3298

(そういうモデルなのでしょうがないが) のり心地最悪。BMW 325i Mパッケージぐらい硬い。まわせば面白いのだろうがまだ 134km しか走ってない新車もいいところなのでまわすわけにもいかないし。車高も低いので気を使う。全然生活の道具になってない。生活の道具じゃないといわれればそれまでだが。

買いだしにいったので、結局荷物をボートピープルのように満載して帰ることになった。

フランス車だと、たとえどんなに荷物を買い込んできても、オレはお前らを絶対積んじゃうぜ!という心意気のようなものが、どの車からも発散されていて、転がす人間のほうも、こいつと一緒に生活しているという、ひろしとぴょん吉、のび太とどらえもんのような、仲間感、信頼感がある。
それは世田谷の奥様が長いフランスパンをお買い上げになって颯爽とご乗車、みたいなアホなグラビア写真ではなくて、もっと醤油で煮しめたような、下駄履きの一体感だ。

ドイツ車には、いままで数台経験したどれも、そういうのは、ない。「あぁそれはボクの仕事じゃないから」とかすぐに言い出すチンカス野郎のような雰囲気があって、数分でイヤになってしまう。やっぱり生活を一緒につき合う気にはなれないな。