音楽 / 三島由紀夫

book

三島由紀夫による心理分析サスペンス小説。己の不感症を「わたしには音楽が聴こえない…」と表現する女性に対峙してゆく精神分析医の手記のかたちをとっている。図書館でふと見つけて、おととし読んだばかりなのだけど、吸い込まれるようにまた読んでしまった。 

音楽 (新潮文庫 (み-3-17))

音楽 (新潮文庫 (み-3-17))

  • 作者: 三島由紀夫
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 1970/02/20
  • メディア: 文庫
  • 購入: 4人 クリック: 202回
 

淡々と、しかし緊迫感をもって進行する文体、次々にあらわれる謎と新事実。一級のエンターテインメントとして実にすばらしい。個人的に好きな小説のベスト20ぐらいに入る。いわゆる三島文学とはちょっと毛色がちがう一冊です。

かつて映画化もされたようだが、医者の男と患者の女の、息詰まる心理分析のたたかいと、おもに女性の側からみたセックスと精神の葛藤が主題なので、映画にした場合、よほどセンスよく仕上げないと、ぐだぐだしたエロ映画にしかならないような気がするのだがどうだろう。でもわるくない評価をしているかたもいらっしゃるので (注意: このページはネタバレ全開)ちょっと探してみようかな。

これを芝居にした場合、ほぼ精神科の分析室だけを舞台として脚本が成立するから、ほんとうに巧い役者たちでやったなら、かなり良いかもしれない。見てみたい。

マレーチャン

food

西池袋公園の角にあるマレーシアレストラン。

シャンティの池袋店がこのあたりにあるらしく、今晩はそこでスープカレーを食べようとおもっていたのだけれど、店がすぐに見つからず、代わりにここにした。でもいろんなメニューがあって、なかなか楽しんだ。素敵なおねえさんお二人と、いろいろ音楽の話や打ち合わせ。

このあたりはインド料理とかエスニック系の店がいろいろあって、なかなかおもしろい。

C5パンク

car

右リアタイヤが以前からすぐ空気が抜けてしまう感じだったのだが、先日タイヤの踏面を観察してみたら、果たして銀色の釘のようなものが刺さっている。

ペンチでぐりぐりやってみたら、さらにそれは釘というよりもネジのようなもので、ずいぶんしっかりと刺さっている。というか捩じ込まれている。

(どうなるかもう判っていたのだが)頭をペンチでつかんで、ねじってまわしていたら、取れた。プシューという音がひびくばかり。おー、空気がどんどん抜けてくねー。

とりあえずネジをもとの穴に戻し、ふにゃふにゃになったタイヤはまあ気にせずに、車高を最高にしてサスペンションを突っ張らさせ、家族で近所に買い物に行ったり、めしを食いに行ったり過ごした。

とはいうものの、めしから戻って、大泉ゆめりあの地下駐車場のパレットからでてきた車をみると、もはや、もののみごとにぺっちゃんこ。完全に3輪車状態になって、ゆっくり帰宅。さすがにこの状態ではもう買い物にもNOCにも行けない。ファッション・パンクじゃねえ。ということで、平日の午前ではあったけど出社は午後からにして午前中に処置。

もともと、3年前に交換したMichelin Pilot Primacyは溝もかなり少なくなっていて、そろそろ換えどきではあったのだけど、さらにシトロエン (とプジョー) はやっかいで、ホイールにセンターホール (まんなかの穴) が無いので、普通のタイヤショップではホイールバランスを取れない。

Michelin Pilot Primacyにタイヤ交換 いろいろ調べて、調布の深大寺の店でシトロエンのホイールバランスも取れることがわかった。

さすがに石神井から深大寺までそろそろと3輪状態で走っていくのは厳しいので、スペアタイアに履き替えてむかう。

というか、ヨーロッパ車は、スペアタイアというよりは、テンパーとかじゃなくて普通のタイヤがついてることが大半なんですけどね。むかしはちゃんとスペアも含めて5輪ぶん定期的にローテーションしていたんだけど、C5にしてからは、もう自分ではガソリンを入れるぐらいしかしてない。運用テスト的に、わざと「ノーメンテ戦法」してみてるとこもあるんだけど。

車高を最大にしてジャッキかまし、車高を最低に切り替える。エグザンティアのころは、これをやると、車輪がぐいぐい車体のなかに戻って引き込まれていくという、サンダーバードの宇宙船みたいな動きがおもしろかったのだけど、C5世代になるとそんなでもなくてつまらない。

でも、おもいっきり持ち上がった尻と、ペタペタに沈み込んだ頭は、まるで気違いドラッグレーサーのようで、見ていておもわずぎょっとする。

(というか、やりすぎると、ジャッキに斜めの力が加わって、すっとんだり車体がどしんと落ちて大怪我をするので注意)

リアのディスクブレーキと、奥にあるHydractive III世代のタマ。茶色っぽい、ひらたい球になってるやつ。20万km交換不要といっている。

会社で「リアタイヤがパンクしちゃいましてね…」と言ったら、アルファ乗りのKさんはすかさず「おっ(ナイス)、やりましたね♪、伝説の…」と反応してくれた。
でも、Hydrative III世代は、余計な世話を焼く電子計算機がはいっちゃってたり、クルマも重い。むかしのように3輪車で高速スラロームしたり、テロリストの銃撃から離脱したりは、もうできないのだ。

BAKEE

food

初台にできたばかりのお菓子屋さん。おねえさん二人で切り盛りしている。手作りクッキーとかそういう感じ。

Bande a Part / Nouvelle Vague

music

Bande a Partフランスの女の子3人組。ボサノヴァ風。

何がすごいって、80年代のニューウェーブの名曲ばっかりカバーしてる人たちってこと。そもそも Nouvelle Vague って直訳すると New Wave だ。とりあげている曲をみるだけで、スミスですよ、エコバニですよ、バズコックスですよ、ビリー・アイドルですよ、ブロンディーですよ、でもって New Order に Yazoo にバウハウスに A Certain Ratio (!) にHeaven 17 (!!) に Visage (!!!) に、もうひと思いに殺してくれ〜 といわんばかりの珠玉の、むしろオタクな選曲。

とにかく、Don't Go / Yazoo, Blue Monday / New Order, Confusion / New Orderといったあたりを収めた洒落たボサノヴァのアルバムを、石油が枯渇するまえに家庭でたのしめるようになるとは思っていなかった。
U2 は Pride (In the Name of Love) を取り上げていて、僕も U2 ではこの The Unforgettable Fire が一番好きなアルバムだ。(Wire での The Edge のリフとかカッティングとかむちゃくちゃかっこいい!)
Blondie の Heart of Glass も相変わらず変な曲でいいんですが、なんといっても圧巻なのは、A Certain Ratio の Shack Up, でもってLet Me Go / Heaven 17, さらにそこからVisage の Fade To Grey へと行く後半の流れで、選曲の渋さといい、ほとほとまいる。
特に Let Me Go, もともとかなりの名曲ですが、明るげだが寂しい、で実はかなり暗くて屈折した歌世界、そして Heaven 17 独特の「実は不気味なコード」(Teddy Bear, Duke & Psycho所収のCan't You Hear Me とかももろにそうですね、ヒコーキとかクルマとかでも不気味工業デザインを繰り出してくるイギリス人の血のなせる技としか俺には思えない)があますところなく素敵に表現されていて、この数日この曲ばかり聴いている日々だ。

まあとにかく、同じことかくけど、80年代に、イギリス方面に耳を向けて多感な時期を送ったひとたちは絶対買ったほうがいい。あなたの頭を僕は壁に押し付けて往復ビンタしながら、そう思う。僕が買ったのは Limited Edition で 17曲収録。ふつうのとか日本盤は収録曲がすこし少なかった気がする。

The Killing MoonEcho and the Bunnymen
Ever Fallen In Love?The Buzzcocks
Dance With MeThe Lords of the New Church
Don't GoYazoo
Dancing With MyselfBilly Idol
Pride (In the Name of Love)U2
O PamelaThe Wake
Heart of GlassBlondie
ConfusionNew Order
Human FlyThe Cramps
Bela Lugosi's DeadBauhaus
Shack UpA Certain Ratio
Let Me GoHeaven 17
Fade To GreyVisage
MoodyESG
Sweet and Tender HooliganThe Smiths
Blue MondayNew Order

Nouvelle Vague / Nouvelle Vague

music

 フランスの女の子3人組。ボサノヴァ風。

何がすごいって、80年代のニューウェーブの名曲ばっかりカバーしてる人たちってこと。そもそも Nouvelle Vague って直訳すると New Wave だ。とりあげている曲をみるだけで、Joy Division ですよ、Depeche Mode ですよ、Tuxedomoon ですよ、P.I.L. ですよ、XTC ですよ、The Cure ですよ…という感じで、中年殺しもはなはだしい。 

Nouvelle Vague

Nouvelle Vague

  • アーティスト: Nouvelle Vague
  • 出版社/メーカー: Luaka Bop
  • 発売日: 2007/10/09
  • メディア: CD
  • 購入: 2人 クリック: 11回
 

まず1曲目の Love Will Tear Us Apart / Joy Division からして、小洒落でしっとりした編曲で、すっかりやられる。そして Just Can't Get Enough / Depeche Mode はさらに、夏の訪れの予感の空気の湿り気のような、あかるくさわやかでどきどきする雰囲気でたいへんよろしい(弊社社員は某パーティーの某プレゼンで全員これを聴かされるはめになった)。

そして In A Manner Of Speaking / Tuxedomoon は一転して暗く寂しく、控えめな情感がとてもよい。Matrin L. Gore のカバーアルバムCounterfeit e.p.でも取り上げられている名曲ですね。
そしてまた、(This Is Not) A Love Song / P.I.L. が実にいいんですよ。ほかにも、A Forest / The Cure とか、なんでザ・キュアーでもこんな渋い曲を持ってくるんだね君たち。

まあとにかく、80年代に、イギリス方面に耳を向けて多感な時期を送ったひとたち(amazon.co.jp のレビューにも「フールズ・メイトが小さな版型のころ買ってた世代の人」とかうまいことが書いてある)は絶対買ったほうがいい。あなたの頭を僕は手でつかまえてテーブルにがんがん叩き付けつつ、そう思う。US盤は14曲収録。日本盤は1曲少ない割に値段も高いので、存在する意味がまったくわかりません。

Love Will Tear Us Apart Joy Division
Just Can't Get Enough Depeche Mode
In A Manner Of Speaking Tuxedomoon
Guns Of Brixton The Crash
(This Is Not) A Love Song P.I.L.
Too Drunk To Fuck Dead Kennedys
Marian Sisters Of Mercy
Making Plans For Nigel XTC
A Forest The Cure
I Melt With You Modern English
Teenage Kicks The Undertones
Psyche Killing Joke
Friday Night, Saturday Morning The Specials

スパゲッティー ハシヤ 幡ヶ谷分店

food

麺類は大好きで(うどんは除く)、スパゲッティーも大好きだ。
あんかけスパゲティとか路傍系スパゲティも好きだが、きちんと旨いパスタももちろん大変結構なわけで、そういうものを食べたいときは、この十年ほどはハシヤに行くことが多い。

新宿野村ビル地下のハシヤはかれこれ二十年近く愛好していて、以前勤務する会社が新宿副都心に移転するとき、まず最初に思ったのが「毎日ハシヤに行ける!」だった。
あとは代々木八幡店、まれに赤坂店だろうか。
八王子のほうにもあるらしいが、直系のハシヤなのかどうかよくわからない。

で、いまの勤務地の初台にちかい、幡ヶ谷にもハシヤがあるというのは知っていたのだが、なかなか寄るチャンスがなく今日が初めてになった。

水道道路から、モスバーガーとかのある交差点を商店街にすこし入ったところにある。
基本的に歩行者専用の商店街なので、車で目の前にさくっと行ける感じでないのが、いままでここへの足が遠のいていた理由かもしれない。
水道道路に面してコインパーキングがあるので使うといいだろう。

店内は小振りで、でも代々木八幡のほどは狭くない。ハシヤのうちでは割とファミリー感のある雰囲気。

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どのハシヤでもそうだが、煮え立ったでかいなべに、おおきいモーションでパスタをぱらぱらぱら… と入れていくさまを見るだけで、もう腹がすいてくるというものだ。
使っているパスタは青いバリラ。まあ普通に手に入るあれ(のように見える)んだけど、でも竹の笊で掬い上げたそれは、みなさんこれがパスタですアルデンテですという感じに旨い。

タラコとウニとイカのパスタ。1,100円ぐらい。大盛りにしたのでさらに100円ぐらい追加。

「タラコ」「ウニ」「イカ」これだけこってり濃ゆいネタで大盛りだと、とても途中で飽きてしまうと思うでしょう。でもハシヤは旨いので、食べはじめから最後まで、これは旨い、ああ旨い、ああなくなってしまう、と、とても愉しいたべごとになる。
ガラスのびんにパセリなど盛ってあるのもほかのハシヤ同様で、特にバジルが、なにやらとても香りがよくて旨かった。

ここも、きちんとハシヤそのもののお店であった。旨かった。たいへん満足。
この日はこのあと、新大久保の韓国人街で荷物を載せる台車を買って、そっから30分で千葉県の柏に飛び、途中に階段もあるルートでNASストレージとかサーバ数台とかを搬入したり、OSの交換だのなんだの、ひとりでやった。だから多少高カロリーなものを食っても大丈夫なのだ。

板橋ジャンクションまで首都高C2がのびてくれたので、新大久保から柏まで30分、という芸当ができるようになった。

香名屋 総本店

food

Kさん、Mさんといっしょに香名屋へ。初台というか参宮橋の、表通りからはいりこんだ、住宅街の比較的落ち着いた一角にある蕎麦屋。個室もテーブル席もよく、味もよく、それでいて、場所と雰囲気と味を考えればかなりお値打ち感のある価格。

きょういただいたのは、最近あたらしくできたメニューだという、ランチの開化丼。そばはシャキッとしていてよく、開化丼は豚肉がやわらかく、閉じた卵はなつかしい東京の甘さ、でもって載った黄身がぷっくりと立っていて実によろしい。これで850円はかなりの破格ではないだろうか。

以前夜に伺ったときは、その後で女将さんからきちんとお礼状をいただいたりして、そんなわけで、昼の美味しいランチに、夜の会食・打ち合わせ・密談に、とてもいいお店。こんなところに書くんじゃなかったか…

tdiaryはなんでコメントをいちいちRSSエントリにするのだろう

tech

運用されているtdiaryにはcomment spamを大量に食らっているものも多く、まあ他人のサイトにcomment spamがついていても本来は「お気の毒に」だけの話なのだが、それをRSS feedしていると、それらcomment spamひとつひとつが俺のRSSエントリに現われてくる。

大変不快だ。いったいなんでまたこんな仕様にしているんだろうね。
このごろは、tdiaryなfeedを追加しようとしたり見たりするときに、生理的な抵抗を結構感じる。