やっぱり良さげだったApple Watch

Apple Watch買って3日経った。

やっぱりこれ、なかなかいい。

電池の保ち

気にならない。寝るときマグネットにくっつけておけば、朝から深夜まで問題なく保つ。たとえば昨日2015.5.19は朝の8:30には家を出て、がっつり仕事をしてほぼ終電近くで帰宅したが、電池はこんなもの。

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充電マグネットは自宅に置きっぱなしでよさそうだ。

集中を支援するモノ

Apple Watchは「集中を支援するモノ」としてなかなかいい。

適度に集中して仕事したいとき、僕はイヤフォンでミニマル・ミュージックを聴き、無用な日本語(母国語)音声が耳から自然流入して脳の回路を邪魔しないようにするのだが、とはいえある程度は外界の流れもキャッチアップしたいときもある。メールやSlackのmentionなどだ。

それらをいちいちMacBook Proの画面で見たり、iPhoneのロック画面に出る通知に目をやったりすると、集中している脳みそは傷ついてしまう。でも全く何も見ないのも却って気になってしまう。というジレンマ。

しかしApple Watchだと、内蔵TAPTICエンジンによる、ごく軽い「こつ」「ぽち」しか来ない。画面も真っ黒いまま。視覚も聴覚も邪魔しない。
あ、何かしら来てはいるんだな、程度の情報を、意識の片隅に置いてくれるだけ。
この感覚、体験してみると、かなり良いのです。

で、たとえば資料書きの仕事をしているなら、まとまったパラグラフを書き終えたぐらいのタイミングで、ちらりとWatchに目をやればいい。

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メールの題名だけ見て1秒以内でアーカイブ。

「ふっ、と埃を払う」程度の感覚です。

たまに、メール本文の先頭2行程度までチラ見することはあるが、それでも2〜3秒程度で「アーカイブ」か「了解」すればいい。そもそも、本文を数行以上読む必要のあるメールなんて1割もないはず。

で、まとめて消すなら、強め押しで「すべて消す」を出して消せばいい。

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逆に、健康チェックで「ちょっと座りっぱなしが続いてるから、そろそろ立ち上がってみるのもいいよ?」みたいな穏やかな割り込みがたまに入ってくるのは歓迎です。
生産性に資する割り込みは僕にとってプラスです。
プラスなものは歓迎だし気持ちよいです。 

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既存のアプリを使ってもたぶんしょうがないよ

というわけで、

「キレイな時計表示に凝ってみよう!」
「いろんな機能やアプリを試してみよう!」

みたいな、すでにある瑣末な物事に着目していくと、ますますApple Watchの価値からズレていくなあと思ってきています。
少なくとも、この「Apple Watchとの生活」の価値観に乗っていない、レガシーな機能を持ってきただけのものは、それこそ電池とあなたの時間と集中を消耗するだけです。

僕はPebbleも持っていますが、正直、面白かったのは最初の1時間だけです。
あとは「せっかく買ったんだから何か面白さを見つけないと損だな…」という、せつない根源の思考でした。サンク・コストってやつですね。

Apple Watchは何やら違います。

赤霧島の香りと喉ごし、草津の天然温泉、BMWの直6エンジン、シトロエンの油圧サスペンション、などなど。世の中には操作感や気持ちよさ、満足がじわじわと押し寄せて、ああ、イイ… というものがあります。アルコール度数や糖度、湯泉のpH値、馬力やニュルブルクリンクのラップタイムといった一次のKPIでは測れない、何らかの「持ってる」感をもたらしてくれるモノたちです。

Appleの新製品は、だいたいこのような、数値化しづらい「じわじわ官能」を通して価値観を差し込んできます。
Apple Watchもきっとそうなんだろうな、と思い、購入という投資(賭け)をしましたが、案の定、やっぱり「持ってる」ようです。

買いですか

というわけで、あくまでも僕の場合は、Apple Watchは「買い」です。
あとはお値段ですが、まぁ、48,800円をどう捉えるかですね。
弊社の場合は半額補助なので半額で買えましたが!