007 スペクター

007 Spectre先行上映観てきた。

これは、うーん、ボンドものをさんざ観てきた層向けの二次創作というか、歴史の復習・集大成、再解釈を確認していく映画だ。スパイアクション的な要素は話を進めるための接着剤。過去の人物や猫や車のナンバーなどが頭に入ってないとつらい。題名からしてそうかなと思ってたけど、予想よりもそういう映画だった。ヒルデブランドなんて、創元推理の短編集 (「薔薇と拳銃」所収「珍魚ヒルデブランド」) を読んでないと分かんねーよな。詳しくないので想像だが、各時代のエヴァンゲリオンのメイクの差分を論じて愉しめ的な感覚?

そういった、討論会のあと。のような感覚の一作だった。スカイフォールでのBMT 216Aには、タメてからのカタルシス、待ってましたの渋いファンサービスが満点だったのだが、今作は、あれ? 僕のツボ、全部無傷なんだけど… 

 

007/薔薇と拳銃 (創元推理文庫)

007/薔薇と拳銃 (創元推理文庫)