車検
帰宅してみると、Xantiaの車検があがった旨留守電と FAX.
結局、自分の年齢ほどかかってしまった。
320i があるうちに、奥さんと池袋 in the room にカーテンを見にいく。なかなか決まらないので、決めてしまう。
夕暮れの池袋からの下りはどの道も込んでいるので、ひさびさに椎名町経由の裏裏道をつかう。
途中で、みなたに師匠とすれ違う。
けっきょく 320i を返しにいくのは間に合わなくて、明日いくね。ゴメン。とファーレン東都に電話。
実家でステーキ。
石神井公園駅南口ちかくのラーメン屋。
店はやや洒落た感じだが、ぎょうざは生臭く、塩ラーメンは古くなったゴマ油の匂い。はっきりいってまずい。二度といかねえ。
横浜で仕事おわって、雨のなかひとりぼっちになってしまい。
Java One に行っている義弟に電話してめしを食おうかとおもったが、池袋直通電車の時間も近いので、Beard Papa's のシュークリームをあがなってかえる。
カスタードクリームの匂いが駅中に充満して、よだれが出て死にそうだった。
プラスに考えると、毎日ちがう車に乗れておもしろいということで、しかも代車がそのまた代車になるたびにいい車になっていくという、代車わらしべ長者といった状態だ。
現行の E46 にのったのははじめてだ。こりゃ、いいわ。
オーディオとエアコンの操作部分は先代や先々代に比べるとより電気仕掛けになっていて、そのぶんブラインド操作性は落ちてしまったけれど、ドライバーのほうを向いた包まれ感、黒いインテリア、独特の BMW の匂い(鼻でかぐ匂いね)、先太りのウインカーレバーとか、なつかしい感じで、ぼくは BMW に「戻って」いった。
ボディサイズはとり回しもいいし、車両感覚も一発でわかる。内装も気が効いている。ただイスの出来は、もちろんフランス車のそれとは比べるべくもない。
相変わらずのストレート 6 路線は、しかし昔のような、アイドリングしていてさえドロドロボボボボ車体ブルブルという、シルキーシックスという唄い文句にお前どこがシルキーやねん、控え目にいっても木綿だべ。と突っ込みたくなるようなものではなくなって、もはやトヨタのマークIIとかクラウンのような、遠くで精密部品たちがびぃーん、しゃーんと回る 1G, 1JZ な安楽な世界。それがこのうえない剛性感のうえに構築されていて、しかしさらに回してみると、4000 ぐらいから BMW サウンドがはじまって、さらに VTEC みたいなやつ (VAMOS だっけ?) のカムが切り替わるだかなんだかにいくと、さらにこれはたまらない。たしかに6発もいいねえ。内燃機関ばんざい。
足は硬いのだが、ゴムとバネが文句のつけようのない仕事をしているという感触で、どんな入力も一発でおさめる。これもたいへん気持ち良くすばらしい。そこへいくと、ハイドロニューマチックの、瞬間的な大入力に弱い、処理しきれなくてドシンバタンとショックが伝わる、この弱点が残酷に思い返されて、泣きそうになってしまった。ただまぁ首都高速をふたまわりほど流してみると、やっぱり BMW はジドウシャであって、シトローエンの「また何か別の乗物」とは (いい悪いではなく) ちがう種別の工業製品であった。はあはあ。
路上の BMW たちを見ると、しゃかしゃか車線変更しては得意そうに飛ばしやがって、あぁうざい奴ら。という手合いをよく見かけるが、たしかにこの素晴らしさでは、こうなるのも仕方がない。風呂あがりにビールを引っかけた男にむかってプハーと言ってはならないと禁止するようなもので、それはあまりにも人の道というものに対して無理というものだ。
これは確かにいいくるまだなぁ。しかし450万だかってのは高過ぎるなぁ。
あとデザイン、最近の BMW トレンドの、悪い三下エイリアンの乗物のようなカッコには、興味も愛着もまったくわかなかった。これは逆にいうとラッキーか。
出社途中、センターメーターの変速機レンジ表示位置 (D とか P とか 1 とか)に EP という表示が出て、その下のエンジンメンテランプ(?) とEML (EMergency Lamp?) が点灯。停止時にエンジンうわんうわん。走りだしても 1 速固定のようで、まともに巡航できない。EP は Emergency Postion とかかしら。
エンジンを再スタートすると、エンジンメンテランプ点灯以外は正常に戻るが、そのうちまた現象再現。走行中エンストも1回。
車内にはマニュアル(資料)も何もないので、しょうがないのでhttp://www.mini.ne.jp/でディーラーを探そうとするが、テッペンからべったり flash すぎで、AirH" と Konqueror のおれにはんなもんにつきあってるヒマはないすぎ。
車検シールから小平のモトーレン東都を調べて持ち込む。フロント氏に電話して症状を告げると、あぁ… という感じで、おれが初めての患者ではない模様。
diag コンピュータにかけた結果、スロットルボディの開度検知がおかしい模様。もちろん新車もいいところなので無償交換するが、部品が届くのに時間がかかるということで、代車に 320i を出してもらって、出社。
車体設計もエンジンも 変速機も ブランドも 生産工場も 生産ラインもあらゆる初物なので、こんなもんだろうか。
というか、おれに非はないとはいえ、大病で入院中の老人の大事なおもちゃ、新車もいいところの車を乗り回してバグ出ししてしまったのは、たいへん気がおもい。
というかこの CVT ミッション、またしても ZF 製品ですよ!どうしてこう ZF のオートマチック変速機はどれもこれもデキが悪いのだろう。世界に冠たるドイツ工業製品の恥さらしといっていいだろう。
おれ個人だけで、320i (E30), Xantia、そして Mini Cooper と、ZF 製 AT では 3回も苦酸をなめる羽目に。
というか、いまもまさに車検のついでに、不出来な Xantia の4AT, ZF 4HP14 の ATF を7リットルもまた交換せねばならなくて家計にひびいているというのに!
ま た Z F か !一人で郊外を元気にはしりまわるぶんには結構おもしろいことがわかった。
こういう味付けなのかもしれないが、低速時のスナッチがけっこうある。一応クリープするし、シフトレバーは右に倒すとティプトロみたいに - +する最近よくあるタイプで、たまに「ひぃーん」という、電気蝿みたいな音がすることを除けば、普通のオートマと思っていてよく、そんなに CVT であることは意識しない。
足はやっぱ硬い。ので、疲れる。乗っているときは面白いが、じゃあ、乗っていない状態から「アレに乗りたいー」と思うかというと、全然おもわない。
革巻きステアリングやシフトレバーとかの操作感はとてもよい。イスは全然ダメ。
切り込んで加速、のときのトラクションが不自然に強い。LSD ぎみな感じ。タイヤ圧センサや ASC まで付いているんだけど、逆にそういうのに頼りすぎなかんじ?
レッドは 5500 からはじまる。スポーツモデルとかいってるわりにありゃりゃ。とも思うが、古き良き英国車 (の気分) は逆に出てるかもしれない。ユニット自体は SOHC で、別にこれはこれで全然かまわない。
オーディオは典型的なドンシャリで、頭がいたくなる。
インテリアの作り込みは実によくできている。商品としてすばらしい。
走り出して速度 20km/h ぐらいで勝手にドアロックがかかる、日本車の悪しき下品な仕様と同じになっている。逆に、ハイ/ロー・ビームの切替えは、前後に倒すだけで一発で切り替わる日本車方式が一番だとおもう。
個人的に大きな減点対象なのが、ホーンボタンがステアリングについていること。クラクションはウインカーレバーの先っちょに限る。いったんこれに慣れると、ハンドル押してプップーなんて、操作しづらくて危なくてやりきれない。
車体の剛性は、ただただすばらしい。
直進性は、ホイールベースの短さをみてもわかるとおり、てんでだめ。運転しながら飲んだり食ったり電話したり irc しようとは露ほども思わない。
「フランス車に比べて、やっぱりドイツ車はクソだ」みたいなことを書いていたが、WebCG の記事に同じようなことが書いてあっておもしろかった。
新世代「MINI」のペルージャでの試乗会に参加して、開発担当者から興味深い話を聞いた。
「もしかしたら、新型MINIはフランスに限って、他の国のようには好意的に受け入れてもらえないかもしれない」
新型車の報道試乗会では、あまりネガティブなことは言わないものだから、ちょっとビックリした。と同時に、「フランスでは」とはっきりと限定しているところに興味を掻き立てられた。
「フランス人は、クルマに対して非常に合理的な要求をする。特にMINIのような小さなクルマについてはなおさらだ。燃費が良くないと彼らは納得しないし、車内とトランクスペースについても、1リッターでも多くの空間を求めて譲らない」狭いのに、高い。クルマを移動の足としてのみ求める人には、フランス人じゃなくたってノーサンキューだろう。ペトラ博士によると、フランス人にはそういう人が多いのだそうだ。フランスのクルマのことを考えると、理解できる話で納得した。では、新型の存在意義はどこにあるのか?
逆にいえば、私はやっぱり洗脳されているのかな?
ともあれ、もうつらくて仕方がない。一週間 Emacs 禁止令を出された Emacs ユーザのような気持ちだ。
「ほかにも秀丸や VisualStudio や WZ や、優秀なエディタはいろいろあるんですよ」そうですか。はぁ。
せめて vi ならよかったのにな。フィアット・ウーノとかパンダとか、ルノー 5 とか、トヨタ KP61 スターレットとか。
フロントストラットのブーツ、ウインカーバルブ交換は車検通過に必須項目として、
あとエンジンヘッド開けてタイベル、ウォータポンプ、ガスケット交換、プラグ、補機ベルト、Fディスクロータ、F & R ブレーキパッド、スタビリンク交換。
それに ATF 交換 (距離のるからなぁ)
結局、具体的な値段はアレなのでともかく、国に納める諸費用も含めると、PC-9801 の VX あたりが当時定価で買えますね?程度のイニシャル見積りになってしまった。
7年 77,000km のればこんなもんかな…
あっさり味でべんり。