開城

food

新宿は職安通りの開城(げそん)、むかし開城家(げそんが)でめし。かりかりして素敵なチヂミ、相変わらず辛いけど旨いタコと唐辛子の煮焼物、サンゲタン、テールのスープなど。

Waiting For The Sirens' Call / New Order

music

New Order の 4年ぶりのアルバム。発売日の 3/24 は朝から出張で、レコード屋に寄る暇もなく移動の一日か…とスーツ姿で思っていたが、新幹線に乗る前の東京駅構内にCD屋を見つけ、さすがにニュー・オーダーぐらいメジャーなアーティストだと、店の入口に Ayu だの ORANGE RANGE だのノボリがでているようなチンケなカス CD 屋でも当日に買うことができた。当然日本盤だが。

新幹線ホームで空きベンチをみつけ、まずは iTunes に入れないことにはどうにもならないので、PowerBook に CD を突っ込んで。お、iTunes に CD を突っ込んでも曲名がでてこない。いやー、俺って、ニューアルバムを発売日の朝にズバっと買っちゃってるからなー。これってきっと CDDB にまだ曲名が入っていないのだろう。人より常に先を走る俺ってやっぱりそれゆえの苦労も多いなー。とか思ったが、それは単に Internet に繋がってないから曲名が取れなかっただけなのでは、と2秒あとに思った。
iTunes にリッピング中にも新幹線の時間がせまってきて、しょうがないので、イヤフォンで俺とつながったままの半開きの PowerBook を持って、ホームを、走る。エグゼクティブのビジネスは常に時間との戦いだ。という感じかな? たぶん違う。 

Waiting for the Sirens Call

Waiting for the Sirens Call

  • アーティスト: New Order
  • 出版社/メーカー: Warner Bros / Wea
  • 発売日: 2005/04/26
  • メディア: CD
  • 購入: 1人 クリック: 10回
 

当初いわれていた、「プロデューサーにトーレ・ヨハンセン登用!」は、アルバムが出てみると、そのかけらもなかった。ガセだったのか、コラボがボツになったのか。

シングルカットの Krafty はポップでキャッチー、ギターをまじえた打ち込みポップのツボも各所で職人的に押えていて、わかりやすくてとてもよろしい。プロモも甘酸っぱくてキューンとする一品だ。

ほかの曲なんだけれども…。どうにも魅力がいまひとつない。New Order は「聴いてるとじわじわと良くなる」スルメ系の味をもつことが多いが、そのスルメの予感もない。前作 Get Ready にあった、Joy Division からの暗さもない。
荒削りであったり、やたらツボを押えていたり、はたまた破綻していたりしてもなんとも変てこな魅力をふりまくことがあった、独特の「タチの悪い素人」のようなテイストが今作からなくなってしまった。上手に、しかしやる気なく、つくってある、という雰囲気を感じる。フッキーのテンテテ・ベースも、バーニーのグジャグジャカッティングも、両方ともあまり出てこなくて、普通なんだなあ。うーむ。

とはいえ、聴きだしてかれこれ二十何年のおつきあいなので、今後もずっとよろしくおねがいしますね。

Mixed Tape 6

music

Mixed Tape 6

Mercedes Benz提供のmp3コンピレ、Mixed Tapeの6がでた。(3/22)

今回は割としっとりめ。

次のMixed Tape 7は2005/5/17.

Full of Voices Maximilian Hecker
Amour Lounger feat. Stella
Could It Really Be Sharon Phillips
If You Believe Doob
Sunshine Tatum Gold
Yosoy Anthem Yosoy Productions
Little Wormland Juani
Love Song Fabian Lamar
Sous Les Tropiques Wolfgang Miot
Playing Music Binary Cakeheads
Holding Me Close (Live) Steve Nick
Dreamin' Kevin K. feat. Anna Lanfer
Cyclone Yaourt
Magnetic Field Jahcoozi
Son Of A Beach (Edit) Florian Filsinger

京都

foodtravel

夕方、京都大学ちかくの百万遍*1あたりから、ちっこい電車にのって一乗寺まで。
ちっこい電車は叡山電鉄鞍馬線というらしい。後でタクシーの運ちゃんに聞いたところでは、実用性はからきしないが、観光客のおばちゃん連にはなぜかとても人気があるらしい。

小雨も降ってきたなかを、3人で歩いて天下一品の本店へ。食い物の好みでもあるのだが、天下一品のラーメンは、年のせいもあるのか口から体内にいれるのが厳しくなってきて、しかし京都の本店だけは味がぜんぜんちがう、と複数筋からつねづね聞いていたこともあり、ぜひ行ってみたかったのだ。
このあたりは、1998年、2000年とLinux Conferenceをおとずれるときに車で通った。というか、LC以外の用事で京都にくるのははじめてだ。クルマ以外でくるのもはじめて。

しかし天下一品本店は、今日は定休日だった。ちかくの別の店へどうぞとの案内が貼ってあったが、本店以外の天一にいってもしょうがない。

本来ぼくがいきたかった第一希望の天天有へ。数年前 hattas に連れてきてもらって、とてもおいしかった、思い出のあるところだ。10分ほどあるく。しかしこちらはこちらで、開店が7時だという。まだ夕方の6時だ。まわりには時間をつぶせるようなところもない。

とりあえず京都駅まで戻るかとタクシーを拾う。が、タクシーの運ちゃんいわく、この時間京都駅にタクシーで向かってもやたら時間がかかるばかりでお勧めしない、近所の地下鉄の駅はどうですか、そのほうがいいよということで、そちらへ。しかし、タクシーの営業所にちょうど戻るところのクルマをつかまえたので、行くのが面倒くさかっただけかもしれないね。

途中、また天天有のある交差点にさしかかる。信号待ちをつかってみてみると、まだまだ開店準備中だ。ほんとうはぼくらあそこ行きたかったんですよと、すると話好きな運ちゃん、ぼくらよく行くおすすめがありますよと。ということで、急遽そっちに向かってもらう。

銀閣寺の近くらしい。そうとうちっちゃなシブイ店だった。
結論から言うとイマイチ。却って天天有が恋しくなるばかりだ。

京都駅に戻って土産物など買っていると、駅の売店にも、箱入りの天天有ラーメンが売っているじゃあないですか。天天有が恋しくなるばかりだ。


*1:さすがに、かの FreeWnn でも、「百万遍」「一乗寺」とかは一発で変換できるのだな。京都出自の所以だろうか。でも「叡山」「鞍馬」は変換できませんヨ

Thank You / Duran Duran

music

1995年発売の、Duran Duran による全曲カバーアルバム。1 のGrandmaster Flash & The Furious Five / Mel, Melle の White Lines (Don't Do It)は、いろんな人にカバーされているものの、本アルバム所収の音もなかなかかっこよい。黒めのはじけるファンク系の曲は、案外 Duran Duran はイケたりする。

Public Enemy の 911 Is A Joke も若干よい。
Velvet Underground and Nico の Femme Fatale は、原曲がいいので。いい曲を手で演奏して録音したんだね君達。うん。

あとは… 残念ながら、個人の時間をつかってじっくり聴くレベルの音はなかった。聴いているとじわじわ味がでてくるような「スルメ」系の予感もない。
White Lines はなかなか良いので、この曲のシングル (オマケ付き) として受けとれるならおすすめ。 

Thank You

Thank You

  • アーティスト: Duran Duran
  • 出版社/メーカー: EMI Europe Generic
  • 発売日: 2002/08/01
  • メディア: CD
 

科学技術館

tech

家族で、電車で科学技術館にいってみた。行くまえにwebで調べたら、たまたま今日は無料入場日だった。

外観や入口まわり、30年まえから雰囲気がちっとも変わっていなくておもしろい。

核融合科学研究所の方が、こどもにもわかる超電導のデモをやっていた。普通の永久磁石で作った軌道のうえを、発泡スチロールでつくった電車の模型が浮上して走りまわる。

発泡スチロール電車の背中にはへこみがつけてあって、そこに液体窒素を注ぎこんで冷やすのだが、手元に遠足の水筒のようなものを置き、そこから台所で使うおたまでちゃっちゃと液体窒素をすくっては、もう片手でおさえたマッチ箱ぐらいの電車のおもちゃに、ぴちゃぴちゃと注ぐ。科学の実験というよりは、デパートの家庭用品売場の、万能調理器とか売っているおじさんのようだ。とってもカジュアルでいい。

発泡スチロール超電導電車はけっこうな勢いでレイアウトを走りまわり、まわりで見ている子供たちの近くまで液体窒素が、たまに、ぴちゃ。と飛ぶ。なかなかスリリングで面白い。

自転車の展示

2CV, ルノー4, シトロエンDS19サファリといったエンスーな車ばかり走っている未来のまち

バリバリ伝説

DNAが複製されるさまをパチンコオモチャにしたもの。日本科学未来館のインターネット物理モデルと同じ方向性のものだ。なかなかレスペクト。

ただどうもうまく動いていないようで(お姉さんが「ごめんね、ごめんねー」といいながら修理していた)、あと僕にはDNAの一連のパケット(?)が具体的にどう動いてどう情報が複製されていくか今一つのみこめていないので、結局よくわからなかった。

インターネット物理モデルのほうは僕には楽しめるのは、ある程度本物の構造を知っていて(企画)、それがこんだけ割り切ってモデル化されているという割り切りの乱暴な気持ち良さ(実装)が加味され、そして実際に物理的にがちゃこんがちゃこん動いている(運用)という三段がさねの面白さがあるからなのだろうと、これを見ていて思った。

最上階にはいろいろ体験コーナーがあり、白眉は、人力の工場ラインのようなものを、みんなでレバーを押したり紐を引いたりハンドルを回したりして、大きな金属球をラインに流していくというもの。ラインはループになっているので、夢中になっていれば永久にみんな労働しつづけ、球はラインに沿ってながれつづけることになる。

このコーナーは、科学技術というよりは、インダストリアル風味のインスタレーションというか、クラフトワークの1stとか、アインストゥールツェンデ・ノイバウテンとか明和電機といったテイストのものだ。

これは面白いです。みんなで参加するおもしろさがあり、デザインの良さがある。音や響きも楽しい。
特にセンスがよいのが、この工場のライン? を構成するレバーや紐やハンドルには何も説明がついていないこと。ごろごろ転がってきた金属球が、ラインの途中で止まる。見物していた人間は、はてなんで球は止まってしまったのだろうと考え、球のまわりのラインの構造や、そこに設置されているテコやエレベーターや可動レールを目で追い、自分のまえにある取っ手やハンドルとの関係に気づき、動かし、理解し、参加して、成果を出して気持ちよくなる。

注釈が必要なユーザ・インタフェースというのはダサいし、映画や娯楽も説明されればされるほどつまらなくダサくなるものなので、その点でもこれはなかなかイカしている。

というわけで、無料または安いし、まわりは北の丸公園、内容も科学だの技術だの一直線のNHK教育テレビってだけでもないので、若干はずし風味のデート場所としても(あなたが要らぬ解説解釈を相手にべらべら喋り出す人間でない限り)おすすめ。