たしかインクレディブル・ファミリーを映画館で観たときの併映短編。Pixar短編見続けて30年、どれも素晴らしいが、その中でも珠玉の一編。
ふわふわ肉まんの質感。肉まん坊やの豊かな表情と仕草。徐々にパッションを取り戻す母親。親離れ子離れという不変のテーマ。ショッキングな展開から和解と愛への着地。
主人公たちの描写がばりばりアジア人デフォルメですが、お話の後半のキーとなるパツキンねーちゃんも逆にブロンド白人娘の誇張たっぷりで描いてあり、この互いのギャップが、異文化交流と相互理解という、物語の締めと感動へのパツパツの助走になっている。 そして、これが一切セリフのないノンバーバルな脚本と演出であることで、画とストーリーとアイディアの素晴らしさがさらに倍。号泣ノックアウト。