Raoul and the Kings of Spain / Tears for Fears

Tears For FearsがRoland Orzabalひとりになってからのアルバム。

地味なんだけど、陰影・屈折ふくんだイギリスのギターロックのアルバム。ととらえると、実はじわじわとよい作品。表題曲のRaoul and the Kings of Spainは、いつまでも上昇していくかのようなサビの進行に、下降しつつ海の中を漂うようなAメロのコード進行、内省的なヴォーカルと、The Smithsあたりが好きなひとならぜひ一回聴いておけというような。モリッシーが唄っていても違和感ないし、ジョニー・マーがギターを弾いていてもばっちりおさまるような感じ。スルメイカのようにじわじわきます。

M2のFalling Downも、すっごいTFFっぽいですよ。