Spanning Sync

これはいい!

Spanning SyncとはMac OS X用のユーティリティで、iCalとGoogle Calendarの内容を相互に同期してくれるもの。

Google CalendarはiCalのファイルをインポートすることができる。逆に、Google CalendarはiCalフォーマットでカレンダー内容を公開できるから、iCalでそれを読み込む(同期しつづける)こともできる。でもこれらは、それぞれ一方通行でしかない。それぞれに加えた編集を、うまいぐあいに調停してくれるものはなかなかない。それをやってくれるのがこのSpanning Syncだ。

インストールすると、「システム環境設定」のなかにあらわれる。またOS Xのメニューバーにもアイコンが現れる(消すこともできる)。
そして、手動または一定間隔で、iCalの特定のカレンダーと、Google Calendarの特定のカレンダーとを同期してくれる。互いにコンフリクトが生じた場合はダイアログでどちらを選択すべきか聞いてくる(初回の同期はさすがに時間はかかる)。
Spanning Syncをインストールして運用するOS Xマシンは複数でもよい。実際、ぼくの場合は

会社のMacBook Pro - Google Calendar - 自宅のMacBook

の3点で同期をとっている。
僕のニーズは複数のiCalの同期をとりたいだけなので、特にGoogle Calendar自体との同期は必要ない。たんなる中継として使っているだけ。でもきちんと同期させてみると、Google Calendarもこれはこれで便利だ。使いやすいとはまだいいがたいが、携帯でも見れるしね。

Spanning Syncは試用期間つきのシェアウェアなのだが、これは金を払うに充分値するすぐれものだ。
ただ、リリースノートにはOS X 10.5 Leopardで使う場合の注意点について述べているところがあり、Leopard対応はまだ充分でないところがあるようだ。
きっと、32bit - 64bitの扱いの変化に追従できてないところもあるのだろう。だってほら、試用期間が、こんなに太っ腹。

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