シトロエンC6

car

関西でシトロエンC6に乗ってきた。

フランス車独特の胴長短足猫背の究極系。良き。

中は彩りも開放的でひろーい。

ドイツ車的なドヤ感が皆無。

ドアミラーはむかし乗ってた初代C5 (X3)とおんなじ。
ワイパーなどレバー類は、2代めC5 (X7) あたりともおなじ。っていうかPSA全体でたぶん20年ぐらい同じ部品。

C6の特徴のひとつ、ドアごとの小物入れは、開閉はスムーズだが結構重い。

エンジンは、C6正規輸入だとこれしかなかったガソリンV6 3L (正確には2.9L)で、当時プジョー・シトロエン・ルノーとフランス共和国全体で使っていたやつだ。以前乗っていたLaguna IIもこのエンジンだった。ドラマも味も何もないただの内燃機関なのはいつもの通り。

高速巡航でゆったり前後にたゆんたゆんする、ロングホイールベースのハイドロ味は堪能できた。ハンドリングは、あくまでも想像すると、本国のオートルートにチューニングされているのか、130〜150km/hぐらいがスイートスポットじゃないかな。それ以下では割とまったり。GT感は無い。

ちなみにリアスポイラーは、想像するに128km/hで出て110km/hで閉じるんじゃないのかな。たぶんね。

BrewfileでmacOS環境構築を楽にする

tech

あれやこれや仕事をしていると、使っているMacの乗り換えもなんだかんだでしばしば発生する。もう覚えていないが、2003年ごろにメインの仕事道具をMac OS Xにしてから、かれこれ十数台は乗り換えをしているだろう。M1もすでに2台めだ。

いちいち環境を構築するのは面倒だし時間もかかる。ここにかかる時間は、自分というサービスの障害復旧時間でもある。短いに越したことはない。

環境構築の自動化は、いつか試そうと思って数年やっていなかった。
数周遅れだが、やってみる。Infrastructure as Code (IaC) の一環である。

macOSでの環境構築は、Puppet, Chef, Ansibleなどいくつかツールがあったが、いまではhomebrewでBrewfileを使うのがよさそうだ。Brewfileにあれこれ書いておけば、brew bundleでそれらを一気にインストールできる。

homebrewにはcaskという仕組みもある。brewエコシステム自身が持っているパッケージ群だけでなく、brewの外側にある各種ソフトウェアのインストールも自動化できる。本来なら、それぞれのソフトについて、配布しているサイトに行き、手でダウンロードし、手でインストールしなければならない手順も「brew install --cask ほげほげ」で行えるし、Brewfileのなかに書いておけば自動化できる。

同様に、Mac App Storeに行って手でインストールするようなアプリも、masという仕組みでコマンドからインストールでき、自動化もできる。

Brewfileには、先頭にはまず各種のcaskルールを取り込むよう指定する。

tap "homebrew/cask"

caskのルールは Cask Cookbook — Homebrew Documentation を見るとざっとわかる。このアプリはここからダウンロードしてこうやってインストールするんだぜ的なことを記述するDSLだ。

加えて

cask_args appdir: "/Applications"

も書いておく。アプリのインストール先を明示し、かつ、インストールしたアプリがLaunchpadにきちんと登録されるようになるみたいだ。

このあとは、インストールしたいアプリをどんどん記載していく。

あるいは、brew bundle dumpとすると、現状インストールされているアプリが ~/Brewfile にダンプされるので、それを新環境を構築するためのBrewfileの雛形にするのも良いだろう。ただ、/Applications 以下にbrewやcaskやMac App Storeの管理とは関係なくインストールしたものまではbrew bundle dumpは面倒見てくれないので、あくまでも参考になる雛形として使うのがいいだろう。例えば、Mac App Store経由ではなく、わざわざ旧バージョンを入手して使っている /Applications/Xcode.app なんてものは、brew bundle dumpには出てこない。

brew自身が持っているアプリは、単にこんなふうに書けばよい。

brew "ffmpeg"
brew "gnupg"
brew "sqlite"

brew自身のパッケージではないけど、brewのcask機能でインストールしたいアプリも、同様に書ける。便利そうなイメージがわかるだろう。

cask "1password"
cask "abstract"
cask "adobe-creative-cloud"
cask "alfred"
cask "appcleaner"
cask "authy"
cask "dropbox"
cask "google-chrome"
cask "google-japanese-ime"

さらに、Mac App Storeに入ってるアプリはmasで記述すればよい。ただMac App Storeの場合、アプリ名は資本主義社会において似て非なるものが入り乱れたり変化したりするので、unique idも記載する。unique idは「mas search アプリ名」で検索できる。

mas "Microsoft To Do", id: 1274495053
mas "Slack", id: 803453959

ちなみにmas自体は単なるプログラムで、brew install masでインストールされる、brewエコシステム自体が持っているアプリの一つだ。Brewfileにmasの行が含まれていると、brewは自動的にbrew install masしてくれる。なのでBrewfileに「brew "mas"」を記載する必要はないのだが、僕はexplicitlyに書いちゃっている。

そんな感じでBrewfileに必要な道具を記載し、ふだんから適宜メンテナンスしていけば、イザというときにも最小の手間と時間消費で次の仕事Macをセットアップできる。

https://github.com/mrmt/env

必ずしもすべてをBrewfileで扱う必要はないが、それはそれで、コメントとして記載していけば「必要なものはすべてこのファイルに書いてある」状態になり、筋のよい一本化になるので、良きだ。たとえばplenvやrbenvはbrewでもインストールできるけど、僕は手でgit cloneして入れてメンテしていくほうが好きだし、これらツールの趣旨やニーズにも合うので、Brewfileには

# brew "plenv" # better install using git clone

というコメントとしてしか書いていない。

あとはbrew bundleすれば、勝手に黙ってどしどしインストールされる。

ただ、その前にいったん手でMac App Storeを起動し、Apple IDでログインしておく必要がある。

あと、インストール中に管理者権限が必要となり、パスワードを聞かれることはしばしばある。うっかりしているとパスワード入力待ちの放置になってしまうので、ときおり端末を見てあげる必要がある。

インストールが終わったら、あとは設定しまくりになるわけだが、入っているソフトをどんどん設定していけばいいわけで、漏れが起きづらい。dotfileのたぐいも普段からgit管理しておけばいいし、パスワード類もすべて1passwordで管理していれば、面倒ではあれど、困らない。

意識すべきは、旧マシンからの ~/.gnupg と ~/.ssh のサルベージだ。さすがにこいつらはgit repoに突っ込むのはどうかな。半自動でgpg暗号してpushすることも考えたが、~/.gnupgを失った自分がdot-gnupg.tar.gz.gpgを前にして呆然とするコメディを想像すると、あんまいけてない。

ミッドサマー

movie

むちゃくちゃ画が美しい。

でも時たま、えらくグロい。

出演者みんな巧いけど主演も特によい。

ドラッグや不安や狂気で揺れる画の造りが絶妙にすごい。

いきなりビックリさせるような要素はなかったけど、それ以外の不安や怖さや不快の要素はみんなある。

素晴らしかった。

ミッドサマー(字幕版)

ミッドサマー(字幕版)

  • フローレンス・ピュー
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愛のコリーダ

movie

作り手の気合い

デイスラプト

ロマン

変態

異常心理

よき。

平版な表情だった定がだんだん少しずつ綺麗になってくのも良かった。

あと、クインシー・ジョーンズの「愛のコリーダ」は、日本盤だけのこじつけとかタイアップとかじゃなく、この映画に感銘受けて書かれた曲だというのを40年めにして知った。


www.youtube.com

No Time To Die

moviemusic

この15年間、5作のボンド役を勤めてきたダニエル・クレイグの最後の007映画。

封切延期から1年半待ってたぜ……

いい画と音で観たかったので、立川のシネマ・ツーに行ってきた。
よかったぁ……

以下ネタバレあり。

最高だったSkyfall系のヒューマンドラマ路線の大結末。
ロジャー・ムーアからピアース・ブロスナンまでの、だらけた「ボンドのお色気アクションスパイ珍道中モノ」を一級のドラマにシュッと一新させたダニエル・クレイグの功績はやっぱり大きい。

ある程度、以前の作品を観てないと話も人物もわかんないかも。
でも、とりあえずはSpectreを観ていれば充分かも。
というかSpectreを観てないとわかんないか。ブロフェルドとボンドが義兄弟だなんて、スター・ウォーズでいえば、ep4から50年経ってからいきなりI am your fatherをぶっこんでくるぐらい反則技ではあるんだから。あと後述するが、できるなら「女王陛下の007」も観ておいてほしい。

ダニエルは21世紀のモダンなボンドの立役者であるが、SkyfallあたりからのDB5の多用はじめ、初代ショーン・コネリーのころの古き良きボンドへのオマージュや回帰は今作でも豊かで、特に今回はニュー007さんも出てくるわけで、黒い彼女がDB11に乗ってるなら、金色の髪の彼は対比としてDB5がさらにぴったりなわけだ。
DB5がぶっこわれてからはV8が出てくるが、機関銃はじめ懐かしのメカ大活躍のDB5に比べ、V8のほうはただのクルマだ。でもこれでいいと思う。クルマからミサイルやレーザー光線を出されても、ティモシー・ダルトン時代の雰囲気が混じってブレてしまう。それよりもマシンガンでスピンターンしまくるDB5のレブカウンターがレッドゾーンでビンビンしているカットのほうが、漢の骨太の描写でセンスがいい。DB5さんはタイトルシーケンスでも扱われていて準主演級だ。

駅での別れにすっと入ってくるタイトルシーケンスも、「ブリット」あたりとの地続きを感じる60年代ふうの小粋なグラフィックで、実にかっこよく、ビリー・アイリッシュの感傷的な歌声とともに深く感動的だ。DNA二重らせんのモチーフは、細菌兵器と、ボンドの青い目の遺伝のダブルミーニングだろう。

おなじく感動的なのが、冒頭でマドレーヌと過ごす夕暮れのイタリアの海辺のドライブで、「女王陛下の007」のWe Have All The Time In The Worldの旋律がながれるところ。

「女王陛下の007」のラストシーンで、ボンドのたった一度の結婚の花嫁トレーシーが結婚式直後に悲劇的に亡くなってしまい、そこでボンドが亡骸にむかっていうセリフがWe Have All The Time In The World、世界の時はすべて僕らのもの、僕らの時間は永遠だ、であり、そのままジョン・バリー作曲、ハル・デヴィッド作詞、歌唱ルイ・アームストロングのムービースコア界の名曲のタイトルと歌詞。

女王陛下…では、トレーシーとの恋愛のはじまりでこの曲がかかり、ラストで亡くなった妻をボンドが看取るラストでも流れる。つまり、恋愛という伏線と、悲劇という回収の、2回にわけてこの甘く美しく切なく悲しい旋律がやってきます。

この構造はNo time to dieでも同様だ。

違いは、本作のラストでは、ボンドが亡妻を看取るのではなく、亡くなったボンドを追憶するマドレーヌという逆構造になっていること。
しかし画としては2回がみごとな対比になっていて、冒頭部では愛する二人がDB5で美しいイタリア海岸を駆け巡るショット、ラストでは残された二人がV8で同じ風景を走るショットと、画と音の素晴らしいリプライスとなっている。

このラストで、サッチモが歌うほうのWe Have All The Time In The Worldがかかってきたら、これはもう、号泣するしかありません。ほんとにやられた。泣けてしまって、帰りに駐車場からなかなか車が出せなくて困った。

今作の冒頭部のほうのシーンで、ボンドはマドレーヌに、僕らの時間はいっぱいある、と言っていた。ちゃんと聞いていなかったが、彼はきちんとオマージュをこめてWe have all the time in the worldと言っていたかもしれない。明日またもう一回観にいかなきゃ。

追記

翌日、池袋のIMAXでもう一回。

やはり導入部とラストの、いちばんいいとこであの台詞でした。

「女王陛下の」は、ボンド役単発に終わったジョージ・レイゼンビーの不評ばかり印象にあり、すかすか美女集団と大根ボンドの組み合わせはパスだわー、といままで未見だったのが惜しまれる。

ジェームズ・ボンドとして (Being James Bond: The Daniel Craig Story)

movie

007映画をこの15年で5作なしとげて、ボンド役から引退したダニエル・クレイグをめぐるインタビュー形式のドキュメンタリー。No Time To Die観てきた夜にこれもみた。

初めて007映画をみたのは小学生のとき。1977年の「私を愛したスパイ」。主演はすでにロジャー・ムーア時代。初代ショーン・コネリーの渋くてカッコイイ路線から、どんどん「ボンドのお色気珍道中シリーズ」になってゆき、回を重ねるごとに、わざわざ映画館で見るほどでもないモノという認識になっていった。

ボンド役のダニエル・クレイグへの交代を、「今度はなんか兵隊さんみたいな役者さんだよ」と奥さんに聞いたのが、もう15年前かー。反ダニエルサイトとかいくつかできてたのが懐かしい。
このひとの主演のおかげで、一級の映画シリーズに復活し、この役者さん自身のファンにもなった。

No Time To Dieの撮影を終えたあとで、こっちでもWe Have All The Time In The Worldの旋律がかかるの、ずるい。また涙腺がゆるんでしまうじゃないか。

アンラッキー・セックス またはイカれたポルノ

movie

フラグメント描写、フラストレーション、社会の暗部、歴史が抱えた矛盾、異常心理、ブラックユーモア、といったテーマはみな好きなんだけど、本作は波長が好みにまったく合わなかった。良し悪しというよりnot for meだった。

ルーマニアの市街の、西側諸国っぽく栄えてる風味だけど、風化したプライドと微妙な貧乏くささ、というゆるダサ殺伐さを、ダチアがいっぱい走ってる風景が見事に描写していた。けど、これは自動車マニアにしかわからないかー。

※ ダチア=トヨタグループにおけるダイハツみたいな立ち位置を、ルノーグループにおいて東欧を中心に担ってるルーマニアの自動車メーカー。

ストップ・メイキング・センス

moviemusic

この映画ができたのは高校生のとき。
見よう見よういつか観たいと思いつつ、40年近く経ってしまった!

イントロの、ラジカセだけ持ってきて808のところとか、当時みたら相当の衝撃だっただろうなあ。やっぱり当時みてなくて惜しかった。

タイトルのパブロさん良き!
ジョナサン・デミ良き!
ティナかわいい! クリスもダサかわいい!
ラストのCrosseyed and Painlessかなり最高。

KORG nano KONTROLシリーズにはヘアアイロンケースがぴったり

music

コルグのちっちゃいMIDIコントローラーnano KONTROLシリーズには専用ケースが出ているのだが、もう作っていなくて、在庫も切れており、メルカリにもなくて、入手が困難。

でもこういうのって、ある程度整理しておかないとライブの機材準備で当日になってあれどこいった… と面倒だし、撤収時も荷物に紛れると面倒。付属ケーブルのたぐいとか。

そんなあなたには、ヘアアイロンケースが安くてちょうどよくてお勧め。

GroovyNight Volume 5

music

ことしもGroovyNightにご一緒させていただきました。

ご一緒させていただくというか、割と主催者がわで。

ライブでやったTanglingに近いミックスのやつをSoundCloudにあげましたー

いまこういうのやるんだ、というのは自分のなかでもしっかりポリシーが持てませんが、小規模な年1ぐらいのミニマム開催は安全性にしっかり留意しながらやるしかないかな……

今年もみなさまご来場ありがとうございました。

ステージから、自分のバンドのTを着てらっしゃるオーディエンスのかたをちらほらお見かけするぐらい、光栄なことはそうそうありません。

複数ステージ掛け持ちでばたばた、かつ撤収も通常以上にテキパキやらないといけない状況だと、おいでいただいたみなさまにきちんとご挨拶もできなくて本当に申し訳ない気持ちでいっぱいです。

次回は2022.9.10です。そのころは、どんな世の中になっているかな。