Citroen C3 Pluriel Charleston Limited Edition

C3が輸入されなくなった日本はさておき、本国ではC3 PlurielのCharleston Limited Editionというのが出ていました。

2CV系属性はない俺ですが、これは、相当、やばいのではないでしょうか。
遊び金どっぷりの身分だったら、はっと気づくとうっかり購入ボタンを押していたり、はっと気づくとお店で包んでもらっていたりするところです。

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C3 Plurielは何がいいって、屋根の布だけ外してオープンとか、さらに窓枠全部外してフルオープンとかできるけども、その外した布とか窓枠は、クルマには収納できないので、おうちに置いておくしかなく、出先で雨が降ったらあらゆる台無しになるという、その刹那な しょうもなさでしょう。

江戸の「粋」には「痩せ我慢」も重要なファクターで、その痩せ我慢こそが洒落の本質であるとブランド系洋服屋だった私の死んだ親父も生前申しておりまして、おそらく 全くそのとおりであります。

そこいくと、オープンだけど、雨が降ったら20秒でキッチリ屋根が閉じて、水も漏らさぬ高品質っぷり、なんてものは野暮の骨頂のドイツ野郎なのであります。

ただそんななかでも、OpelのAstraのCabrioは、ほら俺オープンだぜみたいなホルモン臭ポマード臭はいっさい出さず、食後の飼い犬みたいな詰まらなそうな顔つきで、でも しれっとカブリオレだったので、野暮のむこうに漂う「粋」があって、実はすごく良いと思っているのでした。

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