音楽 / 三島由紀夫

book

オルガスムスを得られない悩みを、「私には音楽が聴こえないんです…」

主人公の精神分析医が、特異な症状を主張する女性患者に出会ってから、その治癒にいたるまでのさまを手記として綴った、小説中小説のような作品。婦人雑誌に連載されていたもののようだ。大部の作品でもない。十数年ぶりに読んだ。

当時のジャンル分けでいえば中間小説というやつだろうか。

三島由紀夫独特の「ギリシア彫刻の天駆ける衣の襞のような(三島作品についてよくある形容ですね)」レトリックはこの作品にはなく、執筆ターゲットにあわせたためかもしれないが、あっさりと、しかし計算された読みやすい文章。ネタバレになるからあまり書けないが、進行や伏線やサスペンス性もわるくない。題材の性質上、心理分析関係の単語群も頻出するので、この手のもろもろが好きなかたにもおすすめ。大人が数時間を味わい深く過ごせる良質のエンターテイメント作品。 

音楽 (新潮文庫)

音楽 (新潮文庫)

  • 作者:三島 由紀夫
  • 新潮社
Amazon

百 / 色川 武大

book

リラックスした諦念のような、でもそこかしこに激しさがきらりとのぞくような色川 武大の随筆や文学作品はかなり大好き。色川武大というと、どうにも別名の阿佐田哲也名義の「麻雀放浪記」のほうが著名で、しかもそれらは真摯な娯楽小説であるため、何かと軽く扱われぎみだが、ぼくは色川武大/阿佐田哲也は「素晴らしい日本語文章を書く人」のベスト10に勲すべき人だとおもう。

川端康成文学賞を受賞した「百」をはじめ、この短編〜中編集は似たようなテーマの作品があつめられているのだが、冒頭の「連笑」もかなりよい。イイ! 

百 (新潮文庫)

百 (新潮文庫)

  • 作者:武大, 色川
  • 新潮社
Amazon

Google Maps

先日、世界中の衛星画像もぶっこめたよ、という話をきいたときには、どこをみても画像ありませんばかりだったが、してみると画像追加作業つかメンテ気味だったのかな?

自宅キター

練馬あたりはだいたい10年前の写真のようだ。

Yahoo! 360

こちらスネーク。Yahoo! 360に潜入成功した。

ってもういまさら SNS どうでもいいな…invite してほしい人はいってください。