帰宅したら届いていた。家のおてつだいを終えて、眠くて死にそうなのだが封を切る。
しかしDS-10といい、こんなイカス面白いトーイ・シンセが週にふたつも世に出るとは、太陽系でもきわめて珍しい出来事ではないだろうか。
以前のテルミンのときと同じく、ブックレットと組み立て式の本体。
もう矢も盾もたまらず、ばりばりと封を切る。
基盤のほうも、もう辛抱たまらんのか、思わずSYNTHESIZERの綴りが間違ってる。
本体の裏蓋なんか、部品が収まってたボール紙の箱の一部をきりとって使う紙である。まるで、東ドイツのトラバントやシトロエン2CVのエンジンルームの部品である。
はっ。電池が、電池がない。
とっさにテレビのリモコンとヒゲトリマーをこじあけ、戦時供出を行う。ごめんみんな。許せセリヌンティウス。
できたシンセサイザー SX-150 自体は、なかなか面白いオモチャだ。
音階とゲートは、本体についたリボンコントローラみたいな基板に、接点棒を触れて発生させる。VCOは矩形波がでるのみ。レンジとかピッチは上記の基板によるコントロールがすべて。エンベロープは、いちおうattackとdecayがあります。あとEGにかかるPitch Envツマミもあります。LFOは矩形波と三角波の選択、それとrateツマミ。そしてVCFはカットオフのツマミと、レゾナンスのon/offスイッチ。以上。であります。ただVCAのext inもできるので、つっこんで遊んだりできそうだ。
あとはブックレットが、もう過去から現在にいたるまで、メーカー、ミュージシャン、機種、あらゆるベタに明快に解説されていて、なかなかすばらしいまとめ。
さて、もう眠さが限界なので、DS-10とSX-150でいろいろやらかした動画がニコニコ動画にどんどんあがってくるだろうことを待たずに、もう寝ます。