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Acer C720 Chromebook

Chromebookなるものを、我もしてみんとて。

学生さんと面談していると、ときたま使っている人がいるし。基本的にヘンなものは好きだし、あと安いし。

というわけで、新品だと3万ちょいのAcer C720 Chromebookを、中古で2万円台でamazonで注文してみた。さくっと届く。 

付属のACアダプタのコンセントソケット部分はアース付きの3ピンで無用に長く、かつアダプタとの接続部分も3ピンのメガネというものだったので、3ピンメガネからすぐコンセントに挿せるようなアダプタも別途購った。

ELECOM 電源プラグ ノートパソコンACアダプタ直結用 3pin-2pin 垂直 T-PCAD32V

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Acer C720 Chromebook本体のスペックはIntel Celeron 1.4GHz, メモリ2GB, SSD 16GB, ディスプレイ11.6inchというもの。ヘビーに使い込むようなものではないし、使ってみてこれで全然不満はない。

大きさの対比。MacBook Airの上にAcer C720を置いて、その上にiPadを置いたところ。

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どういうユースケースで使うかというと、ちょっと居間で何かしたい、かといってスマホだと操作性も見えるサイズも小さくてイマイチ、でもタブレットよりはちゃんと操作したい、というようなとき。具体的には、YouTube, Hulu, Amazonといったネットサービスやサイトを、「タブをどんどん開いて」使いたいときにちょうどいい。(かつ、MacBook Airが、立ち上がらないと取れないような遠くw にあるとき、ね)

キーボードの出来は最良ではないが、まぁ打てる。

液晶はそんなキレイではないが、映画は充分視聴できるし、別にこれでいい。

電池も割と持つ。だらだら使って半日は保つ感じ。

 

じゃあ外で使うかというと、もちろん外でもインターネット接続を常時確保すればいいのだけど、それはそれでちょっと面倒and/or電池を食う。なので、いわゆる「オフライン」状態でもテキスト書きぐらいはできるといいのだが、無理やりだまして使う感じがあって、いまいち快適ではない。

「オフライン書き」で使う一つの方法は、Android版Evernoteを使うことだ。ChromebookにはAndroidアプリを動かすためのランタイムがGoogleからベータで提供されており、それを使えばよい。

Getting Started with ARC - Google Chrome

ただし、Chromebookの画面の中央に「Androidエミュな画面空間」が出現し、その中で箱庭的にAndroid版Evernoteが動作する。というものなので、キーバインドなどはかなりの制限を受けるし、快適な使い心地とは言えない。

単純に、全画面でいいから、Emacsキーバインドなテキストエディタがオフラインで動いてくれればほぼ満足なのだが、惜しいなぁ。

 

他、使っていて不満なのは

  • Flashランタイムの日本語フォントが時にいまいち。具体的にはHulu視聴時に日本語字幕が化ける。購入当初は問題なかったのだが、何かしらのコンポーネントがどこかで更新されたらそうなってしまった。
  • トラックパッドの出来は悪夢そのもの。希望の場所にポインタを動かし、タップする。という基本的なことが全く出来ない。DELLあたりの安いWindowsノートあたりと同じ品質。この点は、大脳で考えると数秒後に壁に叩きつけて破壊してしまうので、意識に入れないようにしている。
  • Chromeのタブ切り替えのキーバインド Command-Shift-ブラケット が効かない。これは苦痛。Control-Tab (と、Control-Shift-Tab) を使えということなのだろうが、ControlとTabを同時に押すって、指使い的に最悪ですよね。これで良しと判断した人物は、一度も実際にこのキー操作をしたことがない愚かな人物なのだろう。なので、タブ切り替えをキーではなくトラックパッド操作で行うという愚かなことをさせられる羽目になるのだが、トラックパッドの出来が悪夢そのものなので、(上記同様、略) 意識に入れないようにしている。

 

おすすめの使いかたは「家族用のパソコン」だ。特に凝ったことをしないパソコン利用者が、アマゾンや楽天で何か買ったり、ご近所のからみでワードやエクセルをたまにいじることになったり。そんなとき、メンテの金銭コストと手間コストが無いChromebookはなかなか良いチョイスだ。

自分で使うわけでもない家族用Windowsの面倒とか見ていると、本来不要なWindows Updateの手間コストやOfficeの金銭コストなど無用な人生のムダが発生して、これは誰がインストールしたんだとかライセンスやアンチウイルスが重複して動いてるじゃないかとかこのDLLは何だとか、結局壁に叩きつけて破壊してしまう。実際に僕は東芝Dynabook Qosmioを拳で殴ってマザーボードに亀裂を入れ破壊してしまった。これは不幸だ。

企業用PC資源のコスト低減には、古来からシン・クライアントという攻め方があるわけだが、Chromebookは現代のシンクラそのものだし、「家庭内情シス」という評価されることも報いられることもない領域に悩むみなさん、Chromebookはちょっと良いですよ。