アタシ困リマス, 日本語のレッスン, 死亡告知 / 貞奴

book

先日、ずいぶんひさしぶりに www.sadayacco.com を見たので、手を出してみた。

「アタシ困リマス」と「日本語のレッスン」は散文詩。前者のほうが時おり光る。「死亡告知」はフラグメント系の自由文短編集。

若気(わかげ)フラグメントというのか、文芸部にいたころをおもいだす。

アタシ困リマス

アタシ困リマス

  • 作者:貞奴
  • 河出書房新社
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日本語のレッスン

日本語のレッスン

  • 作者:貞奴
  • 幻冬舎
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死亡告知

死亡告知

  • 作者:貞奴
  • 河出書房新社
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A Tribute To Nitzer Ebb / Muscle and Hate

music

一枚まるまるNitzer Ebbのカバーアルバム。 てっとりばやく MySpace (http://www.myspace.com/muscleandhate) にいけば試聴できる。

とりあえずControl I'm Hereを聴けば納得満足。きたー。踊りながらヘッドバンキングして帰宅できるだろう。誰でもやりゃあ作れるオケだが、やることに意義がある。1曲目のControl I'm Hereからだんだんテンションがおちていくので、満足できるところまで聴いていけばいいだろう。amazon.co.jpにはないがiTunes Storeにはあるので、その筋の人はいますぐクリックだ。

phony phonic / capsule

music

pnonyというぐらいでニセモノ感が気持ちよいポップス。ボサノヴァでもあり打ち込みでもありアコースティックでもあり8ビットでもあり。S.F. sound furnitureの感想と似ているが、似た感じ。S.F. sound furnitureのほうが名作感が高いが、これも充分秀作。職人仕事だ。

phony phonic

というわけで、最近のcapsule関係の話の一覧がぼくの持ってるやつです。ご参考に。> Hさん

S.F. sound furniture / capsule

music

ちょっとテクノ・8ビット感のある、渋谷系ポップど真ん中、ってなっちゃうんだろうか。とってもいいです。捨て曲なし。
ラストの「レトロメモリー」はテレビコマーシャルでも使われてたので耳にしたかたもおおいだろう。

S.F.sound furniture
レトロメモリー

移動メロンパン事業

diary

「移動メロンパン事業」「移動メロンパン」に「アフガン航空相撲」的なイマジネーションを感じて素敵。

モバイルでユビキタスなメロンパンの規格と実装をベースにした新規ビジネスとしてベンチャーキャピタリストやエンジェルから注目を集めたが、実サービス投入に手間取り、ユーザ取得の遅れや公告出稿不足から事業化に失敗、出資が引き上げられてキャッシュがショート、ということだと思う。

元Jリーガー山田隆裕さん、移動メロンパン事業で訴訟トラブル:社会:スポーツ報知

Richard Pinhas & MERZBOW with Discossession

music

エルドンのリシャール・ピナスとメルツバウがやるので行ってきた。Pinhas率いるバンドとMerzbowのセットは去年の暮れにもみたのだが、今回は演るのを知ったのがつい前日とかで、あと一日早くわかればいけたのに… と残念がっている人もいた。

Richard Pinhas Band @ Star Pine's Cafe 

SFHのFさんと現地で合流。

場所は渋谷のMixroofficeで、はじめて。狭いけど雰囲気も音もいいところだ。

まずはAnthony Bissettというひとで、6mmテープ (ナブラ) でループノイズを鳴らすのをベースに、自作? オシレータだかフィルタだかエフェクトパッチだかの壁にむかってぐいぐい配線しまくりで音とリズムのノイズの渦を作って壊していく。中盤持続音的なあたりから俄然よくなってきた。岩盤浴ならぬブリープ・ノイズ浴みたいな。

Discossessionは70年代のアナログなプログレとかテクノな音源を押さえてまわしていくDJユニットで、たしかLos AngelesのCreopatraかどっかのTangerine Dreamのダンスリミックスのまえに、The Human LeagueのBeing Boiledをつなげていたりして、中年殺しだ。

そしてRichard Pinhas先生とMerzbow. 残念ながらピナス先生、最初のほうは全然音がでていなくて、PA側の問題だろうか。後半若干聴こえてきたが、自分の音をモニタできなくて大変演りづらそうだった。そもそも満員の山手線のなか、座席の片隅でギターを弾いているような状況だったのでいかんともしがたかったかも。

Merzbowこと秋田昌美はなかなかすばらしくて、前回のPinhas Band + Merzbowのときはひたすら爆音ノイズでアンサンブルを破壊していたが、今回はアイディアや展開もゆたかで、音量も、演奏後すぐに隣のひとと会話ができる程度、しかし全身の細胞の漿液が入れ替わるような重低音ノイズの洪水で、たいへん心地よくすばらしかった。これで2,000円なのだから大変すばらしい。やっぱり東京は最高だ。

立錐の余地もない現場、御大ピナスのトナリの私。

Nouvelle C5

car

新型シトロエンC5発表、全方位で大幅にアップデート
ティーザーサイト

ティーザーサイトは、日本時間だと月曜の昼ぐらいになにか情報がでるみたい。

今回驚いたのは、同じ名前でモデルチェンジしたこと。というかいわゆるモデルチェンジ、フルモデルチェンジって90年近いシトロエンの歴史上はじめてだと思われる。いままでは次々に違う名前で新しいモデルが出ていただけだから。
(戦前にもC4とかC6というモデルがあったが、これは単にいま出ているモデルと名前がかぶっているだけでFMCとはいえないだろう。それいったら同じく戦前にもBMW 328とかあったわけで。)

シャーシはC6ベースでさらに大型に。(C6シャーシってC5ベースだった気もするけど)
幅が1.86mになっちゃった。もういまどき気の利いたクルマはみんな横幅1800mm超えてるね。安全性安全性ばっかりいうからこんなことになってしまう気がするなあ。

「サルーン」と「エステート」らしい。
「ベルリーヌ」じゃなくて「サルーン」なのはまあいいとして、「ブレーク」じゃなくてエステートですかそうですか。

カッコはわかりやすくてかっこいい。かっこいいけど、グラスエリアとケツはAudi A4/A6から、サイドラインはBMW 3erからとってきた感じ。でもまあ普通に売れそうだ。というか売れてくれないと困る。
最近のクルマ、特にヨーロッパ系でクセの強いデザインのクルマは、まず写真だけ見るとピンと来なくて頭をかかえ、しかし現物を見ると凄く良くてくらくらする、というパターンが多くて、C6とかその典型例だ。
しかし新C5は、写真だけでそれなりに良くみえるので、かえって実物が心配だ。

「油圧式サスペンションのハイドラクティブ3プラスに加え、金属バネ・サスペンションも設定」
うへえ。

「車線を逸脱するとドライバーに警告するレーンデパーチャーウォーニングシステム」は例によって日本では付かないと思われる。

いちばんがっくり。セダン (サルーン) は単なる4ドア車になってしまった。フランスの名産物、5ドアハッチバックではなくなってしまった。
単なる4ドア車なんて、そのへんに掃いて捨てるほど走っているではないか。そんなモン欲しがるやつはベンツかトヨタでも買ってくれよもう。

ちょっといいのは、リアウインドウがCX, C6みたいに逆反りで凹んでいること。すこしほっとした。

てなわけで、2008年夏ぐらいに日本国内販売開始、400万〜550万って感じでしょうか。なんだかんだいって、しょうがないよね、コレかなあ。
「いちおうジョグ復活したしね…」と寂しく笑ってW53Sに機種変するソニエリファンのような心境だ。

Je t'aime moi non plus / Sven Väth feat. Miss Kittin

car

Sven Väthはドイツのテクノ系DJで、フランスの、同じくテクノ系DJの Miss Kittin とのカップリングの一曲。

GainsbourgとJane Birkinのデュエットで最初に世にでた曲らしいが、後半にジェーン・バーキンのあえぎ声が入ってて、不健全であるとか叩かれつつもヒットしたらしい。YouTubeにPVがあるが、「こりゃ凄い息、マラソンでもやったんスかね」とか詰まらないナレーションが入ってF/Oする。

wikipediaによれば、この曲はもともとブリジット・バルドーとのデュエットだったらしい。しかもSergeとBrigitte Bardotは当時ひそかに不倫してて、で後半にブリジットのあえぎ声が入ってて、これはネタ的にやばすぎるということで近年まで封印されていたそうだ。セルジュ・ゲンズブールは愛娘シャルロット・ゲンズブール (お母さんはJane Birkinだ)とのデュエット曲でも娘にあえぎ声を出させて入れていた記憶があるし、ほかにもこの手のネタばっか。さすが歩くセクハラ、一生セクハラ男だ。

で、このSven Väth + Miss Kittinによるバージョンはチープなシンセポップになってて、あえぎ声もずいぶんおとなしいのだが、そんなことはどうでもよくて、プロモビデオに延々とSMが映っている。もはや曲やSvenさんやKittinさんはさておき、これはSMが主人公、SMのプロモビデオであると言っても過言ではない。全国一千万のシトロエンファンのみなさんは、鼻血を拭く準備をととのえてから、動画再生して卒倒していただきたい。

Shrook

tech

OS X用のRSSリーダ。
http://www.utsire.com/shrook/

操作性が抜群によい。EmacsのRMAILしかり、GNUS/Gnus や Mewしかり、情報をぐいぐい見ていくものは、スペースさえ連打していけばどんどん見ていけるものでなければならない。その点じつに申し分ない。最大で4ペインになるのだが、いまどこまでどう見ているかによって、よしなに3ペインになったり、細かい挙動やキーバインドまで気が利いていて好みに合っている。

いままで何度かRSSリーダは試したのだが、よしこれなら一緒に生活していこう、とおもったのはこのShrookだけだ。
(livedoor readerは相当よくできているし、web basedなものなら最強レベルだとおもうんですが)

それまではSafari内蔵のRSSリーダを使っていたのだが、これが常時未読が時々刻々と見つかって増えて溜まっていくので、おおげさにいうとRSS新着恐怖神経症みたいになってしまった。
よく時間の使い方のコツだのGTDだのに、メールやRSSを読む時間を切り分けよう、自動新着チェックはやめようなどと書いてあって、そんなのは能力の低い使えねえ奴の戯れ言だとおもっていたのだが、気付いたら時間の半分近くをひたすらRSS読みにつかっていたある日の自分に気付き、いやこれはさすがに洒落にならないと客観しました。ネットワークインタフェースだって、promiscuous modeはドライバもCPUも大変ですもんね。
Safari RSSって、たまに既読状態が失われて全部未読になってしまうのも痛かった。

Shrookの難点はメモリやCPUを食ってしまうことだが、まあやっていることを考えればある程度は仕方ないかな。

人のセックスを笑うな / 山崎ナオコーラ

book

19歳の男の子(主人公)と39歳の子供っぽい女との恋愛小説。
吉行文学をほのあったかいミルクでうすめたような、レトリック薄めのただようような感覚的な文章が、周辺から描写してゆく感じでけっこう良かった。
ちょっとこの人の作品ほかにも読んでみよう。 

人のセックスを笑うな (河出文庫)

人のセックスを笑うな (河出文庫)

  • 作者: 山崎ナオコーラ
  • 出版社/メーカー: 河出書房新社
  • 発売日: 2006/10/05
  • メディア: 文庫
  • 購入: 6人 クリック: 130回
 

作者のWebとか日記とかなつかしい感じで実によい。

2000年以前の、なつかしい「Web日記」の雰囲気だ。
これですよこれ。「ブログ」なんて、所詮この数年に勝手に毛唐が言い出したことに過ぎんです。いまだに俺は「ブログ」って単語は「セカンドライフ」「Web 2.0」並に、「遅れてついてきてることに気付いてない」系の恥ずかしさで、口に出すのは抵抗がある。

そんなわけで、ついでに、10年ぶりぐらいに「貞奴」www.sadayacco.comとか見ちゃいましたよ。何もかもなつかしい。
この勢いでhttp://mai.co.jp/とかも閲覧していくと、タグ打ちする女の子がまだみずみずしかった1990年代中ごろに戻れるだろう。むしろWebじゃなくてW3。

しかしこの著者の名前「山崎ナオコーラ」、SEO的には相当ポイント高いお名前だ。ぐぐっても完全に彼女しかでてきません。やっぱり時代はSEOでドットコムでマッシュアップでWeb 2.0ですよね。