Synthesizer / Information Society

The Human League を90年代にパワフルに再実装したようなユニットとして愛聴していた Information Society.なんとUSのミネアポリス勢なんですね。3rd albumのPeace & Love Inc.とかもよかったけど(あー IBM-PC が大好きだ〜 というラブソング(?)Where Would I Be Without IBM とか、しょうもなくて良い)そのあと解散していたとは知らなかった。

しかし割と最近再結成して、おととし出ていたアルバムがこのSynthesizer.
いわゆるエレポップ、シンセポップを聴きたい、という方にはまあまあおすすめ。Baby Just Wants は、80年代の Human League だの ABBA だの、を再解釈した往年最盛期の Information Society (INSOC) の、さらなる再解釈または復活という感じで、ああまさに、はいはい、こういうの。という雰囲気。
つづく Back In The Day もそうだけど、ちょっとデジロックというか、日本でいうと中田ヤスタカぎみな、矩形波シンセベースがHPFとかBPFな感じもあり、capsule の FRUITS CLiPPER あたりが好きなひとならいけるのでは。
あとは同じく、80年代〜90年代〜00年代を振り返るエレクトリック・ポップ博覧会という勢いでアルバムはすすみ、最後は Kraftwerk の Expo 2000 へのオマージュみたいなSynthesizer (曲名です) で締める。

というわけで、その筋のかたにはまあまあ佳作ですよ。