赤塚不二夫さん逝去

「太陽ってどっちの方角から出るんだっけ」
というのをいまだにぱっと覚えていない。

「西からのぼったお日さまが ひがし〜に し〜ず〜む〜」はウソ。
というふうに覚えているので、いつも頭のなかでこの式? を実行して答えを得ている。言語処理系でいえば、まだ定数化されてない。

しかもこれは歌の一部だから、頭のなかでこの一節を唄って、それをひっくり返すという脳内処理をするわけで、どうしても実行時間がかかる。

つまり僕は、日がのぼるのはどっちだっけ? という常識事項の呼び出しに対し、だいたい2秒ぐらい考えないと答えが出てこないという、うすらバカな要素を持っている。

(東西も同じで、頭に西ドイツと東ドイツの地図をよびださないと、どっちがどっちかぱっとわからない)

一度気合いで覚えてしまえばいいんだろうけど、
(なんでそんなことに気合いがいるのかはさておき)
たぶん頭のなかのシナプスというかハッシュテーブルがそこんとこが壊れているんだろう。

でも、いいの。
これからは、せめて太陽の出る方角を思い出すときぐらいは、いつも2秒間バカボンの歌を反芻し、赤塚不二夫さんのことを想い出すようにしよう。
合掌。