CAPS LOCK / CAPSULE

music

capsuleがヤマハ系から移籍して最初のアルバム。うっかり聴き逃していた。
ユニットのキャピタライズもCAPSULEになったみたい。uppercaseに。
Bonnie Pink→BONNIE PINKみたいだね。iTunes管理的には面倒なのだが。

移籍の理由にどんなものがあったのか知らないが、おそらく「やりたいこと」100%で作られた感じが半端ない。リスナーやレーベルに合わせるとかそういうの一切なさそう。これが逆に大変気持ちよい。

ああ、これも、あれも、それも、これも、やりたかったんだな…

受け入れられるためのポップでは、まったくないです。中田ヤスタカの本能と才能が、ほんとそのまんまに楽曲として出ている。
でも、彼はポップの才人でもあるので、成果はみな、とてもポップです。
自分たちのためだけの、音楽のハッカソン。結果8本。みたいな気もします。
こんだけの「やりたいことだけやった」感は、30年以上この筋の音楽に触れてきて、OMDのDazzle Ships以来です。最後のM8 Returnの和なメロディなど、1stの「ハイカラガール」の日本の味 (あるいは金沢の味?) への帰還すら感じて、私はじわじわ感動です。

以下は、おそらくいちばんシングルカット的な意味でポップなM5 Shift.

Dazzle Ships / OMDがいける人なら、これは全力でおすすめ。そうでなければ (あるいは、この喩えがわかんないなら) 薦めていいのか、すこしよくわかんないです。

中田ヤスタカを、音符の一つひとつ、ミックス・トラックダウン・アレンジ・サンプルの細部まで聴いてきたひとなら、慈しむように味わえる8曲です。最上の36分となるでしょう。

m1 HOME
m2 CONTROL
m3 DELETE
m4 12345678
m5 SHIFT
m6 ESC
m7 SPACE
m8 RETURN

CAPS LOCK

CAPS LOCK

  • CAPSULE
  • エレクトロニック
  • ¥1900
CAPS LOCK

CAPS LOCK

  • WM Japan
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CAPS LOCK(通常盤)

CAPS LOCK(通常盤)

  • アーティスト:CAPSULE
  • ワーナーミュージックジャパン
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MG / Martin L. Gore

music

孤高のDepeche Modeの孤高のソングライター、マーティンのソロ。

ソロアルバムとしてはCounterfeit, Counterfeit IIに続く3枚めだけど、Counterfeitシリーズはその名の通り「贋作」、つまりカバー曲を集めたものだったので、オリジナル曲のソロアルバムは初めて。

Counterfeit 2 / Martin L. Gore

音は、というかタイトルも、Depeche Modeの初代のソングライターVince Clarkeと和解? してつくったアルバムVCMGのように、ピュアなアナログシンセ大会。ほんと、アナログシンセを慈しむようにいじり倒して「謹製」した感じが伝わる、モーグのVCFのくし形フィルタのビリビリが伝わってくる一枚です。

SSSS / VCMG

ただ、4つ打ちとかダンサブルなものではないし、かといってアンビエントというものでもなく、微妙な位置づけではあるんだよな。マーティンの「やってみた」集といったところか。もちろんMartin L. Goreの作品であるから、Richard D. JamesがときどきSoundCloudに転がすようなしょうもないアレでは全くないんだが。

M1 Pinkingは、仕事・作業の集中力増強に愛用しています。

m1 Pinking
m2 Swanning
m3 Exalt
m4 Elk
m5 Brink
m6 Europa Hymn
m7 Creeper
m8 Spiral
m9 Stealth
m10 Hum
m11 Islet
m12 Crowly
m13 Trysting
m14 Southerly
m15 Featherlight
m16 Blade

MG [帯解説 / 国内仕様輸入盤CD] (TRCI-053)
MG

MG

  • Mute
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ログロード、ヒルサイド・テラス

artdiaryfood

ゴールデンウィーク。こどもの日。
遠出するより、都内であそぶ。
代官山の、東横線の地上線路があったところにできたログロードに行ってみる。
本当は行きたかったパン屋さんはまだオープン前。ざんねん。

メゾン・イチ DAIKANYAMAの朝のメニューにぎりぎり間に合う。

旧山手通りへ。建築好きの息子さんが行きたがっていたヒルサイド・テラスへ。槇 文彦設計なんだよ、とか教えてもらう。本当に建築好きなんだな。

これはほんと素敵。たまらん。

ちょうど、とある女子大の建築科の卒展をゆっくり撤収しているところがあったので、あいさつ・相談・お願いして、入れて見せていただく。心よく迎えてくださった。

ああ、イイ…

最高のゴールデンウィークだ。

プレゼンがうまい人の「図解思考」の技術 / 永田 豊志

book

プレゼンの構成をどうすべきか、のガイド本。

いきなりPowerPointを起動するな、まずはじっくり紙で構成を練れ、というのはそのとおり。僕はemacsですが… でも紙とペンも使いますね。

Guy Kawasakiの「10・20・30ルール」(スライドは10枚以内、時間は20分以内、文字サイズは30ポイント以上) も懐かしい。

プレゼンの構成を詰めていくことの基本を改めて一読するにはよいのかな。

クロサワ楽器、レモン画翠、南洋堂書店、古瀬戸

diaryfoodmusic

娘さんが2本目のアコギがほしいというので、お茶ノ水へ。
あれこれ巡ってみて、クロサワ楽器で。
息子さんが主にギターの良し悪しを見てくれている。
ほんと仲良しの兄妹で、たのしい。

お茶ノ水駅の近くのレモン画翠へ。

イラスト好きの娘さんは画材、建築科の息子さんは建築模型のマテリアルなど。

そのあと、建築系の本屋さん 南洋堂書店に行ってみたけど、今日はお休みだった。残念。

そのあとは古瀬戸へ。

娘も息子も、街のいろんなお店とかの引き出しが豊かな人に育ってほしい。おとうさんより。

Cruelty Without Beauty / Soft Cell

music

説明不要のエレポップの老舗中の老舗、Soft Cellの2002年の再結成新譜。
ついうっかり、最近まで聴き逃していた。

つい最近 (といっても13年前ですが…) の作品なのだけど、実にソフト・セルそのものだ。とくにMemorabiliaやNon-Stop Erotic Cabaret, Whatのあたりのテイストの。これは地でやっているのか、それとも再結成にあたって、あらためて自分たちで客観的にソフト・セルを分析してやっているのか。

さすがに1stのころの、あの「ぬめっ」としたオーラまでには至らず、生乾きのタオル程度なのだけど、それでも個人的には2ndのThe Art of Falling Apartあたりよりはこっちのほうが好き。
M2 Monocultureなんか、歌詞もコード進行もアレンジ・ミックスも、そしてもちろんマーク・アーモンドの声も、まさにソフト・セルそのものだ。

M1 Darker Timesもかなり、それ。

というわけで、同好の士には、やはりおすすめの一枚。

m1 Darker Times
m2 Monoculture
m3 Le Grand Guignol
m4 The Night
m5 Last Chance
m6 Together Alone
m7 Desperate
m8 Whatever It Takes
m9 All Out of Love
m10 Sensation Nation
m11 Caligula Syndrome
m12 On An Up

Cruelty Without Beauty

Cruelty Without Beauty

  • Soft Cell
  • ポップ
  • ¥1500
Cruelty Without Beauty

Cruelty Without Beauty

  • アーティスト:Soft Cell
  • Cooking Vinyl
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エッセンシャル思考 最少の時間で成果を最大にする / グレッグ・マキューン, 高橋璃子

book

余計なことより本質に集中しましょう、系の一冊。

流れもファクトも明快。そうじゃなきゃエッセンシャル思考なんて唱えないよね。

「やらなくては」ではなく「やると決める」
「どれも大事」ではなく「大事なものはめったにない」「全部できる」ではなく「なんでもできるが、全部はやらない」

世の中のほとんどはノイズ

ですよねー、僕も確信していることのひとつ。

やることのベクトルを、最も大事な方向だけに向けてひとつに合わせる。

「自分は何が大好きか?」
「自分は何が一番得意か?」「世の中の大きなニーズに貢献できるのは何か?」

ハーバード・ビジネス・レビューの有名な記事『モチベーションとは何か』のなかで、心理学者のフレデリック・ハーズバーグは人の意欲を高める2つの主要因が「達成」と「達成が認められること」であると説いた。

イエス・ノーのスレッショルドを、さらに2:8ぐらいにあげて運転してみるのもありですね。

エッセンシャル思考 最少の時間で成果を最大にする

エッセンシャル思考 最少の時間で成果を最大にする

  • 作者:グレッグ・マキューン
  • かんき出版
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やっぱり良さげだったApple Watch

tech

Apple Watch買って3日経った。

やっぱりこれ、なかなかいい。

Apple Watch購入電池の保ち

気にならない。寝るときマグネットにくっつけておけば、朝から深夜まで問題なく保つ。たとえば昨日2015.5.19は朝の8:30には家を出て、がっつり仕事をしてほぼ終電近くで帰宅したが、電池はこんなもの。

充電マグネットは自宅に置きっぱなしでよさそうだ。

集中を支援するモノ

Apple Watchは「集中を支援するモノ」としてなかなかいい。

適度に集中して仕事したいとき、僕はイヤフォンでミニマル・ミュージックを聴き、無用な日本語(母国語)音声が耳から自然流入して脳の回路を邪魔しないようにするのだが、とはいえある程度は外界の流れもキャッチアップしたいときもある。メールやSlackのmentionなどだ。

それらをいちいちMacBook Proの画面で見たり、iPhoneのロック画面に出る通知に目をやったりすると、集中している脳みそは傷ついてしまう。でも全く何も見ないのも却って気になってしまう。というジレンマ。

しかしApple Watchだと、内蔵TAPTICエンジンによる、ごく軽い「こつ」「ぽち」しか来ない。画面も真っ黒いまま。視覚も聴覚も邪魔しない。
あ、何かしら来てはいるんだな、程度の情報を、意識の片隅に置いてくれるだけ。
この感覚、体験してみると、かなり良いのです。

で、たとえば資料書きの仕事をしているなら、まとまったパラグラフを書き終えたぐらいのタイミングで、ちらりとWatchに目をやればいい。

メールの題名だけ見て1秒以内でアーカイブ。

「ふっ、と埃を払う」程度の感覚です。

たまに、メール本文の先頭2行程度までチラ見することはあるが、それでも2〜3秒程度で「アーカイブ」か「了解」すればいい。そもそも、本文を数行以上読む必要のあるメールなんて1割もないはず。

で、まとめて消すなら、強め押しで「すべて消す」を出して消せばいい。

逆に、健康チェックで「ちょっと座りっぱなしが続いてるから、そろそろ立ち上がってみるのもいいよ?」みたいな穏やかな割り込みがたまに入ってくるのは歓迎です。
生産性に資する割り込みは僕にとってプラスです。
プラスなものは歓迎だし気持ちよいです。 

既存のアプリを使ってもたぶんしょうがないよ

というわけで、

「キレイな時計表示に凝ってみよう!」
「いろんな機能やアプリを試してみよう!」

みたいな、すでにある瑣末な物事に着目していくと、ますますApple Watchの価値からズレていくなあと思ってきています。
少なくとも、この「Apple Watchとの生活」の価値観に乗っていない、レガシーな機能を持ってきただけのものは、それこそ電池とあなたの時間と集中を消耗するだけです。

僕はPebbleも持っていますが、正直、面白かったのは最初の1時間だけです。
あとは「せっかく買ったんだから何か面白さを見つけないと損だな…」という、せつない根源の思考でした。サンク・コストってやつですね。

Apple Watchは何やら違います。

赤霧島の香りと喉ごし、草津の天然温泉、BMWの直6エンジン、シトロエンの油圧サスペンション、などなど。世の中には操作感や気持ちよさ、満足がじわじわと押し寄せて、ああ、イイ… というものがあります。アルコール度数や糖度、湯泉のpH値、馬力やニュルブルクリンクのラップタイムといった一次のKPIでは測れない、何らかの「持ってる」感をもたらしてくれるモノたちです。

Appleの新製品は、だいたいこのような、数値化しづらい「じわじわ官能」を通して価値観を差し込んできます。
Apple Watchもきっとそうなんだろうな、と思い、購入という投資(賭け)をしましたが、案の定、やっぱり「持ってる」ようです。

買いですか

というわけで、あくまでも僕の場合は、Apple Watchは「買い」です。
あとはお値段ですが、まぁ、48,800円をどう捉えるかですね。
弊社の場合は半額補助なので半額で買えましたが!

ゲームストーミング / デイブ・グレイ, サニー・ブラウン(著)

book

世の中の「しごと」を、心の持ち方を軸に2つに大別してみると、

1. 単純労働: 工場のライン、刺身にたんぽぽ…とかね。変化は脅威! プロセスが大事。

2. 知的労働 (ナレッジワーク): 変化はチャンス! プロセスよりもゲームが大事。

後者の知的労働は、変化に対応していけるほうがいい。正解の無いゴールへと、助け合っていけるほうがいい。じゃあそれをどうやって実現していくか? ゲームを通して、チームビルディングや知的共同作業を一緒に体験していくのがいい。それがゲームストーミングだよ! という本。

ゲームストーミング ―会議、チーム、プロジェクトを成功へと導く87のゲーム

ゲームストーミング ―会議、チーム、プロジェクトを成功へと導く87のゲーム

  • 作者:Dave Gray,Sunni Brown,James Macanufo
  • オライリージャパン
Amazon

ここでいうゲームとは、特別な共通の場を作ること。
amazon.co.jpの書籍紹介から引用。

ゲームストーミングはゲームのアリゴリズムと視覚的効果および効用を利用してグループワークを促進させる手法・技術・行為の総称です。ブレインストーミング、ファシリテーション手法、アイスブレイキングといったテクニックと同様、ゲームストーミングも会議、セミナー、ワークショップなど協働において優れた効果を発揮します。本書では、プロジェクト内での意思疎通、業務の簡素化、目標や日程の設定、アイデアの創出、具体的な計画の立案といった作業やプロセスを改良・改善するためのアナログゲームを80種類以上紹介しながら、ゲームストーミングの実践方法を明らかにします。日本語版では特別付録として野村恭彦氏による「フューチャーセンターでのゲームストーミング活用事例」を収録。
2章〜3章をきちんと身に付ければ、実際にゲームを設計することができそう。
ただ、ここの内容はとても濃い。明快な文章で書かれているだけあって、無駄なく内容が詰まっている。落ち着ける時間をしっかり取って読まないと、目から脳から、どんどんエッセンスがこぼれ落ちてしまってもったいない。
4章以降は、具体的なゲームのレシピ。よくできたソフトウェア・パッケージ群のリストを見たような気持ちだ。
古くから使われているものもしっかり含まれている。あれ、これってKJ法っぽいな… と思ったら、「これは日本では古くからKJ法として知られている方法で、川喜田二郎教授が考案したもの」とか、「このゲームの原案はトヨタの創業者 豊田佐吉の発想です」といった記述にも出会う。

実際に使えそうだなと思ったものを抜粋すると:

  • Cover Story (未来像を雑誌や新聞の見出しで表現する)
  • 3-12-3 Brainstorm アイディアを出す. 3, 12, 3という時間配分がコツ)
  • Image-ination (写真カードを使ったアイディア出し)
  • Low-Tech Social Network (紙とペンで無理やり全員のfacebookみたいなソーシャルグラフを書いてみる)
  • Pre-Mortem (プロジェクトが大失敗する経緯を予見する)
  • Spectrum Mapping (多様な見解を並べて一覧化)
  • Synesthesia (五感を意識したアイディア創出)

知的労働において育成やマネジメントにかかわる人なら、一冊手元にあって損はない本だろう。

追記: この記事も示唆を含んでいて面白い。