高速で成田方面に向かい、佐倉インターチェンジで降りてしばし。DIC川村記念美術館へ。
まず敷地がとても広く美しい。自然散策路(http://kawamura-museum.dic.co.jp/nature/)を楽しめる。大きな池と岡の向こうにDICの研究所が聳えているのが見える。
収蔵物は、印象派から前衛方面に向かってて、とてもいい。
モネの睡蓮の一部、ピカソ、シャガール、フジタ
そしてマレーヴィチ、マックス・エルンスト、カンディンスキー、マグリット、マン・レイ、ジャクソン・ポロック、サム・フランシス、ウォーホール… 特にFrank StellaのFlin Flon IIがよかったのです。
いっぽう、日本画のコーナーは非常におちついていて、じっくり鑑賞できる。
尾形光琳とか、それはもう素晴らしかったです。
「いっぽう」とは書いたけど、上にある大きな流れの源はここにもあるもんね。
常設はこんなとこだが、ちょうどやっていた展示が、中西夏之というかたの作品。
ベージュの背景にマルとTをいっぱい描いたやつ、それと、淡いグレーをベースに紫の模様が、ガンの患部の切断写真のように並ぶもの。
ずっと継続されている。まったくブレがない。
これらが大量に展示され、これも素晴らしい。
風光明媚なぶん、交通の便が悪いのが難点だが、最寄り駅からの送迎バスはもちろん、東京駅からの往復バスもあるとのこと。