サンキュー・ハザード = 「レス」

30 超えたら、もうばからしくなった。
大学生のころは、道も自動車の運転も一通り覚えてきて「都会のイキなクルマ・コミュニティにボクも入れたんだ!」みたいなうれしさと勘違い :) の時期に、その印としてせっせと合流してはサンキュー・ハザードを出していた気がする。
ただまぁ、いまになってみると微苦笑というか、あれは「レス」と一緒だったのだなぁとおもう。

メール送受信がそれなりにできるようになってきて、へーぇ引用ってこうするのか、かっこいい、へへっ To: と CC: も使いわけちゃってるぜ俺、みたいなフェーズにおいて、どっかから聞き込んだ「メールの返事 = レス」ちゅうフォークロアが頭に染み着いてくる。
「イキなネット・コミュニティにボクも入れたんだ!」の表明ですよね、「レス」って。*1あ、ちなみにおれは「レス」って使ったことないっすよ。タイプしたのも、まさにいまこれを書いているのが数回めぐらいかなぁ。

で、幼虫期を脱すると、あぁ、なんかわけのわからないスラングを使っていたなぁ、うひひ恥ずかしい、とか思い出すわけです。

つーか、いちいち明示的にお礼を表明しないといけなくなったらまずいよ。少なくとも、「あ、あいつ、サンキューハザードしなかった」とかカチンと来るみたいな状況は絶対おかしい :)

かつて NAVI 誌を熱烈愛読していたころ*2、鈴木編集長は、サンキューハザードされると「お前らの世界におれを引っ張り込まないでくれ..」といういやな気持ちになると書いていたが、わかる気がする。

もちろん、

「先方に渋滞あり」とかのハザードはありっすよ。つーか、ハザードって他者に危険を知らせるもんなので、というかそもそも hazard なんだし :)

峠な人の

「前方に一般車あり、通常速度に落せ」もこの変種としてありかなぁ。まぁ峠な行動の是非はおいておいて。
「よしそのバトル受けた」のハザードは、違うな :)


*1:わたしはいわゆる「パソコン通信」は後になってからちょっとやっただけなので、「レス」ってのは、最初ほんとに「一体なにコレ?」と思っていた.つーか、いまだから言えるが、fj とかにNIFTY-Serve 族が大量侵入してきたころのショックと嫌悪はいまだに忘れられない。お互いに、傷ついたよね..あれは「変化」であっていいわるいもないけれど、netnews って、あのころで、死んだのだと思っている。
*2:これはこれで幼虫期だったとおもう :)