music for hack: 精神の防御・集中・高揚ツールとしての音楽

NAVERまとめ」に転載してみました。おもしろいこれ!

http://matome.naver.jp/odai/2134021416885639201

仕事や趣味でハックしているとき、音楽やノイズをヘッドホンで聴くことがあります。

理由のひとつは、自分を本来の性能に戻すため。職場や家庭の環境に起因する「電話や会話やテレビがうるさくて、気が散って集中できないよ!」という問題を回避します。

もうひとつの理由は、自分をハイレベルに持っていくため。さらに自分を高度の集中状態に遷移させ、没入・恍惚状態に高めます。

このように、周りの環境から自分を守って高める方法には、個室を作ったり在宅勤務したりカフェにこもるなどいろんな方法がありますが、音楽をヘッドホンで聴くのは、コスト低くすぐ実施できて汎用性も高い方法です。

別に音楽でなく「音」でも構いません。精神集中の収斂を高める持続で、思考を妨げず、思考の送り風になるようなものであればいいわけです。

ホワイトノイズやピンクノイズでもいいんですが、どうせなら何か一工夫したレシピでいきましょう。

ハックツールになる音楽

音楽の選択は個人の趣味ですが、このような用途の音楽を考えるとき、言語中枢に割り込んでくる「歌」はもってのほかと考えます。特に日本語(というか母国語)はぜんぜんダメ。墓碑銘のように無意味なことを連続しているような英詞なら割と大丈夫。何を言っているかわからない遠い言語なら大丈夫。特に「歌」であることを成立させるためだけの、意味を持たない人工言語とかならさらに良し。

以下、「高揚」「ふつう」「鎮静」のジャンルにわけて、いくつかご紹介してみます。

ボケーっと街やテレビで流れる音楽じゃなくって、こういう専門性・用途性のある音楽もいいもんだぜ。ライフハックツールですもん。

防御・高揚

周囲の雑音防御、特に「会話ノイズ」から自分を守るためには、ある程度の音量レベルも必要です。

なので、まずはある程度のリズム・ビートもあって、高揚成分も高いものから。

Beelzebeat / Orbital

課題思索 → 解決思索 → 高揚と展開する、申し分ない8分間。

The Girl With The Sun In Her Head / Orbital

こちらも思索と高揚の申し分ない10分間。CとかJavaなどやや静的言語に向く。ほんとかよ。

Two Months Off / Underworld

押し寄せるシンセ・ストリングスが、どんどん実装するぞというシナプスへの力になることでしょう。

たしか昔ウォークマンか何かのTVCFに使われていたので取っ付きやすいです。

America is Waiting / Brian Eno & David Byrne

もう我慢できないこんな糞コード、俺がリファクタリングしてやる! という負のポジティブさを引き出すのに良さそうです。

Yu-Gung (Adrian Sherwood Remix) / Einstürzende Neubauten

さらに怒りのコードをtenseに結実させたいときに。

Lush 3 (Euro Tunnel Disaster '94) / Walk About (John Peel Sessions) / Orbital

怒りまではいかないが、とにかくパワフルにコードをがしがしがしがしがしがし書いていきたいときに。

防御・平静

Les Chants Magnétiques IV / Jean Michel Jarre

落ち着いてstack traceやアセンブラ・レベルのデバッグをしていくとき、あなたのシナプスを仁丹のように落ち着かせ整えます。

Awakening (Edit) / Francois K Feat Barbara Mendes

こちらはBPMあるスムーズ・ジャズというかなので、エディタを捨てて海に行きたくなってしまうかもしれませんね。

The Flow (juan atkins remix) / Model 500

こちらも、エディタを捨ててクラブに行きたくなってしまうかもしれませんね。

Bliss / Phychic TV

なんかとにかくサクサク書きたいときに。ある程度までの量のCSSjsonとかを書きたいときにどうぞ。

(ある程度以上であれば、上のほうの「怒りのリファクタ」にしましょう)

Cups / Underworld

こちらはもっと汎用的に、淡々とさくさくと書きたいときなど。

防御・鎮静

Lazy Calm / Cocteau Twins

沈潜しましょう。気に入ったなら、Cocteau Twinsは「全部こういうやつ」なのでお勧めです。

A Stream With Bright Fish / Harold Budd & Brian Eno

沈潜しましょう。気に入ったならHarold Budd & Brian Enoや、Brian Enoのソロもどんどんdigしてみましょう。

Stardancer II [Body Love 2 Album 1977] / Klaus Schulze

4:00あたりから始まる涅槃系リズムで、入っちゃってください。

この曲はなんと、西ドイツ(当時)のポルノ映画のサントラとして作られた曲です。

Specific Gravity of Smile / Edgar Froese

これも1:30あたりからの涅槃系リズムの旨味を活用してください。

A Huge Ever Growing Pulsating Brain That Rules From The Centre Of The Ultraworld (part 2/2) / The Orb

さらに、徐々に仏教とかオウムな領域がかいま見られてくるかもしれませんが、ツールですツール

Phaedra / Tangerine Dream

聴き込むと鎮静・高揚、すべてに使えます。

このアルバムが売られていることは果たして合法なのだろうかというレベルで効きます。

「あと1時間でお前は死ぬ」と言われたら、たぶんこの一枚を聴きます。

Atem / Tangerine Dream

こちらも高揚・鎮静どちらにも。

E2-E4 Part 1 of 6 / Manuel Göttsching

最後は定番中の定番, E2-E4.

集中鎮静してプログラミングする精神環境としてもっともcanonicalなものではないでしょうか。

1曲59分です。

YouTubeにあがっているものは、YouTubeの先日までの制限(一本は10分まで)により、6分割されちゃっています。