マラバール ひばりが丘パルコ店 (インド料理)

マラバールというとまず浮かぶのは高田馬場なのだが、高田馬場のほうは個人的に大失点な店だ。

父の癌の看病に疲れきった母を、いやおいしいモノでも食べようよ、ほら近所のインド料理でもさ、本番のナンは旨いんだよ。と連れ出し、いや私まえにもたべたことあるけど、どうもそんなにねえ、と気の進まない彼女を座らせ、まあ世界のいろんな美味いものを食べて気分転換しようよお母さん。とオーダーして、出てきたのが冷えたナン。
配られるのが作り置きのナン。
入り口のタンドールで焼いているのとは関係がないナン。

いや連れてきてくれてありがとうね。そんなことないよ、おいしいよ。
そうかいこれがインド料理なんだね。そうかいそうかい。
というテーブルを盛り下げるのもどうかと抑えていたが、怒りで指が震えてカレーをナンにうまくつけられないぐらい、これには頭にきた。

(店員の挙動を読み裏をかいて焼きたてナンをゲットするのが、早稲田や学習院の大学生の手練たちの馬場マラバールの楽しみかたらしく、まあそういう世界もわかるけどね)

俺は基本的にブログとか公開物には食い物屋のマイナス印象は書かないのだが、それでも書き放つほど頭にきたという。

しかしマラバールすべてがダメというわけではないので。

ひばりが丘のマラバールは数年ぶりの訪問だが、息子とふたりで満足。
カレー2味ずつのランチセットをシェアして、トマトとチキンの甘口、ほうれん草とゆで卵の中辛、ひき肉の辛口、あとエビカレーの4味を、でかい普通のナンとガーリックナンでいただく。あとはタンドリーチキン。

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お店のかたも地味だけど気が利いていて、家族連れの訪問にもgood.
というか、前回訪問は2002/11/14のことらしい。このときもひばりが丘と高田馬場のマラバールを比較して怒りキレている私(笑)

ちなみに、いまんとこ私のベストは、練馬の住宅地のなかにあるカリカ (旧称 シャネ・パンジャブ) です。