419系

福井駅に白地に青線の不格好な電車が止まっていて、583系のなれの果て、419系だった。

583系は、世界でもめずらしい寝台特急電車として、直流1500V区間、交流20000V区間(50Hz/60Hz) の3電源仕様対応も含めて当時の国鉄の技術の粋をきわめた電車車両だったが、寝台特急電車というもののニーズが縮退し、いまは、内装の2段式/3段式寝台座席は取り払われてただの通勤座席に、先頭車両は特急形から、たたのつまらん切妻形(というか、中間車両のはじっこに運転席を急造したのだとおもう)に。しかし車体は大きく、窓の配置ももとのままなので、どこからどうみても無意味に大きく不格好な、悲惨な余生を送っている。

こういう「技術トマソン」みたいなネタは大好きでしょうがない。

なんか583系マニアのサイトhttp://www.ec583.orgなんてのもあった。

http://www.ec583.org/583info/howabout583.html#howabout_419によれば、福井のが最後の419系らしい。結構貴重なものをみたことになる。