東京時層地図: バブル期地図追加

iPhoneで, 明治時代から戦後と、過去の東京の地図を見てあそべるアプリ「東京時層地図」(Japan Map Center, Inc, 1,900円)に「バブル期 (昭和59〜平成2年)」の地図が追加されました。

ほか、「文明開化期」「明治のおわり」「関東地震直前」「昭和戦前期」「高度成長前夜」の各地図の最大解像度を一段階引き上げました。だそうです。

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東京時層地図

東京時層地図

  • Japan Map Center, Inc.
  • ナビゲーション
  • ¥1,900

さっそく、あの懐かしく愛する「バブル期」をみてみると。

東新橋一丁目、ようするに汐留再開発のあたりが、まだ何にもないよー。

とっとと「ゆりかもめ」を引きたいけど、貝塚とかでちゃって面倒くせー、ってステータスでしたね。広大な貝塚発掘現場になってました。そのもうちょい前は次期限定のビアホール「ジアス」とかありましたねー。

当然、その南の竹芝桟橋のまわりも、まだ何もありません。深夜に仲間と車数台で花火とかにくると、ライターの光がなければ、1mとなりのやつの顔も分からないぐらいの漆黒の闇でした。

レインボーブリッジもありません。ただ、現在のレインボーブリッジ展望台にあたるところへは、お台場側からは少しだけ仮の橋が架橋されていたようです。

もちろん、お台場とかデックスとかフジテレビのあたりは、全部がらがらのお台場運動広場です。あのへんって要するに、地の果てに「船の科学館」があるだけの、ここはどこの惑星でしょう?みたいなエリアでした昔は。

大崎まわりの再開発も全然まだですねー。駅の南西、いまはThinkParkがあるあたりは、まるっとソニーと明電舎の工場でした。

明電舎工場は当時から稼働はほとんどしていなくて、むしろドラマのロケに多用されていました。刑事ドラマで犯人が最後に工場敷地でカーチェイスとか、さらに工場建物に逃げ込んでスリリングな展開になるとか、仮面ライダーが怪人と工場で勝負するとか、その手のモノのかなり多くが大崎の明電舎工場ロケです。

初台のオペラシティも、まだ電電公社改めNTTの倉庫とか淀橋電話局のままです。昭和50年代にここを車で通ると、広大な空き地に、電話ケーブルを木製のボビンに巻き付けたもの、そのボビンば直径十数メートルぐらい、がゴロゴロしているという凄い景色が広がっていました。 

そんなこんなで、ブラタモリとかああいうのが好きなひとにはいい感じのコンテンツ充実がさらにはかられています。スクリーンショット載せたいところですが、載せちゃうとこの会社商売上がったりなので、がまんがまん。みんな、買って試してみてね。