mhatta 先生のおっしゃる道を後ろから歩くばかりの毎日であるが、これもなかなか当たり。
絶賛されていた、デューク・エイセスによる「新しい歌」はまさにキターというかっこよさ。ただ、もうちょっとポリフォニックに散らしたヴォーカル編曲だったらもっと良かったかなぁ、とか無いものねだり? ヘテロフォニーは軍歌のおじさんとかスマップで充分だから。
コシミハルの「あなたのいない世界で」。コシミハルというと、1982年ごろにテレックスとかミカドとかベルギー系のトーイシンセポップと細野晴臣の仲人でいろいろやっていた記憶がいまだに強く、で、このCDに入ってるのもまさにそのころの音と歌声で、あなたは一体何歳なんですかというタイムカプセルを開けたような。
水森亜土もよい。
野本かりあという人は知らなかったのだが、新型野宮真貴というか小西康陽氏の次期兵器みたいだ。「野いちご」は、「U2 + デペッシュ・モード + 東京歌謡曲」とでもいいましょうか、ストロベリー・スウィッチブレイド的なイギリスくささが充溢する個人的にツボはまりまくりの曲。
小西康陽さんの曲はどれを聴いても「ははぁ、ここでこうするのか」という下世話さとアイディアが感じられて大変すばらしい。こういうのを聞くと、また音楽をやりたくなって下腹部がむらむらする。演奏自体にはもともとあまり興味はなく、好きで得意? だったのは作曲や編曲や企画だ。女の子たちにこういう曲を書いたり、録ってミックスしたりライブに出たり、んでもってドライブしたり恋愛しあったり結婚して一緒に楽しく暮らすのが人生だよ君。