三沢空港、航空自衛隊 三沢基地、米国空軍 Misawa ABのとなりにある。
なのでその手の展示もある。
館内で最初に出迎えてくれるのは、はじめて太平洋無着陸横断飛行に成功したミス・ビードル号の復元機。なるほど、そうなんすね、という感じで、次へ…
ウエストランド・シコルスキーS-51. 東北電力が使っていたもの。
エンジン。
空冷星型がこんなふうに入ってる。重心どまんなか。すごい。
ヘリコプターの空冷星型というとシコルスキーS-55が思い浮かぶけど、S-55はこの機種の発展系らしい。エンジンをお腹から鼻先に持っていったんだね。
ここの目玉はやっぱり航研機。本物は羽田の地下に埋まっているので、ここにあるのはレプリカ。でかい。
零式艦戦の21型(のレプリカ)もある。
「ゼロ戦」の展示というと、ときに戦争の悲惨さ方向に振ってみたり、あるいは日本人の叡智と英霊のイケイケドンドンになってみたり、さらに最近はジブリの映画も加わって「めんどくさいなー」という気が起きてしまうのだが、音楽でいうとビートルズやマイケル・ジャクソンの面倒くささに似ているね。
ここのはそんなでもなく、割と淡々と「モノ」として見ることができる。
その手前には、零戦設計者の堀越二郎はじめ、戦時中の戦闘機設計者全員が「アベンジャーズ」のごとく加わってつくったYS-11もあるが、そういった関係性の説明はそれほどでもなかった。
十和田湖から引き上げられた一式双発高等練習機。くっしゃくっしゃ。
さて、三沢航空科学館で僕がいちばん見たかったのは「彩雲の尾翼」なんですが、館内の案内やサイトにも書いておらず、展示員に聞いてもすぐにはわからず、年配のおじさんに聞いてはじめて「昨日から別の展示に貸し出してるんですよ」ということが判って、残念…
狭い空母のうえで、脚を出して前上がりでじっと駐機してる状態での全長をなるべく抑えるため、末尾がななめにカットされてるんですよね。
さて、外にでると、いろいろその筋の実機が展示されてます。
三沢ABのF-16はもちろんのこと、
P-3エレクトラの輸送機型UP-3. 偉い将校の個人機だったらしい。
お約束のT-33. 夕方に入間に低空で飛んでいく連絡機が練馬からは毎日夕方に見られた。P-80/T-33と零戦の胴体構造の類似点とか言及されてたらひと味濃くて面白かったんだけどな。
ほかにF-104J, F-1, T-2 (ブルーのも), T-3などもありました。
一番はじっこにあったF-4EJ改。