スター・トレック

帰宅中ひどい雨にたたられてしまったので、豊島園に迂回して映画館へ。
スター・トレック。

スター・トレック(宇宙大作戦)は、こどものころ見て、なんて退屈なホームドラマだとあきれてしまい、その後も何度か見かけるチャンスはあったが、基本的に苦手としていた。
なんか延々とやってる系のが苦手なのね。スター・ウォーズも、「帝国の逆襲」「ジェダイの帰還」あたりは、最後まで起きていられたことがない。
ただ、今回のスター・トレックは、初心者でも取っ付きやすい内容で、判りやすいストーリーと迫力のアクションということだったので見てみた。

CGやアクションは派手できれいだ。中身も途中まではわかりやすいかな。
後半は、タイムトラベルが入り乱れだして、あー、それ言い出したら何やったってもう成立するじゃん、勝手にやってろよオナニー。という気分になり、話に対する興味はゼロになった。

スター・トレックに関する知識はまったくゼロというわけではなく、いちおう主要人物の名前とか、Live long and prosper! とか Beam me up, Scotty! みたいな地口とか、Vulcan nerve pinch とかなんたらは知っている (知らないと、英語のくだけた技術文書とかテクノ系のヴォーカル・サンプリングとかサウスパークとかわかんないからね)。

とはいえど、なかなかこういう道は厳しいものだと再認識した。三国志とか中国の歴史とか興味・知識ゼロで「レッド・クリフ」を見に行って、すっかりケツが痛くなって映画館を出てきたときと似た感じ。

いやでも、レッド・クリフはジョン・ウーのアクションは楽しめたからなあ。
スター・トレックもいっそ監督ジョン・ウーで、植木鉢にコミュニケーターを隠しておくとか、宇宙構造にダメージを与えるワープ5以上でエンタープライズが惑星の危機に現れると銀河をバックに鳩が飛ぶとか、あるいはバズ・ラーマン監督でロック・オペラ風にすれば、あのいろとりどりな、ゴレンジャーみたいな惑星連邦の制服にも必然性がでてくるというものだ。インドのマサラ・ムービーみたいに、のべつまくなしに歌ってるのも楽しいんじゃないかな。こんなこといってると刺されそうだが。おっと誰か来