PSP-3000

diary

息子がこの一ヶ月ぐらい、PSPが欲しいPSPが欲しいと、手持ちのゲームを売り払ったり、一生懸命お手伝いをしたり、片っ端から中古価格を足を棒にしてしらべたり、四六時中ため息をついてみたり、ちょっとクレージーだ。
具体的にはモンハンをやりたいらしい。

おかあさん(奥さん)から、ちょっと手に負えないので後はまかせた。日曜に一緒に行ってみてやって。との指令をうける。
昼に一緒に吉野家にいって、並んで並をくいつつ、いろいろ彼にヒアリング。すでに14,000円ぐらいたまっているようだ。僕はさほどゲームは好きでないので、あまり夢中になってもらっても困るのだが、とはいえゲーム機とゲームは「夢中になるため」に買うものだから、夢中になるなといってもあまり意味は無い。スポーツカーに乗っている人にクルマでスピードを出すなというようなものだ。

まあ話し合って、押さえるところは押さえろよということと、どんなふうに友達とコラボって遊ぶのかとか、利用シーンとかニーズを押さえた。抑制しても、下手するとどんどんコソコソした方向にいってしまうだけだし、そもそもポータブルに遊べるモノなのだからなおさらだ。
まあ最初は、友達と良い感じにパーティーを組めるまではレベル上げっぽい作業が必要だろうと案の定わかり、宿題とかとのバランスはとりつつ、遊びはじめのころは多少集中してやり込む時間が発生するのは認めましょう、とした。
そのかわり、それでも生活や家族との折り合いはきちんと意識してつけなさいよ。ということで。理を通して話せば、彼も嬉しそうにむろん理解してくれる。あとはちゃんとこれが続いてくれるといいんだがな。
こちらとしても、自分で押さえるところは押さえられるひとになってもらわないとイカン。大事な仲間であり息子なんだから。

そんなわけで、中古で変なものをつかむよりはと、クリスマスプレゼントなど全部前倒しで、少し助けてあげて購入。

PSP「プレイステーション・ポータブル」 ピアノ・ブラック(PSP-3000PB)
モンスターハンターポータブル 2nd

あとでちょっと取り上げてためしてみた。
ふーん、Skypeとか内蔵されてるんだね。トイレから、居間にいる息子に話しかけてみたり。

7分で飽きました。どうもゲームって意味がわからんというか、俺はダメ…

グッバイ、レーニン!

movie

崩壊直前の東ドイツ。西側に女性を求めて逃げていったパパ。残されたママは、その想いを振り切るべく、さらにマジメに東ドイツの共産主義社会を支援するおしごとに邁進する日々。そんなママを見守る、主人公の弟と姉。

そんなある日、ママが倒れて意識不明の重体になってしまう。
ママが意識を取り戻したのはその8ヶ月あと。心臓への負担を考えると、あと一回でも何かショックをうけると、ママの命があぶない。
でもその間にベルリンの壁は崩れ、街の景色も暮らし方もすっかり西側の影響下に。優しいけどガチガチに共産主義に人生を尽くしてきたママに、ありのままの今の街やラジオやテレビや食べ物を見せるわけにはいかない。
みんなで口裏を合わせたり、インチキなテレビニュースを仲間とこしらえたり、これまた優しい息子(弟)の奮闘がはじまる。

すこしだけコメディ風味もあるヒューマンドラマ。わりと淡々としてますが、なんとも「映画」っぽい映画でした。これはこれで、DVDとかじゃなくて映画館(小屋)の銀幕で見てみたかったかも。

Genesis / Genesis

music

1984年作品らしいから、かれこれ24年前の曲だ。
仕事をしながら、いろんな人のiTunesライブラリを聴いていたら
(音楽を聴きながら作業するのが効率アップになるならまったく結構なことだし、そんなわけで仕事場のセグメントにはいろんな人のiTunesライブラリがDAAPで渦巻いている)、
突然 Genesis のこの同名アルバムを見つけ、なつかしさと感動でぶるぶる。さっそく iTunes Store で入手。

なんといってもA1の Mama が名曲中の名曲だ。イントロのインダストリアルっぽいドラム・シーケンスはたいへん印象的だ。

(パっとはじける破砕音は、Sequencial CircuitのDrumtraksのhandcrapを,tuningツマミをかなり落として鳴らした音。8ビットかつレートを落としたことで前に出てくるジッタ・ノイズが気持ちよい。80年代中盤のイギリスでの定番手法のひとつ)

Phil Collinsの、切々と伸びる、しかし時おり狂的にはじける、そしてこの曲の特徴のひとつであるサイコな唸り笑い声にいたるヴォーカル・ワークはたいへんに素晴らしい。フィル・コリンズって「なんか器用なポップ商売屋」ってイメージがあってそんなに好きではないけど、この Mama 一作だけで、それでも英国プログレバンドの名門のひとつ Genesis を一時期背負った男として認めざるを得ないだろう。
後半の、ゲーリバ (gate reverb) ばりばりの、これまた80年代らしいドラム・ワークも、シンプルながらめりはりの効いたかっこいいプレイでとても良い。

実にイギリス曲らしいところだが、曲の頭から終わりまでずっと同じ通低音が鳴りつづける、このえんえんルート保持がまたたまらねえ。

あと止めを刺すのが、なんとも切なくやばい歌詞世界。僕は当時は、この一方的な Mama への愛を暗く歪んだポップ音空間の上で表現したところにインセスト・タブーを感じていたのだが、調べてみたらThe song's theme involves a young man's longing for a particular prostitute.なんだって。

This is about a young man obsessed with a prostitute who is not interested in him. He has an Oedipal fixation on her, and insists on calling her "Mama." It's based on a book Collins read called The Moon's A Balloon, by David Niven. In the book, a young man falls inlove with an older prostitute who does not return his affections.
When Collins played this for their manager, he thought it was about abortion, as if the narrator was the voice of the fetus pleading withthe pregnant woman.

しかしこう、歪んだ・狂った愛のパトスが折れてはじけていく系の歌は

実に切なく痛くていいですなあ。

Pogo the Clown / Hubert Kah といい、

Moaner / Underworld といい。ツボを直撃される。僕は別に恋愛で歪んだり狂ったところはないと思うのだけれど。

つづいて That's All は、ちょっとヒットしたけど、

よく悪くもフィル・コリンズな、スーパーマーケットの特価コーナーのBGMに良さそうな

(ヒドイ)ポップ・ソング。はいそうですか。

その次の Home By The Sea, さらに続けて Second Home By The Sea が、

プログレ調ポップというか、組曲感もあり、

いまあらためて聴くとコイツもずっと root 音がキープされてたりしていいですね。

Simmons SDSシリーズのベタなドラムシーケンスも、

こういうひとたちが鳴らすなら許せる。J-POPで鳴ってたら死ね。って感じ。

さてアルバムのほかの曲は、24年前もろくに聴いてないし、

いまも買ったけどほとんど聴いてない。埋め草。そんな感じ。ごめん。

Quartz Composer Book / 鹿野 護

book

Mac OS X に標準添付の開発環境、に含まれているQuartz Composer の解説書。
著者は未来派図画工作の中のひと鹿野氏。おそらく日本でのQC第一人者。というかほかにいるのかな。 

Quartz Composer Book ?クォーツ コンポーザー ブック?

Quartz Composer Book ?クォーツ コンポーザー ブック?

  • 作者: 鹿野護
  • 出版社/メーカー: ビー・エヌ・エヌ新社
  • 発売日: 2008/09/30
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
  • 購入: 9人 クリック: 227回
 

アンドレ・ブルトン、マクルーハンといったひとびとの言葉を引用しつつ、チュートリアル的にQCでどんなものが作れるかを解説していく、とてもきれいな本。ちょっと高いかもしれないけど満足。むしろ安っちい装丁のQC本など出たらそれはアートに対する冒涜だ。

内容は、僕にとってはそう新しい知見はなかった。というか僕は未来派図画工作の作品を解析してQuartz Composer に何ができるのかしらべて覚えていったので。
でも保存すべき記念品として一冊は所有すべき。

Quartz は, OS X の中でうごめく、グラフィックスの高機能処理レイヤ。その仕組みを GUI であらわにし、いじれるようにしたものがQuartz Composer.
たとえば静止画、動画、音声、MIDI, RSS といった入力を、画像フィルタや動画フィルタ、演算モジュール、JavaScriptモジュールなどいろんな処理要素でGUIでつなぎ、リアルタイム処理できる。Yahoo Pipesみたいな感じで編集といえばわかりやすいだろうか。
そしてそれをスクリーンセーバにできる。あるいはiTunesのエフェクトに。あるいはDVストリームに落としてビデオのノンリニア編集に立ち上げて。あるいはクラブでライブパフォーマンスで映写して。

Quartz Composer 以前、1990年代前半ぐらいに、Silicon Graphics Inc. のグラフィック・ワークステーションで、僕はこういう3DCGのビジュアルプログラミング環境に出会ってはいる。
目の前で、フローチャートのごとく処理要素をGUIでならべて、マウスで処理の流れをつないで、というインタフェースなんて、生まれてはじめて見るもので、尻から鼻血がでるぐらい興奮したが、とはいえ数千万以上ハードに積まないとまともに動かない代物だった。
ちなみに当時の僕の愛機 SGI IRIS Indigo XS24 は、R3000 33MHz で 16MB だった。それでも割と上位機種だったので 24bit フレームバッファだったんだよ。ハードウェアのテクスチャマッピング支援は無かったので、カラーマップを貼付けるとほとんど固まってしまっていたが。
でもいまや、近くのヤマダ電気で何かマックを買ってくれば、当時米国国防総省にSGIが納品していたクラスの3DCG表現環境が手にはいるわけだ。

本書はおそらくQuartz Composerに関して日本語で書かれた唯一の本だろう。
で、自分勝手をいうと、あまりもうこういう本は増えてほしくない。
Quartz Composerというすばらしいものがあまり広がってしまうと悔しいからだ。
森の中で魔法の石を見つけたことを独りじめしたい、蜘蛛の糸にぶらさがるのはオレだけだ!という、僕の心の非常な狭さである。
最近は、僕の飛び道具は、シンセや音符やエフェクタや作曲やDAWよりも、むしろQuartz Composerだったりする。

というわけで、音や画像、動画、アート、3DCGに興味のあるかたはぜひ一見の価値あり。QCを知らないと、一刻一刻、人生を損しますよ。

Yahoo!あんしんねっと

tech

きのう買ってきたTROMSÖロフトベッドフレームを組みたてる。
おかげで、今夜から息子と娘はそれぞれ独立した部屋が無事わりあてられた。つかれた…

「Yahoo!あんしんねっと」を昨日から自宅 Windows PC に導入した。

うちでは、息子も娘も、勝手にどんどんWebを検索して、いろんなものを調べて見ている。僕としては大歓迎だ。

そりゃ有害な情報だってWebにはあるわけだが、それはWebでも実社会でもおんなじことだ。というかWebも実社会の一部なわけで、「インターネット vs リアル」みたいな話題は、わざと意図して言っているのでなければ、筋がわるい話だ。

何が有害かってのも基準がない話だよね。僕は「常識」ってのは、特定の共有できる背景がないかぎり結局各人の主観そのもので、それを立ち位置に何か話をするのは何の意味もないと思ってるので、つまり何がこどもにとって有害かって定義は各家庭に依るとしかいいようがない。

たとえば僕は、男の子と女の子が愛情あふれたセックスをするシーンがダメで、悪い奴が街中でバンバンひとを撃ち殺すシーンがヨシ、ってのはどうにも変だと思うんだけどね。

(たしかスペインの未成年に対する放映コードの判断はこうじゃなかったっけな)

だから、むやみに「こどもにネットは危険!」という立ち位置には立ちたくない。

ただまあ、こどもはまだ判断能力や知識が成長途上なので、Webなり何なりでヘンなものに出会ったとき、これはこういう背景があり、こういうところがやばい、だから見ちゃダメという指導をするなり、彼らの判断を助けてやるなりする必要がある。コレは保護者のおしごとだ。ここんところが、保護者がいない時間帯に、何でもありでこどもたちにWebアクセスを提供することに対するリスクだ。自分(たち)しか判断材料がないときに、非常に奇妙な価値観のコーチングに出会ってしまったり、クリックしたら動画でオバサンがウンコ喰ってたとか香田さんが首切られてた、みたいな羽目になったらキツイですよね。

そんなわけで、なんでも自由に吸収すべしという感覚の僕でも、いちおう家族が使う自宅PCにはなんらかの保護者フィルタみたいなものを入れていたのだが、バージョンアップしたころから、フィルタリングありにしていても、何でも見れるようになってしまった。だって息子なんか、いまやほっとくと一日中ゲーム裏技のYouTubeばっか見てますからね。YouTubeは面白いものいっぱいだし、良心ベースのフィルタリングもいちおうあるけど、手放しでがんがん見てよし、と小学生に言い放てるほどリスクの低い場所ではないと思う。

(一日中YouTube見てるという時間の使い方に対する指導はまた別のレイヤだ。)

娘は女の子むけマンガのサイトを探してみるのが好きで、いいんだが、おっと君がぐぐったその先はレディスコミックのほうで、四十男のオレでも引くぜきっと…というのも見たりみなかったり。

なんかこども向けフィルタリングのいいの無いかなーと思っていたら、Yahoo! Japanが「Yahoo!あんしんねっと」というサービスをはじめていたので試してみた。無料でこれならなかなかいいんじゃないか。

以下の不満もあるが、

  • Windowsクライアントに対するフィルタリングしかできない(まあしょうがないかな、まずは)
  • 曜日定義だけでなく休日定義もできてほしい
  • 保護者を複数定義したい(両親ともadministrativeなアカウントに設定したいというのは自然な要求だと思う)

以下の点がなかなか。

  • 無料でちゃんとできてる
  • 性能への悪影響は感じない
  • きちんとWebクライアントからはtransparentにフィルタリングされている
  • アクセス履歴、アクセス制御など遠隔で管理できる
  • フィルタリングされたとき「これ見たいです」のお願いができる。
    そのリクエストを受けて、会社にいるオトーサンが管理画面からそのサイトは見てヨシ、みたいな運用もできる

また、Yahoo! Japanが手がけているというのもうま味だ。大手だから安心というより、同社にとってこのサービスは以下のような利点があると思われ、

  • 社会に対するネットの健全性への取り組みアピールができる
  • さらに保護者層へのアピール
  • こどもたちのYahoo! Japanアカウント作成による会員数増加 →将来のユーザ層確保 (Yahoo!あんしんねっとは、こども含む利用者ごとにYahoo! Japanアカウントが必要。それをすごく自然に、保護者の抵抗感最小で誘導している。「ネット+こども=キケン!」みたいなご時世に、未成年アカウントの増加を保護者責任で自然に行わせるのは非常にうまい)
  • 利用定着, アクティブ率向上 (Yahoo!あんしんねっとがインストールされてるWindowsマシンでは、Yahoo!アカウントでYahoo!あんしんねっとに何らかのログインをしてないと一切のWebアクセスができない!)

このサービスを無償提供することによる同社側のメリットも非常によくわかるので、こちらも逆に安心して利用できる。
また、大手であるがゆえに、このサービスの継続には社

会的責任っぽいnoblesse oblige も事実上あるだろう。そこも使っちゃう気になるポイント。

ところで、デフォルトだといわゆる「ブログ」は小学生だとアク禁になってしまうようだ。思うところはあるが、しょうがないところかな…

というか、君らのおとうさんが書いているコレもおそらく見えなくなっちゃうわけで、しかし、まあ、よしとしよう。

こんな舞台裏を見られるのもどうか、というのもあるし、むかし娘から、以下のような指摘をうけたこともあるからだ。まさに「こどもにネットは危険」のこの上ない実例といえるだろう。

「おとうさんのブログみたんだけど、…プレゼントくれたの、サンタさんじゃなくてほんとはおとうさんなんだね」

IKEA港北

diary

IKEA船橋のほうは行ったことあるけど、横浜は港北のIKEAははじめて。石神井からは、環八を南下して(もちろん環八など通らずに裏道をひたすら南下だけど)、三京のって港北にいけば目の前だから、船橋よりずっといい。

(2008/11/19にIKEA新三郷というのができるらしい。これは大泉から外環一発で行けるので、これまたたのしみ)

なんかケーキの帽子。すっごくほしかったが、子どもサイズしかないことに気付いて、あきらめがついた。

おなじみのミートボールなど。味もメニューも、そもそも店の間取りなども船橋とほんとおんなじ。

スチール製のロフトベッド。

子どもたちがそろそろ年頃になってきたので(いまだに一緒に風呂にはいってきゃあきゃあ遊んで喧嘩しているが)、息子と娘の部屋を分けるソリューションを探しに、おもに娘の部屋について何か。という理由できたのだが、とっさにいろいろ考え、息子の部屋にロフトベッドを導入することにする。

ケータイで写真撮って、今日は家で友達と遊んでいる息子にメールして、これでいいと承諾をゲット。

というわけでロフトベッドを衝動買い。

長尺2mの鋼鉄製品は、持つと全部で60kg近く。全長4.8mのうちのワゴンでもさすがに積みごたえたっぷり。でも、以前からとっさにデータセンタに緊急対応にいったり、とっさにデータセンタに気分で改善作業に行ったり、とっさにデータセンタにサーバを大量に持っていったりとっさにライブのシンセや楽器を運搬したりという性格なので、軍手や台車はいつも荷物室に入れてあるから、大丈夫なのだ。

IKEAはラストワンマイル(?)の運搬コストをすべて顧客に振るビジネスモデルで安くしているから、あらかじめ移動・運搬手段にあるていど投資している向きにはありがたいかぎりだ。

伊東篤宏・豊住芳三郎 (Cafe FLYING TEAPOT)

music

江古田のCafe FLYING TEAPOTで 伊東篤宏・豊住芳三郎のセッションがあるのでいってきた。

  • 豊住芳三郎 (dr)
  • 島田英明 (violin)
  • 康勝栄 (g)
  • 伊東篤宏 (optron)
  • 弘中聡 (dr)
  • ヒロナカスグル (b)

まずやっていたのは、ギターとドラムと胡弓による 無調性のインプロビゼーション。ジョン・ゾーンとか好きなら良い感じ。

それから Dr, B, そしてOptronによるノイズのインプロ。 これはイイ。ただ店のPAがいまいちそんなに音量が足りなくて、 もっと耳から血が出るような爆音で体験したかったかも。
Optronかかえる伊東篤宏さん、帽子のノイバウテンのバッヂがおちゃめ。

はずかしながら生Optron体験ははじめてだったのだが、 すっかり楽しんだ。
知らないかたに説明しておくと、蛍光灯にギターピックアップを付けて、 そのノイズをエフェクトしまくって歪ませて、音も光もすさまじいという。

この飛茶瓶洞 Cafe FLYING TEAPOTは場所代3,000円にチャージ30%のノルマなしと、 条件もいいし場所も(俺には)いいし、演劇に朗読にアートに、 ヘンなものもぜんぜんOKっぽいのでいいなここ。
客が逃げ出すようなとんがったものを そろそろやりたい。

つか、店のパンフをみたら、前日にJON(犬)さんとかのステージがあったりしてるじゃないですか。なんだ、なんでもありで大丈夫だ。

今年は転職・転職でばたばたしていて、 もう半年以上 ビデオ制作とか作曲とかインプロとか創造行為をできていないが、 こんな勤め人ばっかしてちゃダメになるね。
そろそろいろいろやらねば。そんな、きちんと体内血液の濁りを復活できた なかなか良い時間だった。

Analogue Attack (demo reel)
Music by SFH
Video, Quartz Composer Programming by Jun Morimoto

Mishima: A Life In Four Chapters

movie

緒形拳さんが先日亡くなりました。合掌。
いい役者さんだったと思うのですが、そんな緒形拳の知られざる主演映画がこのMishima: A Life In Four Chapters.
Mishima: A Life In Four Chapters - Wikipedia

三島由紀夫の自伝っぽい映画ですが、アメリカ映画です。製作はなんとフランシス・コッポラとジョージ・ルーカス、監督はポール・シュローダーです。ハッキリ言って名作だと思うのですが、日本ではたしか三島夫人からの強い抗議を受けて一切上映・公開不可となっているため、ふつうに入手したり見たりすることはできません。
僕がどこでどうやって見たかはひみつです。消されても困るし。

Mishima: A Life In Four Chapters (1985 Film)

Mishima: A Life In Four Chapters (1985 Film)

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Nonesuch
  • 発売日: 1996/03/22
  • メディア: CD
 

「金閣寺」からのエピソードは、ほとんどが舞台演劇のテイストですすむ、映画としては抽象的なもので、主人公の坂東八十助のどもる演技などすばらしい。

当然「どもり」「かたわ」とか科白にでまくりなのだが、これをいま公開するとなると、くだらない言葉の言い換えによって、「身体障害とエロティックの関係」という作品の主題は無惨に破壊されてしまうだろうから(何しろコンニャクゼリーが販売禁止になろうという民度の低い国だし)、公開禁止のままのほうが幸せかもしれない。

「鏡子の家」で女社長とサド・マゾな関係に陥らされる青年を演じているのは沢田研二で、これがまたぴたりとはまって結構いい。セットの昭和サイケ感がまた素晴らしい。

これらの土台となる三島自身のイッヒ・ロマンだが、「仮面の告白」を三島の私小説ととらえてしまってよければ(いいよねえ)、祖母との確執や、聖セバスチャンの殉教図を見て生まれてはじめてのオナニーをする少年時代の回想(ただしナレーションはちょっとぼかした表現になっている)おなじみのシーンがつづく。

この映画、サウンド・トラックを担当しているのが、かのミニマル・ミュージックの巨匠、フィリップ・グラスである。その筋のひとならフィリップ・グラスが音楽担当の映画の新作、というだけでも見る価値アリだ(ダライ・ラマの伝記映画Kundunも良さそうなんだよねえ)。最初のタイトル部分、アルペジオのオーケストレーションの盛り上がりにつれてmishimaのロゴが浮かび上がるところなど、どんだけ「キター!!」の感動に鳥肌をたてればよいのでしょうか僕は。

ほかにもけっこういろんな役者さんが出てますが、なんといっても主演の緒形拳はイイです。エロティックなナルシズム、ある種の狂気。三島の写真集「薔薇刑」の被写体を明らかに模したシーンもありますが、こんなところまでピタリとはまる緒形拳はほんとにいい役者さんだったと思います。

薔薇刑―細江英公写真集 (1963年)

薔薇刑―細江英公写真集 (1963年)

  • 作者: 細江英公,三島由紀夫
  • 出版社/メーカー: 集英社
  • 発売日: 1963
  • メディア: ?
 

ストーリーは四部構成。金閣寺, 鏡子の家, 豊饒の海からのクライマックスの抜き出しが3つのおかず、そしてそれらを取り巻く主食が、「仮面の告白」から三島自決に至るエピソード。

そして最後の切腹シーンに至るまで、三島や森田必勝たちが市ヶ谷の自衛隊にRT型トヨタ・コロナで向かうあたりなど、昭和40年代の東京の風景などがかなりの精度で再現されていて、映画のツクリとしてもつくづく感心します。(一瞬だけ、そのころ無かったはずの車種が通り過ぎるのが映っちゃうけど、逆にいえばそんぐらいです)

ただ、終わりのほうで個人的にがっくりきたのは、市ヶ谷自衛隊で演説する三島のシーンにかぶさる、明らかに作品「F104」への言及と思われる、三島の航空自衛隊ジェット機への体験搭乗の一連のカット。

この文学作品のクライマックスは、「高空に垂直に屹立する男根」といった、ロッキードF-104戦闘機のファリック・シンボルとしての明らかな投影であり、これが作品のテーマであり、劇中ナレーションにもそれが現れているが、でてくるヒコーキはなんと、あの丸くマッタリとした機影のT-33シューティングスターなのである。

くだらない下ネタみたいになってしまうので、カタチへの言及はこの程度におさえておくが、40年前の東京の走行シーンと街影をあれだけ忠実に再現しているのだから、なんぼなんでもココもなんとかならなかったものだろうか。

ともあれ、三島好き、オルタネイティブ好き、サブカル好きなら一度はおさえておいて損はない一作だ。

というか、どうでもいいけど、またこういういろんな不穏当な単語がいっぱいの記事を書くと、またGoogle AdSenseが出なくなっちゃうかな。EMAに有害情報として検出されそうだ。

P.S. その後こんな書籍に、付録DVDとして収録されて販売開始されました。

三島由紀夫と一九七〇年

三島由紀夫と一九七〇年

  • 作者: 鈴木邦男,板坂剛
  • 出版社/メーカー: 鹿砦社
  • 発売日: 2010/11
  • メディア: 単行本
  • クリック: 9回

ルームメイト

movie

数年前にもみたんだけど、ひさしぶりにもう一回みた。

じわじわと実はサイコなストーキング行為が…
いやー、怖いです。お化けだのなんだのよりも、結局は人間が一番コワイという。主演のブリジット・フォンダは可愛い。ジェニファー・ジェイソン・リーもなんつか巧い。つか怖い。このひとヴィック・モローの娘さんなんだな。

あと、SWFってSingle White Female (白人独身女性) を示すフツーの略語なんだね。