Tour de Music STUDIO

ちなみに私がこれはいいなと使ってきたシーケンサーは、お借りして使っていたものも含めると、Macintosh Plus時代のPerformer,Roland MC-500/300.そこいくとRCP系とかYAMAHAのQXシリーズ, Cakewalkはあまりピンとこなかった。
あ、GarageBandは、これはこれでとても良い。Emacsに対するvi,クルマに対する自転車のような、ぱぱっとエンピツでスケッチするような手の早さがけっこういい。

そんな遍歴?のなかで特筆したいのが、Tour de Music STUDIOという、PC-9801むけの国産ソフト。
Tour de Music STUDIOは、白黒画面(というかPC-9801のグラフィックVRAM利用を1プレーンに押さえた)ながらもツボを押さえた操作性で、Mark Of The Unicorn社のPerformerのエッセンスだけを拾ってきて実装したような、動作も軽快で実に素晴らしいMIDIシーケンサ・ソフトウェアだった。
値段も2〜3万ぐらいだったか、当時にしては破格の安さであった。

なんだけど、いまぐぐってみても何ひとつ情報がでてこない。たいへん悲しい。1988〜1994年ごろの情報って、ミッシング・リンクといっていいほどWeb上の情報が欠落しているんだよなあ。