崖の上のポニョ

movie

吉祥寺で見てきた。

ちなみに、いわゆるシネコン以外で普通の映画のロードショーを見るのはずいぶん久しぶりだが、残念ながら席は全部自由席で、おかげで事前に券を購入していたにもかかわらず、上映開始の40分まえぐらいから湿気と猛暑のなか、通気の悪い映画館の階段の踊り場で延々と行列をつくって待つことになった。
昭和のころはこれがフツーだったけど、すでに平成になって二十年である。いまは全席指定席で、券を買ったらあとはのんびり上映時間を待てばいいのが普通だろう。こういう営業努力してない施設に普通のロードショーなんかもう見にいかないよ。

映画はなかなかよかった。画が童話絵本っぽくてよい。
筋はシュールでよくわからないが、雰囲気をたのしめばそれでいいだろう。伏線とか結末とか話の構成とか気になるひとは見ないほうがいい。
そんなわけで、プログレ・ロックのバンドのポップめの一曲みたいな感じで楽しんだ。

ただこの映画、「神経症と不安の時代に対して」云々みたいに主張されているけど、むしろこの映画のほうが大人にはそういうフラグメントを感じ取れて、そのせいでよけい味わいが増すところもあるから、あんま健全風味をウリにするのはかえって自分の首を絞める気がしてどうかなあ。むしろつげ義春の白日夢っぽい一連の作品に似たテイストを感じましたよわたしは。

あと宮崎作品お約束の隠れシトロエンだが、今回はまったくわからなかった。
船の引き揚げ場の路面に描いてあるペイントは、さすがに違うよね?

KORG DS-10

music

KORG DS-10がとうとう出ました。昨日家には届いていましたが、今日やっとちょっといじってみました。

要はNintendo DS用のソフトシンセ・シーケンサのオモチャなわけですが、DS用ソフトというよりも、あくまでも「これはKORG DS-10というモノです!」と言い切っているところが心意気を感じるじゃないですか。

中身は、MS-10風味のモノシンセが2系統。同じくMS-10レベルの音が出る、パーカッションシンセ風味の4音色なドラムトラックがひとつ。それらをまとめるミキサーとエフェクター (Delay or Flanger or Chorus)。すべてマトリックス操作な16ステップシーケンサ。
シーケンサはtriplet風味なノリにずらすパラメータもあります。ゲートの長さ(レガート指定もできる)やベロシティ、フィルタの開き的なこと、panpotとかも同じくstep sequencerに打ち込み可能。ただしこれはMIDI接続性はまったくないモノなので注意。逆にいえばいつものMIDIに縛られない発想の作りになってます(たとえばここでは わかりやすさのためベロシティっていってますが)。変拍子もOK.

モノシンセはパッチケーブルレベルのいじりも可能で遊べます。ただ、僕が個人的にKORGのシンセに持ってる印象よりも気合いの立ったVCF発振をしますし、矩形波も割と男っぽくデンキっぽいRoland方向な音。ぼく自身は歓迎です。DS-10という名前はあきらかに名機MS-10のオマージュだと思いますが、音的にはもうちょっとハネてて現代的です。

で、リアルタイムプレイやシーケンサへのRECなどでは、鍵盤の絵へのスタイラスによる演奏もできますが、ここはさすがコルグ、KaossPadっぽいアレができます。なかなか遊べてたのしいです。

残念なのは、あくまでも操作はスタイラス一本から行うわけなので、同時にいろいろはできないこと。たとえばぱっと別トラックをミュートとか本トラックをソロって、Pad で弾いたりオカズ入れつつ、かっこよくフィルタを閉じ開きとかしたいですよねー。

ともあれ、たのしいオモチャです。
シーケンス組みつつ操作、とか、動画に撮ってさらしたりとかさっそくしたかったんだけど、USBカメラとかが全部どっかいっちゃって今日はできず。

転職

diary

というわけで、今月頭にまた転職しました。

1992年に社会人になってから、最初の会社には8年、次の会社 (あえて旧社名のほうにリンクしています)にもほぼ8年と、そんなに転職ペースは早い方ではありませんが、ちょっとご縁があって今年の春ごろいた会社は残念ながら2ヶ月で失礼することに決断。いまの会社は、あっここで仕事をするというのもありだよねと思い、連絡してから一ヶ月でもろもろお話も決まり、2008/7/1から通っています。

実はわたしはもう40だというのに、フレックスとか裁量労働制じゃない、出社時刻と退社時刻が決まっている職場というのは生まれてはじめてで、「定時」とか、数値計算上の仮想的な概念じゃないほんとの「残業」ってやつとか、あと電車の「遅延証明書」とか「遅刻」ってやつとリアルに対峙することになり、けっこう新鮮な気分です。でも確かにこれはこれでいいかもしれませんね。

定時になるとけっこうみんなびしびし帰ります。俺も以前から、さあ切り上げて帰ろうぜと、みんなが平和に帰宅の途につくリズムを率先して作るのは年上・上司・オッサンの責任のひとつだとおもっていますが、仕事は密度濃くやり、とっとと帰るのはいいことです。

紙に何かを印刷とか電話がどうしたみたいなことはほぼまったくありませんし、あまり disclose するわけにもいきませんが、「ここがこうなってる職場・フローだったらいいのになあ・したい」とかいままでいろいろ思ってたことがかなりいろいろ実現していて、相当にかなりいい感じです。

というわけで、シャツに短パンで Emacs で perl をいじる系の世界に生還しました。またこれからもみなさんどうぞひとつよろしく。

P.S.
今回、社会人になってはじめて無職期間というものを体験しました。
(それまでは入社日前日まで前の会社の有休消化にあてていた)
いろいろ面倒くさそうだなー と思っていたのですが、ここでたいへんためになったのが [life] プログラマのための退職に伴う年金・保険証・住民税の手続きメモ - ひげぽん OSとか作っちゃうかMona-です。すばらしいまとめです。さあこれを読んだらあなたもLet's退職! higepon++

OSI 9層モデル

tech

ネットワークの世界でよく言われるOSI参照モデルというのがあります。これは 7つの階層でハードやソフトなど処理のレイヤを区分してるわけですが、実際にはさらにそれらの上下にも階層があります。

レイヤ0は、レイヤ1(物理層)のさらにひとつ下で、運搬、設置レイヤです。
俺的には運転レイヤです。「まあ今回もおれL0やるわ」で、自分のシトロエンで、最高40台ぐらい一気に1Uサーバを積んで運んだりしたこともありました。って、はてなの引っ越しじゃないんだから。

レイヤ8は政治レイヤです。構成技術には稟議書、役員ネゴ、喫煙所トークなどがあります。「ロードバランサの増設どうするね?」「あちょっとまっていま絶賛L8中」といった会話になります。L8スイッチ、L8ロードバランサ、L8アプライアンスといったものもあるようですがよくわかりません。

と、いうのは前の(前の)会社の内輪のスラングだと思っていたのですが、全然関係ない人といきなり L8 とか言って通じるのを知りました。やっぱみんな同じ風に思いつくことばですかね。

ミスター チンズ ダイニング (赤坂)

food

打ち合わせで昼まで赤坂にいたので、ランチはひさしぶりに赤坂のハシヤにいこうと、企画の人たちとわかれ、大気が揺らめいてみえる、昼の猛暑の赤坂の街へ。

あつい。なかなか歩けない。

5月末で閉店…

気を取り直して、じゃあ九州じゃんがらでも行くかと

移転しました…

関東ITソフトウェア健康保険組合のビルにいけば、保険証さえ見せれば乙な和食弁当を食べられたな、とおもったが、そういえばこれも去年あたり移転…
暑くてもう歩けません…

もうどうにでもなれと刀削麺の、またすこぶる辛いやつをたのむ。

猛暑に、また赤いスープで、辛い。

またしても汗が滝のように流れる。
愚かな人類たちに、罰をっ…
というか単に愚かなのはオレだけなんだが。

ミスターチンズ ダイニング

閉ざされた森

movie

ジョン・トラボルタ主演。戦場で起きた事件の謎解きムービー。

悪くないのだが、どんでん返しがやたらありすぎて、そればっかになってしまい、推理小説でいう「本格の鬼」の欠点に近いものがあったかも。トラボルタ主演のアクション風味ハリウッド映画という先入観で見てしまったから余計そう感じたのかな。

監督はジョン・マクティアナン。ダイ・ハードとかプレデターを撮ったひとだが、この一本はちょっとエンタメ性が弱かったかな。

隠された記憶

movie

ミヒャエル・ハネケ監督の問題作。淡々とショッキングにすすむ。音楽をまったく使ってないのはこれはこれでいいね。

いろいろ ?? なところもあったが、まあ雰囲気だけたのしめばいいのだろう。というか途中で眠くてちょっと気絶した。

サマータイムマシン・ブルース

movie

タイムマシンもののコメディ。夏休みの田舎の大学、SF研と写真部の部室のエアコンのリモコンが壊れちゃったことがきっかけでまきおこる、狭い舞台での大騒動。

いい意味で「お芝居」っぽい感じのコメディ。筋も伏線もよく練られ回収されていて、大変おもしろい。瑛太、上野樹里、真木よう子はじめ役者もみんな良い。邦画のコメディでは下妻物語やラブ・コンおさえて個人的にベストにおどりでた。

もともと舞台のお芝居みたいで、これはぜひ舞台でも見てみたいな。