チーム★アメリカ ワールドポリス

movie

ブラック・コメディ・アニメのサウス・パークの脚本・演出・作画・音楽・声優すべてを手がけるトレイ・パーカーとマット・ストーンのコンビによる映画。かなりすごい。R-18指定。

チーム★アメリカ/ワールドポリス (字幕版)

チーム★アメリカ/ワールドポリス (字幕版)

  • 発売日: 2013/11/26
  • メディア: Prime Video
 

サウスパークは切り絵ふうアニメだけど、チーム★アメリカ ワールドポリスは「サンダーバード」のような吊り人形特撮で作られている。背景やアクションなどすごく凝っているところもありつつ、気のぬけたへんてこな歩きとか、吊り糸まるだしのシーンとか、チャチなところはわざと徹底的にチャチに撮っていて、落差がおかしい。

内容は、世界の警察を任ずる米国を自らバカにし、各国やテロリストもバカにし、ハリウッドの数々の俳優や監督などもバカにするという徹頭徹尾ブラックなもの。
米国主義まる出しの「チーム★アメリカ」という正義の味方チームが、各種秘密兵器を駆使し、各国の住民や建造物はまったく気にせずテロリストを勝手に抹殺しまくるのだが、重要なメンバーに欠員が出たため、組織はブロードウェイの若き舞台俳優をリクルートする。

ナンパされる俳優ゲイリーが最初出ていたミュージカル「みんなAIDS」は、たぶん有名なミュージカル「Rent」をパロディにしていて、歌詞もきたなくくだらなくてとてもいい。チームの秘密(?)基地は、ラシュモア山の大統領の彫刻の裏に隠れているのだが、そこから飛び出すジェット機やヘリや潜水艦などバカなメカもたのしい。本部にいる人工知能コンピューターI.N.T.E.L.L.I.G.E.N.C.E.は、お前はいったい何の略なんだよ!マイケル・ムーアの自爆テロによって本部を破壊されたあとの、I repeat, we have no I.N.T.E.L.L.I.G.E.N.C.E.!!という無線連絡もおかしい。(だから吹き替えなんかじゃなくて、絶対原語というか字幕でみたほうがいい!!)

疑問を感じて組織を離れたゲイリーが、失意のうちに延々とゲロを吐くシーン(おそらく映画至上最長のゲロ!)は、やたら悲痛で豪華なオーケストラが何度も盛り上げて、腹がよじ切れるほどおかしい。きたないけど。マペットどうしの延々としたセックスシーンもグロくて汚い。

ハリウッドの各界著名人もさんざんコケにされていて、みんな無惨な死に方をする。ネタバレになってしまうのだけれど、結局ストーリーの後半は、大量破壊兵器を世界中で使って世界をめちゃくちゃにしようとする北朝鮮の金正日と、彼の手下になるハリウッドの「良識派」俳優たちの組合F.A.G.(Film Actors Guildの略らしいが、FAGって「オカマ野郎」って意味みたい)との戦いになるのだが、各界有名俳優が(勝手に)出まくり殺されまくり。トレイって、バーバラ・ストライザンドのことどんだけ嫌いなんだよ(サウス・パークでも、秘密の力を手に入れてメカゴジラのように巨大化して街を破壊するバーバラ・ストライザンドと、それを同じく巨大化して倒す、ザ・キュアーのロバート・スミス(!)というエピソードがあった)ジョージ・クルーニーは、サウスパークでもゲイの犬の声で出演してたりするのでなあなあの関係なんじゃないだろうか。マット・デイモンは「マット・デイモン」としかしゃべれない、サウスパークでいうとティミーみたいな知的障害者キャラになってて、ブチ切れだったようだ。

いちいち書いていくときりがないけど、エロ、グロ、ナンセンスが最大限に体現されていて、間然とするところがない。音楽もなかなかよくて、金正日が独裁者の寂しさを歌う「ボクはひとり」とか、あと主人公が訓練を受けて強くなるところにかかる「モンタージュ」もよい。トレイは「くっだらねー、わざとらしい音楽」にはいつもシンセ・タムを効果的に使っていて、それはサウスパークの名曲「素晴らしいチンチン者」でもそうだし、この映画でも、ほかに将軍様向けの舞踊の曲でもつかわれている。あと「パールハーバー」とマイケル・ベイをくそみそにこき下ろすバラードなども素晴らしい。例によってトレイ自身がいっぱい曲を書いている。

というわけで、これも実に素晴らしい一作だった。ただ結構きついので、誰かと見るならメンツを厳選して見よう。だてにR-18ではない感じ。

サウスパーク 無修正映画版

movie

数年前に公開された、サウスパークの映画版。ネタがブラックなのでR-15指定。原題 SouthPark: Bigger, Longer & Uncut.

サウスパーク 無修正映画版(字幕版)

サウスパーク 無修正映画版(字幕版)

  • 発売日: 2015/03/15
  • メディア: Prime Video
 

テレビ版のサウスパークのほうを見ているひとならおなじみの、カナダのオナラ芸人「テレンス・フィリップ」(T&P)が子供たちに悪い言葉を広めていると、例のユダ公なカイルのママを中心に子供たちの親やアメリカ政府に抗議の渦がひろがり、しだいにはT&Pを捕虜にとって米国とカナダが交戦状態に。しかし地獄のサタンと、彼の愛人になっているサダム・フセインのコンビもそれを手玉にとって地上を征服しようと。

例によって、汚い言葉に歪んだ性愛、ハリウッドや各種既存宗教への攻撃など盛りだくさん。いろんな映画のパロディも各所にあって才気煥発だ。
この映画はほとんどミュージカルに近いものだが、トレイ・パーカーは絵に声優に、作詞作曲さらに歌まで手がけていて、なんという才人。

いやもう最高だ。
ただマジメな人、「良識的」な人は見ない方がいいだろう。いや、こっちに来んな。見るな。

ペニーレイン (那須)

food

ちょっと別荘地に入り込んだところにあるベーカリー。

同じ経営とおぼしき「イマジン」というペンションもあることから、ある程度は予想していたのだが、店の看板に「IF28」のフォルクスワーゲンはめりこんでいるわ、店内の各種コレクションといい、間然するところのないベタさだ。

俺も老後はマグマだらけのパン屋「ハマタイ!」でも富士の樹海あたりに開くことにしよう。メニューが全部コバイア語で読めないような。

パンの名前にもごらんのようにベタなものも多いのだが、このピースサインを焼き印した食パンは、かなりかっこいい。

手提げ袋の、持つところもピースサイン。かっこいいのなんの。

しかし持ちにくいのなんの。

また那須

travel

朝になったらあたりはうっすら雪で白い。

宿を出ようとしたら、クルマのワイパーもすっかりコチンコチンだ。

C5のワイパーはコンシールドタイプで、凍らないように立てておくというのが簡単にできない。

なんか押しながらエンジンを切ると、ワイパーが12時の角度に移動して、それを引っ張って立てるという手順になり、面倒くさい。というか、そもそも翌朝にワイパーが凍らないよう立てておくという考察を前日にできるほど頭のデキもよくないけど。
後期型はコンシールドタイプじゃなくなって、いきなり引っ張ってワイパーを立てられるようになっていた気がする。実用的な改善だ。

昨日断念した殺生石へ。九尾の狐とか、いろんな由来や伝話が碑に書いてあるのだが、いまいち意味がよくわからない不条理な話ばかりで、おもしろい。

f:id:mrmt:20071119102122j:plain
さらに車で登って、吊り橋があったのだが、俺は高いところが苦手なので、さらに風も吹いてきたりして、怖いのなんの。三分の一ぐらいのところで「ゴメン、怖い!」と断念。

そのあと茶臼岳への観光道路に臨むが、途中でもう雪でスリップして進まなくなり、さすがにやばいので、そろそろと引き返す。
ふもとで、いちおう持ってきたネットをタイヤに付けようとおもったが、めんどくさいのでやーめた。

しばらくして気付いたが、スリップするのでスノーモードにしようと、ATの下の「S」ボタンを押していたのだが、これは「スポーツ」ボタンであって、そりゃ余計にスリップするだろうとよ。スノーモードは雪の結晶のマークのボタンだった。

南ヶ丘牧場へ。前にここに来たのは十年前で、息子はまだ1歳ちょっと、娘はまだ奥さんのおなかのなかだった。

息子は釣った鱒がぴちぴち跳ねるのが怖くて泣いていたのだが、いまはもちろんそんなことはなく、9歳の娘が釣った鱒に、塩を振ってもらって、焼いてみんなで食う。

さらにジンギスカンなど喰らう。

那須そのほか

travel

那須は御用邸があるせいもあるのか、信号機やコンビニの看板なども茶色系に統一されていて、ロービジで、なかなかおもしろい。当時はこういう色調おさえめに統一した日本の町ってめずらしかったように思う。

那須ショッピングセンターにある寿々木食堂というところが安くて旨い那須和牛を食えるらしいのだが、午後遅めに様子を見にいったらもう閉まっていて、駐車場も狭く、なかなか難しそうだ。

f:id:mrmt:20071118151549j:plain
そのあと殺生石のほうに行ってみたが、降り始めていた雨が雪にかわってきて、寒いのなんの。ギブアップしてすぐ撤退。

フレンチを食わせるレストラン、に宿がついたような感じ、のところに投宿。
ディナーとパンはまあまあ。

那須サファリパーク

travel

ホテルのチェックインまでまだ時間があるので、那須サファリパークへ。

そこはまあ気にしないけど、専用のバスで回ったほうが、エサをあげたり、係員がポイントを説明してくれたり、より楽しめるという案内に納得してバスに切り替え。
ちなみに自分のクルマがいやだという人にはレンタカーもあり、私有地内なのでナンバーもついてない数年落ちの乗用車が何台か用意されていた。

非常にベタなアピアランスのバスと、ノリノリの運転手兼案内のおじさん。

ライオンが寝ている。ナイロンズのヒット曲ではない。昼間はずっと寝ているものらしい。

ライオンは寝ている

ライオンは寝ている

  • トーケンズ
  • ポップ
  • ¥153
  • provided courtesy of iTunes

そういえばここって、以前ライオンに飼育員が襲われて、とおりがかった家族連れのクルマがそのへんを耳にしてしまうキツめの動画があるけど、調べてみたらどこのサファリパークも多かれ少なかれいろいろあるようだ。

区域の間はこうやって仕切られている。

キリンにえさをやる。キリンは結構ひとなつっこくて、比較的安全にえさをやれるのでたのしい。ダチョウはわりと噛み付いてしまうそうだ。

ゾウ。とても人懐っこい。鼻にエサとかビスケットをいれておくれよ〜、いれておくれよ〜とどんどんバスの窓に鼻をつっこんでくる。

鼻息がしゅーしゅー聞こえて、湯気がちょっとあがって、あったかかったりした。すこぶるおもしろい。

キリンとかゾウって、ぼくらは子供のときから絵本や図鑑やテレビで見慣れてはいるけれど、よく考えると相当ものすごい図体や習性の、すごく奇妙でめずらしい生物だね。

水車の里 瑞穂蔵

foodtravel

那須の一軒茶屋交差点にある和食のお店。

お釜で炊いたコシヒカリに手作り味噌、漬け物といった自然な田舎ゴハンを気さくにたべられる。

定食。いろいろあってこれで1,050円。お得。

ご飯はきちんとオコゲつきでうまい。


娘が頼んだ団子汁。


このように、お兄さんが火をおこして竈でメシを炊いている。

ここにも Futura

art

kokoFutura.exblog.jp

ひたすらFuturaが使われている例を探求していくブログ。
僕もタイポグラフィやフォントは大好きだが、さらに、「タモリ倶楽部」のマイナーめの企画のようなセンスの香気すらただよう。

なんでも日本には「Futuraはナチスを想起させるので使うとタブーに触れてヤバイ」という迷信があるのだそうだ。なんだそりゃ。

このかたは「ライノタイプ社のタイプ・ディレクターとしてドイツに在住」らしい。すごい、すごい、すごいなあ。
いまやアウディやBMWやルノーのデザイナーもバリバリ日本人だったりするわけで、素晴らしい人達がすばらしい仕事をするとき、その民族や国籍なんかどうでもいいわけですが、微妙に感慨深い。

ジャポネ (有楽町)

food

先日ジャポネを食ったばっかりだったので、こんどはジャリコ。
ここ銀座インズ3は、キンコーズだったかが出たあと、しばらくずっとジャポネの隣は空き地になっていたが、いまはマクドナルドが領地をいっぱいに広げていて、客の回転も良さそうだ。
でもそんな帝国主義的ジャンクフード店にいくら客がこようとも、ジャポネの行列は常に血の通った殺伐という感じで、閉店7時半までならぶのだ。
「閉店の7時半時点で並んでいらっしゃったかたは確実に食べられます」みたいな文言が追加されていた。

しかしここのキッチンカウンターのなかの、ゆでたスパゲティが格納してあるところには、いったいどれだけのスパゲティが収まっているのだろう。
オッサン2名が、常時スパを手でつかみ出しては、でかいフライパンに放り入れ、じゃっじゃっと炒めているわけだが。

美味卵家 (神田)

food

美味卵家は「うまたまや」と読むらしい。JR神田駅のすぐ脇、和菓子の神田三原堂さんの道をはさんで隣。

ふつうにオムハヤシライスを頼んだ。おもったよりあっさりさっぱりしていて、これならいいオトナでも臆することなくまた今度店をくぐれる。

ごはんはふつうの白い飯なのだが、飯とふわふわ卵のあいだに、やわらかく炒めた挽肉が、ドライなミートソースのような感じでこっそりかかっている。

カツとか肉料理もあるようで、この狭いカウンターで、夜に男ひとりでもくもくとビールでカツレツやグラタン載せオムハヤシなど平らげていくのは、かんがえただけでわくわくする。東京好き、キッチン好きには結構いい感じ。