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トランスモーファー

トランスフォーマーと間違えてレンタルDVD屋で借りちまった」「ネタ狙いで借りてみた」系のニーズに真摯にロックオンする一本。原題も Transmorphers なので、そのままです。

なんか2万光年とか宇宙のかなたに知的反応がいるっぽいので地球から友好メッセージ送ったらなんかやたら攻撃してきて人類ほぼ絶滅。はじまって2分ぐらいでいきなりこの展開です。
なぜこんなにいきなり展開するのか。最初にここまでやっちゃえば、あとは最小のセットと、最小の出演人数と、最小のCGで済みます。CGは… 初代プレイステーションをしのぐ画質です。

あとは、なんかひたすら、アクションシーンも、敵のロボットもなく、地下の司令室みたいなところで延々とモメてます。誰が司令官なんだ、その作戦はどうなんだ、いやモチベーションはどうなんだ、あげくの果てに寝るベッドの割り当てはどうなんだ、と、狭く雑なセットと、暗い照明のなかで、大根役者たちが延々とやってます。タモリ倶楽部空耳アワー」の、テンションをものすごく低くしたような撮影と演技です。むしろ、こんなダレたよくわからない話を大根どうしで長々と撮影していて、よく出演者がプッと吹き出さないものだと感心します。

たしかにB級映画好きですが、これはBとかじゃなくてDとかZの風格満点です。21世紀の 'Plan 9 From Outer Space' みたいなものでしょうか。

いちおうDVDパッケージ紹介しますが、YouTubeで見れば充分です。むしろアニメーションGIFとかでも充分です。吹き替えとか字幕なんぞ要りません。そういうレベルの問題ではない。

観ていると、あまりのシュールさに、虚無の笑いがじわじわとこみあげ、そして眠気がじわじわとこみあげてきます。これを観ていたせいで、降りるべき石神井公園駅を寝過ごして、大泉学園駅も寝過ごして、保谷駅に呆然と降り立つはめになりました。

ほかにも「トランスフォーマーと間違えて…」系はつきることがないようです。宇宙は広いです。