未来世紀ブラジル サウンドトラック

僕は社会人になったとき(1992年)から、仕事というものはあらゆる連絡伝達相談は電子メールでしょう、という教育と環境と人生を送ってきているので、カミの書類がああだこうだと行きかうタイプの仕事に対して、基本的に滑稽な印象がある。

たまに保守とか納品書とか、ぺらぺらした紙にハンコとか押していると、つい頭に流れるのが 'Brazil' で、つまり「未来世紀ブラジル」の、あのヘンテコな書類だらけのカリカチュアライズされた奇妙な官僚主義のイメージだ。

未来世紀ブラジル

以前、部下の女の子に、「もりもとさんが書類仕事をしているときによく歌っている、あのうたはなんていう歌ですか?」と鼻歌でおしえてもらったぐらいだ。

そんな「ブラジル」好きにはたまらないのがこの一枚で、各シーンを覚えているような人なら、一曲一曲を、ああこれかとたのしめる。
ドライブにもよし。仕事がえりのつかれたときに聴くのも、へんてこな仕事のストレスを、へんな方向にゆがめて曲げて放り投げてしまうことができておもしろい。