとには、それほどアクション・シーン詰め合わせってほどでもないので、どうかな…

そもそも、出てくる人物(?)や世界観などが、いきなり今作だけ観てもわかるかどうか。いや、観てはいても、設定やストーリーはあってないようなもので、なんだかよくわからないがとにかく戦うんだという、ディズニーよりは少年ジャンプな世界だ。

暗闇になまめかしく光るゴム的な艶っぽい映像感覚はたしかに独特。ただそれだけで映画館に今すぐ足を運んで、座って3Dメガネをかけろ! というかというと、少し弱いかな…

これはやっぱり、1982年の「トロン」を観たひとたちむけの映画だと思う。僕は初代を中学生でリアルタイムに観ているので、コンピュータ空間にジャック・インする設定には、すでに8bitパソコンに深入りしつつあった僕には絵空事すぎるとは思いつつも(そもそもリアルに中二だし)、「ちゃんと陰線消去してんじゃん!」なコンピュータ・グラフィックスの頑張りには感銘を覚えた。そもそもコンピュータがテーマの映画なんて、これがはじめてだったのだ。 

初代も今作も、コンピュータ世界に入り込んじゃって無理矢理ゲームな戦いに巻き込まれるわけだが、初代はもともと画がオモチャっぽいので、ゲームすぎる展開にも違和感がない。そこが今回は、画がきれいでリアルになった反面、ちょっとつらいかな。いろいろと新しい概念や種族? が出てきて、ストーリーを肉付けしようとしているのだが、あまり成功しているとは思えない。ラストのほうのあの伏線がまったく回収されないのも、どうしたことなんだろう。

この映画は、初代トロンに感銘を受けたかつての少年たちが、ひさびさのリバイバルを楽しむ、この体験がストライクゾーンだ。つまり40代以下のひとにはあまり向かない。

かつての伝説の栄光のバンドの一夜の再結成を観に行ってたのしむ。まさにこれに近い。たとえばエマーソン・レイク・アンド・パーマーの再結成ライブとかをオッサンたちが楽しむのと同方向だ。このオーケストラの音はメロトロンという楽器でね、とか、キース・エマーソンが弾くヤマハGX-1は当時800万したんだぜ、という思い出やうんちくを重ねあわせながら楽しむもの。ただのへなちょこストリングスの音じゃないかとか、今やヤマダ電気で売ってるエレクトーンのほうが良い音するんじゃないか、とかそういうことは抜きで、力をぬいて、思い出の蘇りを新たな視覚体験に重ねて、おとなの気持ちで楽しむのが正解だろう。ヘンなゲート形の戦車に、光学帆船(なぜか鉄道っていう設定になってたけど)や電子空母、何もかもみな懐かしい。何よりもライトバイクの疾走に、キター、と楽しんでいただきたい。

そう考えると、音楽にダフト・パンクを抜擢したのはかなり正解で、あのベタかつチープだけど仰々しい音は、今作にずばりマッチしている。バーのシーンで何度も何度も本人たち(かどうか知らないけど)が出てくるのはちょいうざいけどね。導入シーンのゲームセンターのジャーニーとユーリズミックスも、おっさん殺しを心得ていてうまいです。

CG担当はデジタル・ドメイン。

字幕は戸田奈津子だけど、字幕監修に大口孝之先生の名前がありました。