Drive to 2010 (新宿ロフト)

DRIVE TO 2010はフェスの一種なのかもしれないが、いわゆるフェスの、非日常を楽しめるけど疲れるわ音悪いわ聴きたいのはほんの一部だわ、というのに比べると、毎日ロフトであれこれやってますというのが結構良い。

ほかにも灰野敬二とかMoonridersとか栗コーダーカルテットとか相対性理論とか戸川純(すげえ前からソールドアウト), ヒカシュー, メトロファルスとかいろいろ出てて、あとOptrumとかドラびでおとか、すごい気になるのだけど、なまじすぐ行ける時間と距離と値段なので、どうも仕事ばかりしていてスルーしてしまっていた。

そんななか、マイミクのpideoさんひきいる Pyokn が出るというので、俄然スイッチが入りました。こどもたちのお昼ご飯をつくりつつ、夕方までビデオ制作をして、新宿ロフトへ。

松前公高みたかったんですが、ちょい間に合いませんでした。
でも、そのあとの岡田徹ユニットが。ラストに、80年代ピコピコのノリそのままで、御大がカシオトーンなぞ弾きながら「いとこ同士」とか演るんですよ!死にます。どんだけ中年殺しなんだと。

そう、全体的に「80年代ニューウェーブ」の空気なんですよ。
セッティング中のBGMも、TELEXとか「コンピューターおばあちゃん」とかばっかりで最高です。
新宿の歌舞伎町のきたなくて酒とタバコの吸い殻とネオンとちんぴらだらけのカオスに何もかがばっちりベストマッチです。ナイス。嫌なやつは東京からでていけ。

現地であったユキエちゃんと、以前お芝居で共演仲間とのジーニアスをみる。これがなんともよかった。打ち込み+生ドラム+ダンサー多数。ヤズーが渋さ知らズ方面に行ったような。ってきっと俺しか意味わかんない。
いわゆる渋谷系の対偶にあるような。でも新宿系とすると椎名林檎になってしまうので、あえていえば錦糸町系エレポップなんだろうか。こんなこと言っててもラチがあかないので、とっとと http://www.myspace.com/geniusjpn とか見てみてほしいと思います。ライブもいいけどスタジオ録音のほうもまた良いので、困っています。

pideoさんのPyoknはトリ。
ステージで、mixiの公式アカウントのサエキけんぞうさん(僕もいちおうマイミク)がMCでpideoさんにからんでいて、微妙にいろいろ面白かった。
pideoさんはエレピ(Roland RD500)、それにヴォーカルのおねえさん、そして相棒のおにいさんが BEHRINGER のミキサーにカオシレーターに KP-2 に DS-10 と、なんとも好感のわくセットアップ。ガール・エレポップにボッサとかいろんな要素がふりかかった、でもドイツプログレとかも聴くかたなので(坂本龍一が言うところの)隠し味の毒も感じる、いい感じでした。

そういえばドアのところで賃貸人格さんにも会いました。東京はやっぱり狭いので面白くていいところです。もし他にもどなたかすれ違ってシカトしてたらすいません。