KLAUS SCHULZE Japan Live 2010

ついにKlaus Schulzeが初来日した。

KLAUS SCHULZE Japan Live 2010

Klaus Schulzeというと、Tangerine Dreamの1stとかAsh Ra Tempelのメンバーだったとか、説明不要なひとには説明不要だし、説明が必要なひとにはかなり説明してもわからないと思うけど、計算機科学でいうとDonald KnuthとかBjarne Stroustrupぐらい、映画監督でいうとMarcello Mastroianniぐらい、電子音楽プログレ・ロックの重要人物だ。

この日は仕事でも大事な用があったり、友人のライブに本来なら参加しようかという日だったのだが、2〜3年の中期スパンでならそちらを優先しても、5年〜10年の人生スパンだと絶対後悔するので、蹴っ飛ばして東京国際フォーラムのほうに行かさせていただいた。すまんね。

KLAUS SCHULZE Japan Live 2010KLAUS SCHULZE Japan Live 2010

ちなみに最近は「クラウス・シュルツ」じゃなくて「クラウス・シュルツェ」っていうみたいだね。ぴんと来ないな。たとえばKlaus Schulzeと書けばすむところを、カタカナによる細かい原音主義に拘るのはくだらないことだと思っているので(検索のためのunique性を担保するためなら別)、ご本人による希望であればともかく、まあどうでもいいや。

ステージは、完全に御大おひとり。
後ろにはアナログシーケンサのラックが4ラック、ずどんと置かれ、まさにタンス状態。
楽器というよりは、EMCとかNetAppとかのNASやSANのかたまりにしか見えません。
これだよこれ、これだよこれ、これだよ!

「協力: Roland」のせいかもしれないが、正面のキーボードはFantomのうえにV-Synth GTを積んだものが左右に二組。でも下手のFantomしかほとんど弾いていなかった。
で、それらは、ああきれいな音ですね。というものだったのだが、一曲めの後半あたり、中央に秘蔵してあった Mini Moog? と EMS/AKS? あたりで、延々と発振しまくるソロに突入、これだよこれ!! 男は電子回路じゃなくて電気回路だよ!

1曲めが40分ぐらい、15分の休憩はさんで2曲めも40分ぐらい、そのあとアンコールが20分ぐらい。合計3曲。この手のはこんな感じですよね。
2曲めは、途中でシーケンサにまかせて御大が上手にフケっちゃう。しばらくして戻ってきたけど、おしっこかな?(笑)
でも、演奏中に自動演奏にまかせてどっか行っちゃったり戻ってきたりするのは、ジャーマンロックのクラウトスピリットそのもの。猪木がリングで1, 2, 3, ダァーッと叫んだり、小林幸子が紅白で巨大化するのと同様、もはや様式美なのでこれでいいのだ。
おしっこから(?) もどってきた御大、自分の席のよこで

Sequencer is beautiful. Electronic music!
と客席にむかってしゃべる。じーんときますね。

VJは、話題の「くつろぎ」もそうだが、ちょっといまいちだったなあ…これならぜひ俺にやらせてほしかった…

で、会場をでたところでSFHのFさんに偶然会いました。Uさんも来ていたみたい。