Nouvelle C5

午前は家庭菜園にいって雑草取りやらネギの土盛りやら。

午後はDEBUT FAIR-NEW C5 登場記念フェアの案内をもらっていたので、シトロエン世田谷にいってみた。
シトロエン世田谷とはいっても、僕がいま乗っているC5を買った、甲州街道沿いの給田あたりにあったシトロエン世田谷ではなく、馬事公苑とか東京農業大学のあたりにできた新生(?)シトロエン世田谷だ。

というか今年になってからプジョー・ジャポンとシトロエン・ジャポンが合併して、ディーラーもまたまた大幅に増えたり減ったり減ったりしているのでよくわからない。
だがまあこれもいつものこと。それでも、いくら会社が合併吸収併合され、ディーラーや工場が増えたり減ったり移動しようが、メカニックやエンジニアのかたは、行ってみるとみんなどこかで見覚えがあったりなかったり、これは例えばWeb業界が広いようで狭くて、いまの勤め先がどこだろうがいやーみんな元気だねえ、というようなものだ。ルノーに乗っていたときにルノーに日本撤退されたことを考えればどってことない。
とはいうものの、こんなことの繰り返しではとてもカタギのかたに購入をすすめることはできないので、いろいろ落ち着いていっていただきたい。

はじめてシトロエン世田谷に行ってみると(一時期、日本各所のシトロエン・ディーラーを視察するのが趣味? だったので、新生世田谷ももちろん脇を通ってみたことはあった)、確かにXantiaとかXmとかその筋の人もきているが、でもメルセデスとかボルボとかレクサスとか、新規顧客っぽい人も来客してるじゃないですか! すばらしい!
受付のお姉さんや営業のかたにうかがってみると、予想以上の来客数で、シトロエンはじめて見てみる方もおおいらしく、ありがたいかぎりである。

Nouvelle C5 / シトロエン世田谷ツアラー (ワゴン) の脇腹。現行BMW 3erの脇腹っぽい筋の造形がけっこうエロい。
Nouvelle C5 / シトロエン世田谷テールランプの脇は横にはみだした造形になってる。写真だけだとわかりづらいところ。
Nouvelle C5 / シトロエン世田谷リアウインドウの逆反り。C6もそうだが、CXの先祖帰りという明確なメッセージをシトロエン・ファンに発していてうれしいところだ。(ほんとか?)

ただ中に乗ってみると(試乗走行はしてない)、1.86mというちょっと勘弁してくれな幅の広さは気にならないものの、結構前席も後席も、包まれ感が強く、広いって気がしない。グラスエリアが結構狭い、つまりガラス位置が高めでリアウインドウのエリアも中から感じる分にはちょびっとなのが非常に残念だ。近年のドイツ車とか、むかしのマークIIあたりのトヨタ車みたいな、狭くて外からよく見えないのがカッコよくて恥ずかしくなくてヨシ、といったヒキコモリ・ロマンを一瞬感じる。これはいただけない!のびのびあかるく、いけしゃあしゃあとしたフランス車はどこいった!

(ちなみに、同じく展示してあるC4 Picassoは、室内の広さ、明るさ、デザインの能天気さと新しい提案が、家族でこのクルマに乗り込んでスタートすればたのしい人生に200%の確信が持てるという、ぜひおすすめしたいたのしさだ。)

室内の高級感は相当向上してます。たしかにウインカーレバーやパワーウインドウスイッチはじめ、各所のパーツは「やあ、みんな元気かい!」という、PSAの乗用車おなじみの部品だらけだけど、僕が免許をとったばかりの20年前のころの、子どもがつくったプラモデルみたいな品質だったフランス車とはもはや何もかも違う。
ブラックアウトされまくった内装は、むせかえる革の香りも相まってかなりかっこいい。
地味だけど、ライトのオートモードが、オフと独立して設けられているのも細かい改良だ。
(初代C5やC6は、何かと何かを押しながら(忘れた)エンジンオンするとオートライトモードになるという、隠しコマンド的な操作をしないと切り替えができないのだ)
例の、中央部が固定になってるステアリングも、ヒトのマネだけは嫌だという「ひねくれ」がシトロエンに堂々と凱旋してきたシンボルだ。ドアミラーの付け根のほうにウインカーがついてるのも、全世界がメルセデスSクラスの真似をしてドアミラーウインカーをパカパカさせてばかりの恥ずかしさにデザインの反旗を翻していてよろしい。

きょういろいろ見てみた結果としては、やっぱ室内がトヨタとかアウディみたいに狭い感じを受けるのがどうにも抵抗がある。
いまのC5を買ったときも感じたのだけど、(一部の)独車や日本車から(本来の)仏車にのりかえると、夏の海の家のタタミ敷きの広間に「イヤッホー」と大の字になるような、のんびりまったりそれでいいじゃないか感を感じるんだよね。でも今度のC5は、せっかく乗り込んでも会社の会議室にいるような感じが残る。「勤務時間感」が確実にあるのだ。
新C5は堂々とドイツ車正面勝負を挑んでいるクルマで、商品商材としてはそれもアリで心強いが、そうじゃない本来のまったり味の製品も出してほしいところ。いままでは、どちらかというとプジョーのほうがややそっち指向だとおもっていたのだが(由来もドイツ国境のアルザス・ロレーヌ地方あたりだしね)、ブランディングも今後かわっていくのかな。

C6 / シトロエン世田谷C6 / シトロエン世田谷C6 / シトロエン世田谷

こうしてみると、C6の「一見さんお断り」なデザインが実にしびれる。中も広いし。メルセデスBMWあたりとはちがって、成金風情には絶対に契約書にハンコを押せないクルマ。