売国奴の持参金 / フレデリック フォーサイス
「騙し屋」マクレディ・シリーズのひとつ。亡命、二重スパイってあたりの、静かなるスパイ・スリラーって感じ。フォーサイスにしては短めの、中編といってもいいぐらいの作品。なかなか悪くない。
「騙し屋」マクレディ・シリーズのひとつ。亡命、二重スパイってあたりの、静かなるスパイ・スリラーって感じ。フォーサイスにしては短めの、中編といってもいいぐらいの作品。なかなか悪くない。
ちょっと話題になっていたようなので釣られてちょっと読んでみた。
3人の論文というかをあつめたもの。
もともと、炎上中のブログを面白がって見にいく見物客みたいな気分で手を出したので、で、まさにそういう面白さを満点に味わえた。
ひとつめのものは、まぁわかるけどねえ〜という、ちょっとヒステリック直前ぐらいのキーキー風味な主張で、いいたいことは分からんではないが、なんぼなんでもそこら中でガラムを喫われたらちょっとたまらんでしょ(ガラムは、いわゆるニコチンとかタバコくささとは別種の香り・嗜好物なので、一般にタバコがだめなひとでも、ちょっと試してみるといいだろう)とか、あと私には決定的だったのが、煙草の害を言うんだったらクルマのほうがもっと人を殺してるでしょ、自動車会社は殺人会社だーみたいな主張で、あーこりゃダメだ。
煙草もクルマも、人や社会や環境に迷惑をかけつつ、あーでもいいねえ楽しいねえこりゃやめられんという大人の嗜好物であり、個人の快楽は他者への迷惑ゼロにはありえないという自己批判もともなったメタな視点がまずあって、そこからオトナ社会のお互い様とか紳士とかいったもののうえに論じないとだめなのに、これは痛い。
「私は子供のころクルマにはねられて怪我をしたことがあって…クルマ社会が憎い」みたいな主張と、煙草をもって歩いたからといってどれほど他人にやけどをさせる危険があるというのかという主張を同一稿でおこなっているのは、これって釣りクォリティですよね?
2つめの著者は、ご自身は喫煙はせず、むしろ嫌煙家であって、しかしいまの嫌煙ファシズムはおかしいという冷静かつ興味深い主張をなされていて、すばらしそうなのだが、まだ読みかけであることをわすれて図書館に本を返してしまった。
なんつーか、こんなことをどうのこうのと人生の時間をつかって論じている人々は、だから煙草もすわないし、なんというか人生の価値観というか、煙草の味もわからないんだろうな、と無茶苦茶偏見なことをいってみる。(ワラ
ブラーのなんか吹っ切れた感じの痛快ギターロック。2曲目のSong 2という、CDDB がトラブったような題名の曲がむかしから好き。
BMWがむかしThe Hireというシリーズもののプロモ映画をいくつか制作してWebで公開していて、ぜんぶ主演がClive Owenで、監督がまたJown WooだったりJohn FrankenheimerだったりWong Kar-Wai, Guy Ritchieとなかなか豪華だったのだが (Gary Oldmanと, なんとJames Brownが出てくるのもあって相当ぶっとんでいた)そのなかのStarという一本が、BMW 5erのプロモなのか、blurのSong 2のプロモなのかよくわからないぐらいドライヴするロックでよかった。
(筋は、どうみてもマドンナのような、というかマドンナなのだが、中年スター歌手のワガママ女の運転手を急におおせつかったClive Owenが… というもの)
人生此ミニマル。のフィリップ・グラス先生の、わりとポップめの近作。Linda Ronstadtがヴォーカルで参加してたりする。
ひさしぶりに秋津へ。
おむつたたみ室の山に挑む息子と娘。

友人の結婚式の二次会があったので奥さんと五反田へ。さすがにきょうは若干フォーマルな格好ででかけた。こうしてみると、やっぱりうちの奥さんは美人でかわいい。
五反田はむかしの勤務地だったのだが、いろいろ街も変わったなぁ。ただ、むかしからどうにも、愛着とかそういう気分になるところではまったくないのが残念。
到着、いろんなかたとごあいさつ。旦那さんはきさくで頭よく優しそうでかわいい方で、良かった良かった、お幸せに。
出席者は大学当時の音楽サークルの連中が多く、あいかわらず面白い。新郎(というか新婦も)の同僚みなさんもさすが玩具業界だけあってたのしく、全身着ぐるみの人まじえて「ダイヤブロック音頭」とか歌っていて、ほんとに面白かった。こういう、新郎友人一同とかの演し物とかって、ほんとにみんなでたのしめておもしろいのって、あんまりないよね。
三次会はさくら水産で。さくら水産の威力というか、さんざん大勢で呑んで、ひとりあたり1,000円という、現代科学では解明できない激安価格に。
http://www17.ocn.ne.jp/~sobakiku/
昼に奥さんと二人でいってみた。くぐってみると、思ったよりも奥に広くつづいている店内。おちついた感じでとてもよろしい。

僕はおろし蕎麦をいただいた。おろしは緑がかっていてシャキっと辛め。つゆも醤油の効いた辛めの江戸ふう。奥さんの頼んだぶっかけ蕎麦には、長葱の揚げ物、練り味噌などが和えられていて、これもまた旨い。


お酒もいろいろ置いてあって、昼から焼き味噌あたりでからめの酒でものんびり呑んでいると、相当しあわせになれそうだ。
Depeche Mode のトリビュートアルバム。これはもう、たいへん素晴らしく良い。
Color TheoryはBrian Hazard という人のひとりユニットのようで、シンプルかつしっとりした感じのポップスを10年ほどやっているようだが、このアルバムは、このユニット(この人)によるデペのカヴァーをまるまる一枚ひたすらおさめたもの。
| I Want You Now |
| Sister of Night |
| It Doesn't Matter |
| Sweetest Perfection |
| Here Is the House |
| I Am You |
| World Full of Nothing |
| Surrender |
| But Not Tonight |
| One Caress |
| Leave in Silence |
| Ponytail Girl |
選曲もなかなか渋くていいでしょ。おっと、最後の Ponytail Girl という曲だけこのひとのオリジナルらしい。
まさに Martin L. Gore がすこし若やいだような、少年っぽくも男太さを併せ持った声で、とても感じがよく、うまい。オケも実にすばらしい。シンプルかつ若干チープな音、ベーシックでありつつも屈折・毒を織り込んだデペ独特の音世界を、真似するのでもなく、別の角度から同じゴール、いや近いレベルを目指して、しかもそれにほとんど成功している。オルタネイティブでありながらもシンプルな組み立てにより、マーティンの楽曲の良さが、ふたたび十二分に発揮されている。Martin のソロの Counterfeit 連作 (Counterfeit EP, Counterfeit2)、あるいはYazoo の 1stに迫る、これは大人の鑑賞に耐える、あらたな一級のエレクトロニック・ポップだ。 I Want You Now, Here Is The House (これも切ない曲だよねえ…),Sweetest Perfection あたりが特によい。
私はiTunes Music Storeで見つけた。残念ながら amazon.co.jp にはまだ入荷していないのだが、アルバムのサイトで試聴もできるので、良質の大人のエレクトロニック・ポップを聴きたいかた、デペファンならぜひぜひ。鉄板でおすすめ。