子どものころは183系というと、新潟のおばあちゃんちに行く伝統のボンネット型エル特急「とき」の181系をとうとうリプレイスしてしまう、新鋭だけどつまらない、切妻貫通形の憎いヤツ。という印象だったが、おれも35になったりして、いまのってみるとただの古くさい電車であった。
しかも、禁煙車のくせに、二十数年の歴史を背負ってか、車内が微妙にしみついたヤニくさい。
どうせヤニくさいのならばと、車掌さんに相談して、喫煙車に席を移す。
喫煙車はさすがにがらがらに空いていて、ダメそうなオヤジが3人ぐらい、そのダメ系ピープルに加わる。わーい。
いちおう、車両両端の席合計8人ぶんにカバーをかけて、荷物置場としてつぶしてはあった。