週刊プレイボーイ
ネタ職人として実にプロの仕事だ。なんというか、ほとんどレスペクト感がある。
ネタ職人として実にプロの仕事だ。なんというか、ほとんどレスペクト感がある。
(前回の続き)
ガラステーブルの下にレイアウトを作り込んで引き出せるようにした例

これはもうレイアウトというか、空間のスナップショット。「下河原線の歴史」というのが、なんとも東京育ちの鉄な人間のツボをついていて、泣けるじゃありませんか。

特にHOだと、ペーパーで車体を製作するのはごく一般的な手法だったと思うのだが、いまでもそのようなので安心する。ペーパーといっても、いわゆる「紙工作」的なものとは一線を画し、パテを盛ってサーフェーサーを塗って、そのなかから削りだし磨き…というものである。

30年まえとは違って今ではパソコンとかあるわけで、PCベースのCADソフトで NC加工機をドライブして車両を自作量産することなんかもできるのか。


僕は鉄道模型のあとのヒコーキものでも、ストイックなスケールモデラーだったので、実物のない、空想とかデフォルメした「模型」というものが許せなかった。例のガンダムブームで模型店がロボットのプラモデルのオモチャに占領されていくのは僕にとっては世界がレイプされているのと同じで、いまだに根強い私のアニメ嫌いの大きな原因のひとつだ。
(ガンプラも製作したし富野の設定資料集とかも持ってたが、これらは頼まれて製作する仕事なり、単にそのための資料であって、好きでやったことは一度も無い)
とはいえ私も大人になって、受容度がひろくなったので、「遊び」のある模型も受け入れられるようになってきた。
車両の長さを半分に縮めてデフォルメしたもの。なんか最近鉄道模型売り場でよく売っているねこれ。いっぱい並べてやってみるとそれなりにおもしろそうだ。でも当時の僕だったら許せなくて、模型店に火をつけるか! って感じだったんだろうな。子供は極端でいけない。

サンダルとか、ごはんをたべるペーパートレイのうえにレイアウトの断片をつくりこんだもの。おもしろいし、当時もTMS (鉄道模型趣味) 別冊のカラーページの合間とかによく載ってたネタだが、当時は当然こういうのも苦手だった。


これなんか、トンネルや山や地面や車両ぜんぶ毛糸で手編みですよと。

ちいさく丸い世界に作り込んだレイアウト。土台部分にパワーパックなどもビルトインされている。このまるい世界全体も、モーターでゆっくりと回転する。細部のディテールの凝りもちゃんとしていて、実にセンスがよく楽しくて気持いい。ちょっとまいる。






これも実にいい。夢の国というか、千と千尋とかそういうファンタジックな雰囲気がとてもいい。さっきアニメ嫌いとかいっていたのは誰だろう。


このへんも。





車両にちいさなビデオカメラを内蔵して、先頭車からの風景をテレビに中継しているところもいくつかあった。これも当時、ぼくが、いつか億万長者になったらやりたいと思っていたことだ。いまはできるんだなぁ。すばらしい。

こちらも同様の企画。さらにこちらは、運転台先頭からの景色ではなくて、客車に乗ったほかの乗客(もちろん模型ね)も合わせて映し込むかたちでカメラを引いているので、さらにリアル感、マッタリ感、白日夢テイストが出ていて、さらにすばらしい。


ただもちろん、中継をみていると、線路とか駅の風景のかなたに見えるのは、この展示会場の屋内であったり、レイアウトをのぞきこんでいる巨人たちであったりする。
スポーツのTV中継で、サッカーのグラウンドとかバッターのネット裏とかに、本物そっくりに広告とか情報をリアルタイム3DCGで差し込む技術はすでにあるわけで、
こういう鉄道模型の車内からの中継映像を加工し、リアルな背景とか、駅のホームを歩く人物とか、ぐいぐい3D CG合成するのはどうだろう。数百万ぶっこめばいけそうな気がするのだが。
京王線を、レイアウトのみならず運行ダイヤまでシミュレートする一団。駅のディスプレイとか電光掲示板、遅延情報告知までやってる。駅に車両が入線すると当然女性の合成音声でアナウンスがながれるのはあたりまえ。すばらしい。今はパソコンがあるからこういうこともホビーレベルでできるんだなー。
とはいえ、考えてみると、そもそも「パーソナルコンピュータ」ってものの誕生に鉄道模型が深くからんでいたのは、Home Brew Computer Clubとかいったキーワードでぐぐってみるまでもなく、計算機の歴史の常識だろう。



とまぁ、そういうレイアウトの運行管理や自動運行を制御するソフトウェアを専門に開発するソフトウェアハウス。泣けます。なんともこの会社のWebサイトも見てみていただきたい。




「哀愁の晩秋」系のレイアウト。もうね、おれのツボをつかれて、胸がばくばくして苦しい。心不全になりそうですよ。ここに小汚いキハ65の2連でも走ってきてみなさい。もうね、(略)



ナローってのはnarrowで狭いわけで、つまり狭軌鉄道のこと。世界からみると日本の国鉄のゲージ (レールとレールの間の幅) は1,067mmで、世界の標準軌である1,435mmに比べると狭いので、つまり国鉄だってナローといえるのだが、ふつうナローというと600〜700mmぐらいのレール幅の、山の中の軽便鉄道とかいったものを指す。

なので、縮尺が1/87のHOゲージ (16.5mm) と縮尺は同じに作り込んで、しかし模型のレール幅 (ゲージ) は本来縮尺1/150のNゲージ (9mm) を流用してナローな軽便鉄道レイアウトを製作、といったことが一般的に行われる。






天賞堂はあいかわらず、キレイに金属加工されたお召し列車のたぐいを銀座のショールームで高価に販売していらっしゃる。という感じで。


TOMIXはオモチャあがりという偏見がいまだにあるのでどうでもいいとして。

グリーンマックス。ちょいと便利な小物やシーナリーを販売する悪くない新興メーカーができたなぁ、と思っていたら、なんと今年で創業30周年ですか。おれも歳をとったものだ。

なんかロゴはかわったし、完成車両とか、HOなんかもやってるようだけど、いい感じでやってるようだ。営団400系キットもしびれる。「サインカーブ メタリックキット」とかちゃっかり別売で出しているところもいかしてる。サインカーブの営団丸ノ内線は僕も大好きな車両で、いまはアルゼンチンのブエノスアイレス地下鉄で走っているのだが、しらべたらちゃんとわざわざ現地にいって写真をとってきた人とかいて、すばらしい。あと営団のあの数字フォントは、宇宙でいちばん美しい数字フォントだとおもう。

なんともうれしかったのがカツミ。硬派のHO完成品/キットメーカー、鉄道模型はやっぱ金属、真鍮キットを磨き上げハンダづけし組み上げる、ブースにも100Wクラスのハンダごてが並んでいて頼もしい。


なんつってもこのノレンがガツンとキマりすぎている。このノレンがキマるのは、硬派メーカーのカツミをおいてほかにあるだろうか。ほとんど涙腺がじーんと来てしまった。とにかくかっこいい。何度も何度もながめた。


自作といえばピラニア鋸ですよ!

特にペーパーで窓枠のアールをきれいに打ち抜くには各種ポンチしかないわけですよ!

スイス製とかいいピンセットなしでは、人の人生は死んでるのと同じわけですよ!

最後のシメが、御大、カトー (関水金属)。関水金属の本社は小学校のころのおれの家の近所にあって、おれとしてはそれは大変に誇りにおもえることだったのだが、今年はNゲージ誕生40周年ということで、いろいろ記念品的なものが展示してあった。

あ。

こ、これは、おれが小学生のときに、死ぬ思いで貯金してやっと買った、大事な大事な大事なパワーパック、あれそのものだ!

確かに、たしかに当時はレールはこの紙箱に入ってたよ!

これまた死ぬ思いで買った、電磁切換えポイントセット!切換えは、スイッチを一瞬だけぽつんと押すんだが、あれれ? と若干押したままにしてると、あっと言う間にリレーが放熱して、いやーなにおいと、細いけむりがポイントから立ちのぼって、リレーをおさめたプラケースが、ぽや〜 と膨れあがってくるんだよな。そこでまた死ぬ思いの800円 (体感価格、今の5万円) を握りしめて泣きながらイトウ模型ですよ。

そんなわけで、私は脳内がすっかり30年まえに戻ってしまい、瞬間風速的には、仕事も家庭も何もかも捨てて戻りたい、という勢いであった。
黒澤映画「八月の狂詩曲(ラプソディ)」は、主人公のおばあさんが、頭のなかがついに昭和20年8月6日に戻ってしまい、ピカが、ピカが落ちてくるねんで… とよぼよぼと走り去っていくなんとも切ないラストシーンで幕を落とすが、あんな感じ。
あと、Nの連結器が、かなり各社いろいろいいものが出てきたことに感心。もちろん昔ながらの例のでかくて不格好なやつはいまだにデファクトスタンダードのようだし、なつかしいケイディ・カップラーも健在のようだが、それ以上に、相当本物そっくりの密着式連結器 (実はその真下でこっそり握り合って連結している) とか、さらにすばらしい、本物そっくりで機構も同じな自動連結器などがあって、感心する。というかいろんな出展者のかたにお話しして、いろいろ教えていただいた。先方も、30年前で知識が止まっている人間と話をするのは面白いことがあったようだ。
あと一点疑問。HOゲージは1/87で16.5mm. Nゲージは1/150で9mm.でもこれは欧米の標準軌 (1,435mm) にあわせたスケールであって、そのまま1,067mmで走る国鉄車両などつくるとどうも股が開きすぎで不格好、なので各社とも日本の車両は微妙に1/82だの1/140だの、ちょっとおおきめに作ってゲージとの見た目のバランスをあわせていたのだが、
ストイックな人たちは、国鉄の1,067mmを1/87にしたらそれは12.2mmじゃないか、つまり国鉄車両をHOで走らせるなら、レールのゲージ幅は12.2mmであるべきだ! として、車輪もレールもポイントも何もかも自作していた。
というのがあったと思うんですが、彼らは死滅してしまったのですかね?また、こういうの何ゲージっていうんでしたっけ?
とまぁ、息子と一緒にしばらく外の空気をすいつつ休んでいるうちに、頭が通常にもどる。いっしょに新宿のたちぐいそばで蕎麦くって帰宅。

きょうは息子と二人でどっか遊びにいくつもりだったので、国際鉄道模型コンベンションというのをチェックしておいた。朝からずっと宿題をやってる息子を、勉強ばっかやってるとバカになるぞと連れ出し、クルマでビッグサイトへ。
ビッグサイトにいってみると、東のほうはジャズフェアといったものをやっていて、しかし目的地は西のほうなので向かってみると、鉄道模型をやってるのは2Fで、1Fではなんとハムフェアをやっている。
たしかになんとなく、西のほうに向かうと、歩いている人が太かったり、細かったり、みんなファッションがステキだったりして、アキバなオーラが放たれていたのだが、つまりそこでは、「鉄」vs「ハム」というかなり強力なタッグマッチが、ビッグサイトの 1F と 2F, 高低差 10m ほどでしのぎを削っていたことになる。
ちょっと覗いてみると、さすが八重洲無線とかICOMとかSTANDARDといった、ビシっとキマった老舗のブースがたちならび、本物感でむせかえるようだ。

考えてみれば、これこそが古き良き秋葉原の文化、今を去ること二十年以上前、中学生のぼくがBit-InnにPC-8001を見に行っていたころの、ただしい「あきば」であって、昨今のエロだのコスプレだのといった腐れゴミ溜めの「アキバ」とは大違いである。たいへん申し訳ない先入観を最初もってしまった。
とはいえ、俺がむかし20年ぐらい前に友達に連れられていったハムフェア(晴海)も、会場のすみっこにいくと、中古タクシーメーターだの、米軍放出の手榴弾のドンガラだの覆面パト偽装キット、さらに奥にいくとセル画とか使用済セーラー服とか、ドイツ国防軍の軍装をまとってMP-38をかまえる岩井由紀子(ゆうゆ)のポスターだの、そんなのばかり売られていて、つまり結局昔からやっぱりアレだったわけだけどね。
というか岩井由紀子さんは、当初ホビージャパンとかのミリタリールック専の女の子モデルさんとしてコアな認知をされていて、そんな彼女が隣の嘉悦女子から「おニャン子クラブ」にエントリーしたときの驚愕は記憶に新しい。
嘉悦は私立女子高のCIテコ入れの先達としてもなかなかで、前身の東京商業女子のイメージをひきずるダサいジャンパースカートからブレザー系(つっても頌栄のパクりだけどね)への転身をはかり、ロゴやフォントも一気にヒラギノ系にサンセリフなリニューアル。それまでの学園祭の校門前にはシャコタンの430セドグロにウンコ座りのソリコミ系彼氏がたむろしていたのが、翌年にはそれなりに2年落ちの銀320iとか赤アウディ80 が、白百合と靖国神社と朝鮮総連のはざまに停車するようになったのも、なつかしい思い出だ。
って関係ない話はともかく、ひとまずお茶でも飲もうと隣のオープンスペースにいってみると、あるわあるわ各種ライブスチーム。

いきなりなかなか素晴らしい。




当然、こどもさんを載せていっしょにミニ列車に乗りませんか系のイベントをいろいろやっていて、それなりに待ち行列もできているのだが、もうこんなのに並んでよろこぶガキじゃないよなと、適宜息子を煽りつつ、屋内のメイン展示のほうへ。
もうね、

私は小学校から中学1年ぐらいまで、それなりにNゲージをやっていて、レイアウト (鉄道模型レイアウトを「ジオラマ」という奴は殺す) やらシーナリーやら、当時出はじめだった鉄道模型用ATS (3セクション)、車両自作とかやっていて、それなりに濃い思い入れが脳の奥底の長期記憶の引き出しに深く静かに沈潜していたわけなのですが。






それが30年ぶりにひらいた。


長期記憶のかなたから、奔流のような、シナプス電気信号が湧き出てくるのは、異様な生理的快感に倒れんばかりである。







「日本におけるドイツ年」企画も協賛しているようなので、

ということは、つまり、


会場はいっていきなり、大レイアウトで、メルクリン!メルクリン!メルクリン!である。



あいかわらず、架線集電とか、精密動作確実な転車台とか、ドイツ人に動作精密なものを作らせるとすごい。(味があるかは別として)
メルクリンのHOは伝統の交流式だが、ほかにも機関車のパンタ上下とかも操作していたので、いまはもう、なんか別のデジタル信号とかも重畳して流してたりするんだろうな。

僕がやってた小学生のころ、もちろんメルクリンは機関車がペーペーサラリーマンの月給ぐらいという高級品なので、動くのを見るのは世田谷の歯医者さんちの同級生とか、おかあさんが有名作詞家な麻布の同級生とか、そういうところに伺っての話なのだが。
普通の鉄道模型は左右のレールにそれぞれプラマイの直流を流し、電圧の上げ下げで電車のスピードを制御する。そしてプラマイをマイプラに切り替えると進行方向も逆に。という構造。
シンプルなのだが、右側レールと左側レール、これらが接触してしまうと電気的にショートしてしまう。なのでポイントの設計がめんどくちゃい。
あとさらに面倒な問題として、たとえば「P」の字のように、ポイントを直進した線路がぐるっとまわってまた戻ってきて、同じポイントの切換え反対側につながってますーなんて構造をうっかり作っちゃうと。メビウスの輪じゃないが、左側レールだったものがめぐりめぐってそのまま右側レールにつながって、ありゃ、こりゃ電気流したらショートするより他ないじゃん。ということになる。
なので、こういう P型とかクロスするような線路を直流式で作る場合は、列車の長さ以上に絶縁区間を各所に設計し(ギャップを切る、という)、あっちの区間に電車がいる間にこっちの区間のプラマイを予め反転させて帰りを待っておき… という論理的思考に基づいた面倒な運転制御が必要になる。
ここはほんと面倒くさいところで、「レイアウト入門」といったような鉄道模型の入門書には、必ず中盤以降にしつこくギャップの切り方の解説や、下手するとギャップの例題と回答集まで並んでいて、それはまるでC言語を覚えようとする初心者に襲いかかるポインタのポインタの理解のような話であり、ここでつまづいてレイアウトへの道をあきらめてしまう少年たちが、実に年間5万7千人近くいると、電通の調査でも明らかになっている。
しかし西ドイツの名門メルクリンの交流式にはこの問題が無いのであります。レールとレールの間に点々とツノが出ていて、レールがアース、点々から集電。好きなようにレールをつないでいってレイアウトしようが、ギャップをどう設計したものかといった問題とは無縁なのであります。(って、これは交流だからというよりは、レールの左右にプラマイを写像してないところがミソなんじゃないか、と気づいたのはもうちょっと経ってから。)
なので、モーター回転が前進かバックか。という状態は機関車が持ってる。その状態の切換えは、線路に一瞬だけ、ふつうの運転に使う以上の電圧をかける(たしか 16V) ことでおこなう。これをやると、機関車内部のリレーが切り替わったカチャという音が聞こえてきて、ここがまたさすが西ドイツ。と、小学生のぼくはしびれたものだ。こういう仕様なので、手元のパワーパックから方向切換信号を出した瞬間、むこうのレール上の機関車が一瞬びくっとする。これもしびれる。
あと、うっかりレールに手をついてると、さすがに16Vなので、本当に一瞬手がしびれる。なので、大人になった今でも、「感電」「西ドイツ」と聞くと、メルクリン…16V… という連想が脳内をよぎる。
(続く)
Fila Brazillia Remixes: B2 / V.A.

エレクトロニカ、クラブ、ボッサ、ジャズ系の人気コンピレシリーズの第二弾。なかなか悪くない。
逆にいえば、いきなり仕事をブチ休んで車で海か山に失踪したくなるような衝動がわきおこるほどではない。ジャケが個人的にあまりピンとこなかったのだが、やはりピンとこないものは、ぐっとはこないということか。
追記: それからも数日聴いていたのだが、やっぱ、ラテンのユルさ、楽天さ、まぁいいじゃんさといったが感じられず、つまり心地よくない。音楽がきちんと打ち込まれ演奏されミックスされ、すぎていて、あぁ、こいつら、締め切りまでちゃんとスケジュール管理して、クーラーの効いたスタジオで黙々と打ち込んでるんだろうなという印象を持ってしまう。
「アウディが作ったラテン車もどき*1」といったところだ。こういうものは私はイラナイ。
会社のひとが昼に行って悪くなかったようなので夜いってみた。ワンタンめんと餃子。餃子はなかなか良い、旨い。ビールはコロナなんかも置いている。ラーメンはいわゆる煮干し系? 永福町の大勝軒とかの方向。ワンタンはちょっと固くてくどい。麺はちょっと太めでぼそっとしていて、これはこれで悪くないのだが。スープは、だしの味はたしかにうまい、うまいんだけど、どうも薄くて、その割に油はしっかり入っているなという。

お店はそう広くはないけど、雰囲気はよく、おじさん、おねえさんの応対はていねいで、とてもよい感じ。平日なら夜2時までやってる。結論: 悪くないし、おすすめできるし、満足して店を出たが、リピートすることは特にないだろう。いや、あと味噌と塩をチェックしにいってもいいかな。
それにしても、特殊な集団でした。普通の「黒服軍団」なら、それはそれですぐ分かるんですが、街の雰囲気を壊さない様にという配慮なのでしょうか、「クールビズの万世橋署員」そして「Tシャツにたすき掛けカバンの、アキバ系を偽装した公安(w」が、みんなイヤホンして歩いているんですよ。後ろの野次馬を制御する公安も、決して大きな声を出さず、「はい、おさがりください。コチラの方へお願いします」みたいなトーン。
そのうちラジオライフあたりに「アキバ系偽装公安コスプレ」記事が載るのではないかという予測。
Magma はそんなに詳しくないのだが、MDK (Mekanik Destruktiw Kommandoh)と Korntarkosz (コーンタルコス) のあいだに作曲されたまま、30年間ほぼ眠っていた曲らしい。それのスタジオ録音。というか Magma のスタジオ録音版というのも 20 年ぶりとからしい。
Magma はライブバンドだと思うので、聴いているうちにのめり込んで、全身の分泌が増大して壁面に頭をがんがんやりたくなるあの感じはこのスタジオ盤にはないのだが、そのぶんしっとりじっくりと鑑賞することもできる。K.A II は、あーこれが Korntark の原型かーとか。ドラムもあいかわらずかっこいい。このクリスチャン・ヴァンダーっておっさん、いったいいまいくつなのだろう。60近い?
とにかく、ロックというかジャズというかプログレというか、ある程度聴きやすいし、探究心ある音楽好きの人にはおすすめできる一品。しかしこれを来月おれは生で聴けるのかと思うといまからどきどきわくわくだ。
きょうだいだからだろうか、息子と娘は、気がつくとしばしばシンクロナイズド・スイミングもかくやという感じで揃って寝ていることが多い。
